『三國志14』武将能力:廖化の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その206】|三国志14

2020年8月6日三国志武将能力評価三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

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『三國志14』三国志武将評価シリーズの第206回目は、蜀滅亡まで活躍した武将・廖化(りょうか)についてお届けします。前回の田豫は以下のリンクから。

 

人物について

廖化、字は元倹(げんけん)。荊州・襄陽郡の人です。もとは廖淳という名前でした。

荊州を治める関羽の主簿をつとめており、関羽が呂蒙らに敗れたときには呉に降伏しています。

一度は呉に降ったのニャ。

しかし劉備のもとへ戻りたいという一心で、死んだという嘘の情報を流し、老いた母を連れて蜀へ向かいました。

おそらくこのときに、廖淳から廖化に改名したのかもしれません。

廖淳は死んだことになっているのニャ。

ちょうど劉備は関羽のかたきを討つために、呉へと軍を動かしており、そこで遭遇します。

劉備は廖化に会って喜び、宜都太守に任じました。

好待遇で戻れたのニャ。

劉備が亡くなったのち、廖化は丞相参軍となり、やがて昇進して右車騎将軍・仮節になります。さらに并州刺史を兼任し、中郷侯に封じられました。

諸葛亮姜維の北伐においては、張翼とともに活躍し、「前に王平句扶あり、後に張翼・廖化あり」と称されます。

後期三国志の、蜀の要ニャ。

果敢で激しい性格の人物として知られていましたが、姜維が狄道に出陣したときには、廖化は、

「『いくさは火のようなもので、これを続ければ必ずわが身を焼く』という言葉は伯約(姜維)にあてはまる。

伯約の知謀は相手を上回っていないうえに、武力も劣っている。何度もいくさをしたところで功績を得られるわけがない。

『詩経』には『我より先だたず、我より後(おく)れず(私の生まれる前か、死んだあとでなかったのか)』という言葉があるが、まさにそのとおりだ」

と批判していました。

北伐を繰り返すことは、味方からも批判されてたのニャ。

やがて魏の鄧艾鍾会が攻めてくると、姜維・張翼らとともに剣閣を守って鍾会と戦います。

しかしそのあいだに鄧艾が成都を急襲。劉禅は降伏してしまいました。

蜀滅亡後、廖化は宗預とともに洛陽へ移住させられましたが、その途中で病死してしまいました。

蜀滅亡まで生きていたのニャ。蜀の中だと年長者ニャ。

『三国演義』だと、廖化は黄巾賊の残党という設定になっています。

山賊をしていたのですが、関羽が曹操のもとから離れたときに、ともに逃げた劉備の2人の夫人たちを山賊仲間の杜遠さらってしまいました。

廖化はこれを知ると、杜遠の首をとって夫人たちを関羽に返しました。

廖化は関羽らを途中まで送ろうとしましたが、黄巾賊の残党が同行者になることを関羽は嫌い、これを断りました。

のちに劉備が蜀取りに乗り出したとき、廖化は部下を率いてやってきます。劉備は廖化を関羽の補佐とし、ともに荊州を守らせました。

廖化が亡くなったのは、蜀が滅亡したときです。正史とは違い、洛陽への移住に従わず、家に引き籠って亡くなったといいます。

黄巾賊のころから蜀滅亡まで生きてたのなら、そうとうな高齢ニャ。

しかも最後まで戦っていましたしね。

今回はそんな廖化の能力を見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

統率:73
武力:76
知力:62
政治:49
魅力:65
主義:王道
政策:長蛇強化(Lv3)(長蛇陣形の効果が上昇)
親愛武将:関羽、関平、宋預、張翼
嫌悪武将:孟達劉封

長く戦っていたわりには、能力自体はそれほど高くないニャ。普通ぐらいニャ。

けっこう登場はするけど、とくに目立つ活躍はないみたいな感じですね。

過去作だと能力は50~60台だったので、これでも評価されてきているほうだとは思います。

 

個性について

山戦:山地で自ユニットの全能力が上昇。

血路:自身を除く特定範囲内の味方が捕虜にならない。

頑健:傷病になりにくい。

長生きしてそうだから「頑健」があるのニャ。

山戦」もあるので、長蛇との相乗効果を狙っていきたいですね。

 

陣形と戦法

陣形

鋒矢、長蛇

できるだけ「長蛇」を使える地形で戦うのがいいかと。

戦法

奮戦:ダメージ。

鉄壁:味方の防御アップ。

牽制:敵の攻城+破城ダウン。

野戦向きニャ。

守備型ですね。蜀内で戦えばそこそこ強いとは思います。

 

総評

廖化は武官タイプの武将です。能力のほうはまあまあで、統率・武力は70台、知力は60台あります。

個性に「山戦」、陣形に「長蛇」がありますので、山地では相乗効果で力を発揮してくれるでしょう。

取り立てて特徴があるわけではありませんが、地味に頼りになる武将とは思います。

でも地味なのニャ。

次回は張翼です。