『三國志14』武将能力:丁奉の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その70】|三国志14

2020年6月4日三国志武将能力評価三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

teihou

『三國志14』三国志武将評価シリーズの第70回目は、呉の突撃隊長・丁奉(ていほう)についてお届けします。前回の徐盛は以下のリンクから。

人物について

丁奉、字は承淵(しょうえん)。廬江郡・安豊県の人です。

若いころから勇猛であったことから、甘寧陸遜潘璋らの指揮下に入っていました。

甘寧の部隊は入りたくないニャ。元ヤンだし、無茶な要求をされるニャ。

甘寧は気性が激しいですからね。小さな失敗をした料理人を木に縛り付けて射殺したりしてますし。

そんなところで働きたくないニャ。

ただ勇猛な者は手厚くあつかって育てていました。

完全にヤンキー気質ニャ。

丁奉のほうですが、戦闘では決まって敵の大将を斬り、軍旗を奪うなどの大活躍をしていました。体じゅうには大小の傷があったといいます。

これぜったい甘寧の部隊に配属されてるニャ。甘寧のお気に入りニャ。

孫権が亡くなり、孫亮が即位すると、丁奉は冠軍将軍に任じられ、都亭侯に封じられます。

丁奉は勇猛ですが、冷静に状況を分析する能力もそなわっていました。

魏が諸葛誕らを送って攻撃を仕掛けてきたとき、呉は諸葛瑾の子・諸葛恪に食い止めさせました。

諸葛対決ニャ。

諸葛恪は太傅となって孫亮を補佐し、大きな権力を持っていました。

呉の部将たちは皆、

「敵は太傅どのがみずから出陣したと知り、動揺しています。ここで敵の前に姿を見せれば、かならずや敵は驚いて逃げ出すでしょう」

といいました。

おべっかいを使っているニャ。

しかし丁奉だけはこの意見に反対しました。

「敵は国じゅうの兵力を動員して、このいくさに当たっているのです。はったりを仕掛けただけで、敵が逃げ出すはずもありません。

敵が攻めてこないことを頼みにせず、味方が敵を討ち破れることを頼みにするべきです」

命がかかっているいくさだから、楽観論は危険ニャ。

諸葛恪は丁奉らとともに、軍を率いて敵陣側に上陸します。しかし移動速度が遅いので、丁奉は敵が有利な位置を取ってしまうことを懸念し、三千の兵を率いて先に進みました。

戦場に到着すると、敵の前衛の部将たちが酒を飲んで宴会を開いているのに出くわします。数も少なく、油断しきっている様子でした。

丁奉は部下たちに、「領土と恩賞をもらうのは、まさに今日このときだ」といい、敵兵に向かって突撃をかけます。

こうして敵の前衛はさんざんに討ち破られました。さらに呉の後続の軍も到着し、魏軍は敗走したのです。

この功績で丁奉は滅寇将軍に昇進し、都郷侯に封じられました。

甘寧の部隊で教育されていた感がすごくあるニャ。

魏の文欽が呉に投降してきたときに、丁奉は孫峻とともに迎えに行きました。

まさかの文欽登場ニャ。

しかし文欽は魏の追っ手もひきつれていました。丁奉はそれを見ると、矛を手にして敵の陣中に突入し、数百の首級をあげ、敵の武器を奪い取りました。この功績で安豊侯に封じられます。

突撃が好きなのニャ。甘寧が乗り移ってるニャ。

諸葛誕が寿春で反乱を起こしたとき、呉は援軍を送ってこれを助けようとしました。魏は寿春城を包囲しましたが、丁奉は突撃隊長となってその包囲を切り崩そうと奮戦。この功績で左将軍に任じられます。

やっぱり突撃なのニャ。

孫休の代になると、孫休は丁奉・張布とはかって、朝廷で権力を握っていた孫綝を誅殺しようとしました。丁奉の策により、群臣が集まる場に孫綝を呼び寄せてこれを斬りました。こうして丁奉は大将軍にまでのぼりつめます。

孫休が亡くなると、丁奉は濮陽興らとはかって孫晧を帝位に就けます。

孫晧は呉のラストエンペラーニャ。

丁奉は司馬炎の晋を相手に戦って呉を守り、やがて亡くなりました。

丁奉は身分があがるたびに、どんどん傲慢になっていったといいます。亡くなったのちに、孫晧に讒言する者がいたため、丁奉の家族は臨川に強制移住させられてしまいました。

家族は関係ないのに可哀想ニャ。

今回はそんな丁奉の能力を見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

統率:81
武力:80
知力:71
政治:55
魅力:56
主義:王道
政策:魚鱗強化(Lv4)(魚鱗陣形の効果が上昇)
親愛武将:徐盛

徐盛を劣化させたようなステータスニャ。

徐盛のほうがすべてで上回っていますね。

ちなみに1のときは武力が22でした。

低すぎニャ。知力が高いパターンかニャ?

そうですね。知力は81です。『三國志2』でも武力44でした。『三國志3』からやっと武力75となり、武将として評価されるようになります。

後期三国志で活躍する武将なので、注目度自体が低かったのだと思います。

 

個性について

遠矢:自ユニットの攻城が低下(艦船、兵器以外)。

地利:自勢力に属する地域内では、自ユニットの全能力が上昇。

操舵:艦船のばあい、ZoC無視(敵に隣接しても止まらない)。

改修:所属都市に所在していると、耐久の回復量が増加。

頑強:傷病になりにくい。

突撃しまくってたわりには、個性は防御系ニャ。

「遠矢」があるので、攻城でボーナスがもらえますね。守りでは「地利」で能力アップをはかることができるでしょう。

 

陣形と戦法

陣形

魚鱗、長蛇、錐行

諸葛誕と戦ったときのエピソードから、機動力を重視した陣形があります。ただ普段は「魚鱗」でいいかと思います。

戦法

急襲:ダメージ+「混乱」付与。

火矢:発火。対拠点可。

攪乱:敵の機動ダウン。

強襲:ダメージ+「混乱」付与。

矢嵐:ダメージ。

徐盛とほとんどおなじニャ。やっぱり劣化徐盛ニャ。

急襲」「攪乱」以外はまったくおなじですね。野戦・水上戦で戦っていくタイプの武将です。

 

総評

丁奉は徐盛と似たバランスタイプの武将です。

攻城の上がる「遠矢」や、自領土で全能力の上がる「地利」がありますので、攻守の野戦で活躍させることができるでしょう。

また徐盛とおなじく「操舵」「強襲」「矢嵐」があるので、水上戦でも活躍していけます。

徐盛と似たような運用でいいと思うニャ。

ちなみにシナリオ「漢中争奪戦(217年)」での徐盛の年齢は41歳、丁奉は28歳で、10歳以上年が離れていたりします。甘寧は44歳ですね。

上司と部下みたいな感じニャ。

それと「記事の最初に目次が欲しい」との要望があったので、今回から目次を入れてみました。ステータスなど、見たい項目にすぐ飛べるようになったかと思います。過去分についても逐次入れていく予定です。

次回は黄祖を予定しています。

↓次回出来ました。