『三國志14』武将能力:張苞の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その80】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第80回目は、張飛の息子である蜀の将・張苞(ちょうほう)についてお届けします。前回の関興は以下のリンクから。
人物について
張苞も関興と同様、正史「三国志」での記述は少ないです。「蜀書・張飛伝」の最後に、
「長男の張苞は若くして亡くなった」
とだけ書かれています。
それだけですね。
そのため字も不明ですし、そもそもなにをやった人かもわかりません。
張苞が死んだのち、子の張遵(ちょうじゅん)が幼かったため、張苞の弟・張紹(ちょうしょう)があとを継ぎました。張紹は侍中・尚書僕射まで昇進します。
子の張遵のほうですが、尚書になり、諸葛亮の子・諸葛瞻(しょかつせん)に随行して綿竹で鄧艾と戦い、亡くなりました。
その可能性もありますね。そもそも戦闘向きでない可能性も。
そんな張苞も、「三国演義」においては関興とともに活躍する、父譲りの猛将です。
関羽・張飛の死後、劉備に従って、関興とともに呉への復讐戦に参加したのは前回述べたとおりです。関興とは義兄弟の契りを結び、年上の張苞が兄になりました。
呉との戦いでは、張苞は謝旌(しゃせい)などの敵将を討ち取って活躍しています。
呉の孫権は和平をすべく、張飛を殺して呉に逃げた范彊(はんきょう)・張達を劉備のもとに送ります。張苞は二人を殺し、父のかたき討ちを果たしました。
劉備は呉との戦いをやめず、やがて陸遜の策略によって敗走します。
張苞は関興とともに劉備を救い、白帝城へと撤退しました。劉備はそこで亡くなってしまいます。
北伐においても、張苞は関興とともに諸葛亮を支えて戦います。
郭淮・孫礼と戦って撤退させたとき、張苞は敵将が山を登って逃げるのを見つけ、あとを追いかけました。
しかし人馬もろとも谷に落ち、重傷を負ってしまいます。療養のため蜀に戻りますが、まもなく亡くなってしまいました。
今回はそんな張苞の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:75
武力:87
知力:48
政治:46
魅力:67
主義:我道
政策:鋒矢強化(Lv4)(鋒矢陣形の効果が上昇)
名品:蛇矛(武力+5)(シナリオ「出師の表」)
父親:張飛
義兄弟:関興
親愛武将:夏侯氏、関興、張飛、張氏
シナリオ「出師の表」では「蛇矛」による武力+5の補正もあるので、じっさいの武力は92になりますね。蜀では趙雲・魏延に次ぐ武力です。
ちなみに1だと武力97ありました。
けっこう関興に助けられていますしね。ただ張飛の息子ということもあり、関興よりは強い設定なのでしょう。
シリーズ作品では、ばらつきのある関興とは違って、80~90台の高武力を維持していますね。
個性について
掃討:自ユニットの攻軍が上昇(艦船、兵器以外)。
豪傑:一騎討ちが発生しやすい。
怒髪:特定範囲内の味方ユニットが壊滅すると、自ユニットの士気が上昇。
猪突:命令設定で、敵接近時「無視」、自主退却「許可」が選択不可。
「掃討」は自ユニットの攻軍をアップさせますから、さらに攻撃力が上がりますね。
武力が高いので、関興同様「豪傑」で一騎討ちに持ちこむのもいいでしょう。
陣形と戦法
魚鱗、鋒矢、錐行
関興の「雁行」陣形が「錐行」に変わっているだけですね。普段は「魚鱗」でいいとは思います。
虎翼勇戦:ダメージ+「足止」付与。
突撃:ダメージ+敵の士気ダウン。
大喝:敵の防御ダウン。
挑発:「挑発」付与。対拠点可。
戦法の内容は「龍驤勇戦」とおなじようにダメージ+「足止」付与ですね。関興同様、野戦タイプの武将です。
総評
張苞は、後期三国志では関興と並ぶ武力の持ち主です。
とくにシナリオ「出師の表」では武力+5の補正が入る名品「蛇矛」があるので、武力は90を超えますね。
戦法としては、関興の「龍驤勇戦」とおなじ効果を持つダメージ技「虎翼勇戦」があります。野戦で活躍させていきましょう。
次回は関索を予定しています。
↓次回出来ました。