『三國志14』武将能力:徐盛の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その69】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第69回目は、「偽城の計」で曹丕の大軍を撤退させた呉の将・徐盛(じょせい)についてお届けします。前回の陳宮は以下のリンクから。
人物について
徐盛、字は文嚮(ぶんきょう)。琅邪国・莒県の人です。
戦乱の時代になると故郷を捨てて呉に移り住み、侠気のある人物として知られていました。
孫権の代になったとき、徐盛は別部司馬に任じられました。五百人の兵をあずかり、柴桑県の県長となって、江夏の黄祖の侵攻を食い止める任務に就きます。
黄祖の息子の黄射が数千の兵を率いて攻めてきたとき、徐盛のもとには二百に満たない兵しかいませんでした。
しかし徐盛は一歩もひかずに戦い、敵兵一千余りを死傷させ、黄射を撤退させることに成功。以来、黄射が攻めてくることはなくなりました。
孫権は徐盛を高く評価し、校尉に任じて、蕪湖県の令を務めさせました。
濡須口の戦いにおいて、曹操が横江へ大挙して攻めてきたときには、徐盛は部将を率いてこれを迎え撃ちました。
徐盛らは蒙衝(いくさ用の船)に乗ってつぎつぎと出陣するも、激しい風によって敵のいる岸辺に座礁してしまいます。
部将たちはおそれて船から降りようとしませんでしたが、徐盛だけは兵士を率いて岸に上がり、敵陣に突撃。敵は奇襲にあって混乱し、さんざんに討ち取られました。
孫権は徐盛の勇猛さを大いに賞賛したといいます。
夷陵の戦いでは、徐盛は陸遜に従って劉備の侵攻を食い止めます。また曹休が攻めてきたときにも、敵の大軍を長江で食い止めました。
曹丕自身が大軍を率いて南下してくると、徐盛は大胆な策を提案します。
建業から数百里に渡って簾をかけわたし、楼を作って、巨大な城壁に見せかけました。また長江には船を浮かべ、敵が近づいてきて偽の城壁だと気付かれないようにしたのです。
部将たちは「そんなことをしても無駄」と反対していたのですが、徐盛は強行して偽の城壁をつくらせます。
そして曹丕が到着すると、長江の対岸に、数百里にも渡って城壁があるのを見て驚きました。長江の水かさも増していたため、渡るのを断念。軍をまとめて引き返していきました。
「三国演義」でもこの「偽城の計」は描かれており、曹丕軍を大敗させています。
今回はそんな智勇にすぐれた徐盛の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:86
武力:81
知力:77
政治:64
魅力:71
主義:覇道
政策:工法改革(Lv4)(都市の耐久回復量と建設速度が上昇)
親愛武将:丁奉
徐盛の武力はシリーズでばらつきがありますね。『三國志2』では武力64、『三國志3』では65と低かった時期もあります。
『三國志9』だと武力89まで上がって90台に迫っていましたが、それ以降は81ですね。
それと知力もばらつきがあり、1のころは49、『三國志9』になると84まで上がりました。4~9までのあいだはずっと80台でしたね。
「三国演義」だとよくペアで登場しますしね。
個性について
堅守:自ユニットの防御が低下(艦船、兵器以外)。
築城:自ユニットの罠や施設の建設速度が上昇。
胆力:一定兵数以下で全能力が上昇。
操舵:艦船のばあい、ZoC無視(敵に隣接しても止まらない)。
偽城の計のエピソードが影響していますね。徐盛の見せ場でもありますからね。
「堅守」「胆力」があるので、壊滅させるのが難しい堅固なユニットになるでしょう。
陣形と戦法
魚鱗、鋒矢、方円
攻めと守りがバランスよくそろっています。普段は「魚鱗」でいいかと。
偽城の計:ダメージ+味方の士気アップ。
火矢:発火。対拠点可。
鉄壁:味方の防御アップ。
強襲:ダメージ+「混乱」付与。
矢嵐:ダメージ。
ダメージをあたえつつ、味方の士気アップをはかる戦法です。
「鉄壁」があるから、戦法がかぶってしまいますしね。
総評
徐盛はバランスの取れた戦闘ユニットです。
「堅守」「胆力」「鉄壁」があるので、戦場で粘ることのできる強固なユニットになるでしょう。
また「操舵」「強襲」「矢嵐」もあり、水上戦でも活かしていくことができます。
ダメージ技としては「偽城の計」があるので、野戦で活躍させていきましょう。
次回は徐盛の相方、丁奉を予定しています。
↓次回できました。