『三國志14』武将能力:王平の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その190】|三国志14

2020年7月21日三国志武将能力評価三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

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『三國志14』三国志武将評価シリーズの第190回目は、諸葛亮の北伐で活躍した蜀の守護神・王平おうへい)についてお届けします。前回の環氏は以下のリンクから。

 

人物について

王平、字は子均(しきん)。巴西郡・宕渠県の人です。

母方の何氏に養育されていたことから何平と名乗っていましたが、のちに王平に戻しました。

もとは曹操の配下でしたが、漢中征伐に従軍したときに劉備軍に降伏し、以降は蜀の将として活躍します。

『三国演義』の後半だと、けっこう名前が出てくる武将ニャ。

王平の見せ場の一つとしては、やはり街亭の戦いでしょう。

北伐において諸葛亮は、他の将の反対を押し切って馬謖を先陣としました。

これに王平も従軍したのですが、馬謖は水源を捨てて山の上に陣を構えてしまったのです。

しかもそこから出す指令は煩雑を極めたものでした。

経験不足の馬謖が小利口さを見せつけてくる場面ニャ。

しかもこのときの相手は、いくさにおいては経験豊富な魏の張郃です。黄巾の乱からずっと戦ってきていますね。

王平は何度も馬謖の布陣を諫めましたが、馬謖は聞き入れてくれません。

結局、張郃に水源をおさえられて大敗。馬謖の兵は四散してしまいましたが、王平の指揮下の千人だけは、太鼓を打ち鳴らして踏みこたえたことから、張郃は伏兵を警戒して近づいてきませんでした。

このあいだに王平は残った兵を集め、将を引き連れてみごと退却したのです。

張郃の経験豊富さを逆手に取ったのニャ。「街亭の退き口」と名前をつけてもいいぐらいニャ。

諸葛亮は馬謖らの責任を問うて処刑します。

しかし王平だけはその活躍によって討寇将軍・亭侯に昇進しました。

「泣いて馬謖を斬る」ニャ。王平は諫めていたのだから、当然の昇進ニャ。

建興9年(231年)、諸葛亮が祁山を包囲したときに、王平は南の陣営を守っていました。

張郃の軍は王平を攻撃しましたが、王平は守りをかためて動かなかったため、勝利を得ることができませんでした。

張郃のカウンターユニットニャ。

諸葛亮が亡くなり、魏延が反乱を起こしたときも、楊儀の先陣となって魏延のもとへ向かい、「丞相が亡くなってまもなくというのに、なぜこのようなことをしているのか」と一喝します。これによって魏延の兵士たちが逃げていきました。

それから王平は漢中太守となり、呉懿の副官となって漢中にとどまります。のちに呉懿に代わって漢中の総指揮官となりました。

やがて魏からは、曹爽が10余万の大軍を率いて攻めてきます。

これ、司馬懿に対抗するための実績作りで攻めてきただけのやつニャ。

ただこのとき、漢中の守りは3万しかいなかったことで、諸将は大慌てしました。

いったん関城を捨てて退却すべきとの案も出ましたが、王平は「こらえて援軍を待つべき」として、即時行動に移しました。

こうして守備を固めているあいだに、成都から費禕の援軍が到着したため、魏軍はひきあげていきました。

ディフェンスに定評があるニャ。

王平はずっと戦場で育ってきたことから、字が書けず、知っている字も十文字足らずだったといいます。

しかし『史記』『漢書』を人に読ませ、それを聞いて全体を把握していました。ときどきこの2書についての論評をしましたが、本質からまったく外れていなかったといいます。

物事の本質はわかっているのニャ。

また生活態度は正しく、規則は遵守し、冗談をいうことはありませんでした。しかしそのぶん偏狭で疑い深く、軽はずみなところもあったといいます。

延煕11年(248年)に亡くなりました。

蜀の守護神だったのニャ。疑い深かったから、慎重な行動ができたのニャ。「キャプテン翼」でいうと若林くんニャ。

今回はそんな王平の能力を見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

統率:83
武力:79
知力:76
政治:56
魅力:50
主義:割拠
政策:地勢研究(Lv4)(落穴、投石台、弓櫓によるダメージが増加)
親愛武将:句扶
嫌悪武将:徐晃、馬謖

まあまあといったところニャ。活躍のわりに高くない感じもあるニャ。

武力は補正が入れば80台になるでしょう。統率・知力も悪くないとは思います。

シリーズ初期のころの王平はあまり評価されておらず、1のころは武力68・知力48といったところです。だんだんと評価が上がっていった武将といえます。

句扶(こうふ)は誰なのニャ?

王平と同郡で、王平に次ぐ功名の持ち主です。当時は「前に王・句あり、うしろに張・廖(張翼と廖化)あり」と謳われていました。王平とは逆で、寛容な人柄だったといいます。

句扶は森崎くんみたいな感じニャ。

「弱いキーパー」という印象ですが、「ライジングサン編」だと、センターサークルからのシュートでしたが、シュナイダーのファイアーショットも止めていましたね。まあ、どうでもいい話ですが。

 

個性について

山戦:山地で自ユニットの全能力が上昇。

胆力:一定兵数以下で自ユニットの全能力が上昇。

規律:自ユニット、太守として所在する拠点が「混乱」にならない。

督励:自ユニットを除く特定範囲内の味方ユニットが「足止」になったさい、期間を短縮。

守りに向いた個性がそろってるニャ。

山戦」「胆力」で、山地での戦いでは粘り強さが発揮できるでしょう。

規律」もあるので混乱にもかかりませんしね。

 

陣形と戦法

陣形

魚鱗、雁行、長蛇

兵器はないのニャ。野戦向きなのニャ。

地形に合わせて選ぶといいかと思います。

戦法

連弩:ダメージ+「足止」付与。対拠点可。

鉄壁:味方の防御アップ。

足止:「足止」付与。

鎮静:異常状態解消。

蜀勢はやはり「連弩」持ちが多いニャ。

対拠点可が「連弩」しかないので、基本的には野戦の守り向きですね。仲間とうまく連携していくのがいいでしょう。

 

総評

王平は武官タイプの武将です。統率は80台、武力・知力は70台と、高水準でバランスの取れた形になっています。

個性としては山地で全能力の上がる「山戦」や、兵数低下で全能力が上がる「胆力」があるので、山地での戦いには強さを発揮するでしょう。陣形の「長蛇」と組み合わせて相乗効果を狙いたいところです。

政治・魅力が50台ですが、低いというほどでもないので、内政の手伝いもできるとは思います。

蜀の守護神ニャ。

次回は楊儀です。