『三國志14』武将能力:張繍の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その199】|三国志14

2020年7月30日三国志武将能力評価三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

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『三國志14』三国志武将評価シリーズの第199回目は、曹操を奇襲して敗退させた張繍(ちょうしゅう)についてお届けします。前回の丁原は以下のリンクから。

 

人物について

張繍は武威郡・祖厲県の人です。驃騎将軍であった張済の族子にあたります。

韓遂辺章とともに涼州で反乱を起こしたときに、金城の麹勝は県長の劉儁を殺害しました。

張繍は県吏でしたが、麹勝を暗殺したことからその名が知られることになります。

武勇伝があるのニャ。

董卓呂布に殺されたのちは、張済に従って李傕らとともに長安に攻め入り、軍功を立てます。

張済が穣を攻撃したさいに流れ矢によって死亡すると、張繍はその軍勢を吸収しました。

また賈詡を迎え入れ、そのすすめによって劉表と同盟を結びます。こうして張繍は、一定の勢力を持つことになりました。

良い軍師がいると勢力は伸びるのニャ。

三国志で張繍が有名になったのは、やはり曹操を打ち負かしたことですね。

曹操が南下して淯水に陣営を築くと、張繍は軍勢を率いて降伏します。

しかし曹操が張済の妻・鄒氏(すうし)を妾にしたことで、張繍は恨みを持つようになりました。

曹操はこのことを知り、張繍を暗殺しようとします。

しかし事前に計画が漏れ、張繍は反乱を起こして曹操の陣営を襲いました。

曹操は逃げ延びましたが、このときの戦いで曹昂典韋などが殺されています。

曹操陣営は大損害ニャ。

その後も曹操は張繍を攻めましたが、劉表の助けもあったため、これを破ることはできませんでした。

曹操と袁紹が官渡で対立すると、賈詡の提言によって曹操側につきます。

これまでの敵の味方をするのニャ。

曹操としても袁紹に勝つ必要があったため、張繍の帰順を歓迎しました。張繍がやってくると、その手をとって喜び、歓迎の宴会をもよおします。

さらには張繍の娘を子の曹均の妻にし、張繍には揚武将軍の位を授けました。

いいタイミングでの帰順ニャ。賈詡の読みはすごいニャ。

官渡の戦いののちも、張繍は曹操に重く用いられます。

この当時、戦乱で天下の人口は減少し、諸将の領邑は1千戸に満たないような状況でした。

それに対して、張繍の領邑は特別多かったといいます。

過去の恨みは水に流したのニャ。

張繍は建安12年(207年)、柳城の烏桓征伐に従った途中で亡くなりました。

『魏略』では、たびたび頼みごとにやってくる張繍に曹丕が腹を立て、

「私の兄を殺しておいて、なぜ平気で人に会えるのか」

といいました。これを聞いて張繍は不安を感じ、自殺してしまったとのことです。

けっこうメンタル弱いのニャ。

今回はそんな張繍の能力を見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

統率:80
武力:73
知力:62
政治:45
魅力:60
主義:割拠
政策:錐行強化(Lv4)(錐行陣形の効果が上昇)
親愛武将:賈詡

なにげに統率が80あるニャ。そこまで強い気はしないニャ。

賈詡の手柄が大きい気はしますね。

統率が80台になったのは『三國志9』以降なので、だんだんと評価が高まってきた武将といえます。

 

個性について

長躯:自ユニットの士気が低下しにくい。

調練:訓練担当官に任命すると士気が上昇しやすい。

改修:所属都市に所在していると、耐久の回復量が増加。

とくに特徴が見られないニャ。

改修」があるので、守りに強いというぐらいでしょうか。

また「長躯」と機動陣形で、機動力を活かした攻撃をするのもいいでしょう。

 

陣形と戦法

陣形

鋒矢、錐行

機動陣形ニャ。

涼州の人ですから、「涼州=騎馬」みたいなイメージですね。

戦法

突撃:ダメージ+敵の士気ダウン。

攪乱:敵の機動ダウン。

業火:発火。対拠点可。

罵声:敵の士気+攻軍ダウン。対拠点可。

普通の武官的な戦法ニャ。

取り立てて特徴はない感じですね。

 

総評

張繍は武官タイプの武将です。統率は80あり、武力70台、知力60台と、そこそこの能力があります。

個性に「長躯」があり、陣形も「鋒矢」「錐行」なので、機動力を活かした運用をするといいでしょう。

戦法自体は取り立ててこれといったものはないため、仲間とともに活躍させていくのがいいとは思います。

強さ的には中ぐらいニャ。

次回は張済です。