『三國志14』武将能力:曹彰の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その180】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第180回目は、曹操の子らのなかでは最強の曹彰(そうしょう)についてお届けします。前回の卞氏は以下のリンクから。
人物について
曹彰、字は子文(しぶん)。前回の卞氏の子で、同母兄には曹丕、同母弟には曹植と曹熊がいます。
若いころから弓と馬術に優れ、力は強く、みずから猛獣と格闘し、険しい道もものともしませんでした。
気質が荒かったことから、曹操は、
「おまえは書物を読まず、剣術を好むが、それは匹夫の勇というものだ」
と戒め、曹彰に『詩経』と『尚書』を読むことを課しました。
しかし曹彰は側近に、
「立派な男は十万の兵を引き連れ、蛮族と戦って功績を挙げるものだ。どうして博士になどなれよう」
とこぼしたといいます。
あるとき曹操は、子らに望みを聞きました。
すると曹彰は、
「私は将になりたいです。鎧を着て、武器を手に、兵の先頭をきって戦います」
といいました。
烏丸が反乱を起こしたとき、曹操は曹彰をこれにあたらせました。
田豫の策によって敵は撤退をはじめ、曹彰はみずからそれを追いかけます。弓の弦の響きとともに敵が倒れるといった腕前でした。
戦闘は半日を超え、曹彰自身もその鎧に数本の矢が当たっていましたが、物ともせず、いよいよ激しく戦いつづけました。
敵を深追いしたことから兵馬が疲れ切り、またこれ以上の追跡は命令違反にもなります。
しかし曹彰は、
「いま追いかければ、かならず蛮族を討ち破れる。命令に従って敵を放っておくのは、良将とはいえない。出発に遅れた者は斬る」
といい、追跡を続けます。
こうして曹彰は敵をさんざんに討ち破り、取った首や生け捕った敵の数は四桁にものぼったといいます。
さらに曹彰は、規定の倍の恩賞を将兵にあたえたので、喜ばない者はいませんでした。
長安に戻るとき、曹丕は曹彰に、
「功を自慢せず、受け答えは謙虚にしたほうがいい」
と助言を受けました。
曹彰はそのとおりにし、功績を諸将のものにしたところ、
「あの黄鬚が立派になったものだ」
と曹操は感心しました。曹彰はヒゲが黄色いことからそう呼ばれていたのです。
曹操が亡くなったのちは、曹丕に警戒されるようになります。
そして黄初4年(223年)、病気にかかって亡くなりました。
4番目の曹熊もそうですしね。
今回はそんな曹熊の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:83
武力:90
知力:40
政治:35
魅力:71
主義:我道
政策:長蛇強化(Lv4)(長蛇陣形の効果が上昇)
父親:曹操
母親:卞氏
親愛武将:曹植、田豫
武力ランキングでも夏侯惇、徐晃、孫堅といったそうそうたるメンバーと並んで10位ですね。
シリーズでも武力は90前後をキープしていて、評価の高い武将になっています。
個性について
掃討:自ユニットの攻軍が上昇(艦船、兵器以外)。
猛者:敵将を負傷、戦死させやすい。
果敢:自ユニットが「足止」にならない。
直情:敵勢力の罠から受ける被害が増加。
攻軍が上がりますので、ステータス以上の攻撃力を持っていることになりますね。戦場で活躍することができるでしょう。
陣形と戦法
鋒矢、長蛇、錐行
追撃戦が得意ということで、機動力重視になっているのでしょうね。
黄鬚剛勇:ダメージ+敵の士気ダウン。
急襲:ダメージ+「混乱」付与。
大喝:敵の防御ダウン。
攪乱:敵の機動ダウン。
「黄鬚剛勇」はダメージ技で、敵の士気もダウンさせます。ただ拠点に対しては効果がありません。
野戦向きの武将ですね。
総評
曹彰は武力90ある猛将です。戦闘能力は魏でも上位でしょう。
また「掃討」の個性を持っていますので、ステータス以上の攻撃力を持っています。
陣形は機動重視のものがそろっており、「足止」を無効化する「果敢」もあるので、戦場を自由に駆け回ることができるかと。
戦法も「黄鬚剛勇」といった固有のものを持っています。ただ対拠点戦法はないので、野戦型の武将といえるでしょう。
次回は弟の曹熊を予定しています。【追記】次回出来ました。