『三國志14』武将能力:張翼の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その207】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第207回目は、廖化とともに蜀を守った張翼(ちょうよく)についてお届けします。前回の廖化は以下のリンクから。
人物について
張嶷はすでに出てきましたが、どちらも蜀の武将ですし、活躍している時期も似ていますからね。
張翼、字は伯恭(はくきょう)。犍為(けんい)郡・武陽県の人です。漢王朝建国の功臣・張良の子孫といわれています。
劉備が蜀を取って益州牧となったのちに、張翼はその書佐となりました。やがて昇進していき、蜀郡の太守となります。
張翼は真面目な性格で、厳格に法律を執行し、異民族に手心を加えることをしませんでした。
そのため、異民族の頭領である劉冑が反乱を起こし、張翼は都に呼び戻されることになります。
後任者は馬忠となりました。
皆は張翼に、「急いで都へ行って罪に服したほうがいい」といいましたが、張翼は、
「後任がまだ来ていない。兵糧の輸送など、敵を撃破する基礎を作っておかなくてはならないのだ。免職を恐れて、公務を放棄するわけにはいかない」
といい、馬忠が来てから出発しました。
そして張嶷の作った基礎によって、馬忠は劉冑を滅ぼすことができました。
諸葛亮はこの話を聞いて感心したといいます。
諸葛亮亡きあと、張翼は廖化とともに姜維の北伐に付き従いましたが、廖化と同様、北伐自体には反対の立場でした。
姜維が成都に帰還し、再度の北伐を提議したときには、ただ張翼がだけが異を唱えます。
しかし姜維は聞き入れず、張翼らを率いて北伐に向かいました。
姜維は狄道で魏の王経を大いに破り、さらに進軍しようとしました。
張翼は、
「これ以上進軍すれば、勝利を傷つけることになるでしょう。蛇の絵に足を書き加えるようなものです」
と諫めたところ、姜維は腹を立てました。
そして姜維は王経の逃げ込んだ城を包囲するも、けっきょく落とすことはできませんでした。
姜維は張翼が北伐に異議を唱えることから、内心嫌っていました。しかしいつも従軍させ、張翼も仕方なしに加わっていました。
魏の鄧艾と鍾会が攻めてくると、張翼は姜維に従い、廖化とともに剣閣を守ります。
しかし鄧艾の成都急襲によって蜀は降伏。
その翌年、鍾会と手を組んだ姜維が、成都でクーデターを起こそうとし、張翼もこれに随行します。
しかし魏将の反乱によってクーデターは失敗。張翼はこれに巻き込まれて命を落としました。
今回はそんな張翼の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:75
武力:74
知力:72
政治:72
魅力:70
主義:割拠
政策:施設開発(Lv3)(Lvで施設開放)
親愛武将:廖化
だいたいそつなくこなせますね。廖化よりも評価が高くなっています。
ちなみに初登場の『三國志2』では、ステータスは40~50台だったので、じわじわと評価されてきた武将ですね。
個性について
森戦:森・密林で自ユニットの全能力が上昇。
調達:輸送部隊を率いたさい、輸送できる量が増加。
法律:地域担当官に任命すると治安が上昇しやすい。
親蛮:所属都市に所在していると南蛮が出現しない。「埋伏の毒」で南蛮が出現する。
対比させた形になっていますね。
異民族に厳しかったですしね。このあたりに不満があれば、編集機能で修正するなりすればいいでしょう。
陣形と戦法
雁行、方円、長蛇
「長蛇」も蜀内での戦闘を想定していますので、守備系といえなくもないですね。
連弩:ダメージ+「足止」付与。対拠点可。
鉄壁:味方の防御アップ。
鯨波:味方の破城アップ+敵の攻軍ダウン。対拠点可。
足止:「足止」付与。
蜀将の得意技「連弩」もありますね。攻めも守りもできる戦法がそろっているので、上手く活用していきたいところです。
総評
張翼はバランス型の武将です。全ステータスが70台なので、だいたいのことはこなせるでしょう。
個性としては「調達」「法律」「親蛮」があるので、内政面にも強みがあります。
戦法も守備用・攻城用とそろっていますので、攻めに守りにと活躍できるでしょう。
次回は宗預です。