『三國志14』武将能力:張繍の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その199】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第199回目は、曹操を奇襲して敗退させた張繍(ちょうしゅう)についてお届けします。前回の丁原は以下のリンクから。
人物について
張繍は武威郡・祖厲県の人です。驃騎将軍であった張済の族子にあたります。
韓遂が辺章とともに涼州で反乱を起こしたときに、金城の麹勝は県長の劉儁を殺害しました。
張繍は県吏でしたが、麹勝を暗殺したことからその名が知られることになります。
董卓が呂布に殺されたのちは、張済に従って李傕らとともに長安に攻め入り、軍功を立てます。
張済が穣を攻撃したさいに流れ矢によって死亡すると、張繍はその軍勢を吸収しました。
また賈詡を迎え入れ、そのすすめによって劉表と同盟を結びます。こうして張繍は、一定の勢力を持つことになりました。
三国志で張繍が有名になったのは、やはり曹操を打ち負かしたことですね。
曹操が南下して淯水に陣営を築くと、張繍は軍勢を率いて降伏します。
しかし曹操が張済の妻・鄒氏(すうし)を妾にしたことで、張繍は恨みを持つようになりました。
曹操はこのことを知り、張繍を暗殺しようとします。
しかし事前に計画が漏れ、張繍は反乱を起こして曹操の陣営を襲いました。
曹操は逃げ延びましたが、このときの戦いで曹昂や典韋などが殺されています。
その後も曹操は張繍を攻めましたが、劉表の助けもあったため、これを破ることはできませんでした。
曹操と袁紹が官渡で対立すると、賈詡の提言によって曹操側につきます。
曹操としても袁紹に勝つ必要があったため、張繍の帰順を歓迎しました。張繍がやってくると、その手をとって喜び、歓迎の宴会をもよおします。
さらには張繍の娘を子の曹均の妻にし、張繍には揚武将軍の位を授けました。
官渡の戦いののちも、張繍は曹操に重く用いられます。
この当時、戦乱で天下の人口は減少し、諸将の領邑は1千戸に満たないような状況でした。
それに対して、張繍の領邑は特別多かったといいます。
張繍は建安12年(207年)、柳城の烏桓征伐に従った途中で亡くなりました。
『魏略』では、たびたび頼みごとにやってくる張繍に曹丕が腹を立て、
「私の兄を殺しておいて、なぜ平気で人に会えるのか」
といいました。これを聞いて張繍は不安を感じ、自殺してしまったとのことです。
今回はそんな張繍の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:80
武力:73
知力:62
政治:45
魅力:60
主義:割拠
政策:錐行強化(Lv4)(錐行陣形の効果が上昇)
親愛武将:賈詡
賈詡の手柄が大きい気はしますね。
統率が80台になったのは『三國志9』以降なので、だんだんと評価が高まってきた武将といえます。
個性について
長躯:自ユニットの士気が低下しにくい。
調練:訓練担当官に任命すると士気が上昇しやすい。
改修:所属都市に所在していると、耐久の回復量が増加。
「改修」があるので、守りに強いというぐらいでしょうか。
また「長躯」と機動陣形で、機動力を活かした攻撃をするのもいいでしょう。
陣形と戦法
鋒矢、錐行
涼州の人ですから、「涼州=騎馬」みたいなイメージですね。
突撃:ダメージ+敵の士気ダウン。
攪乱:敵の機動ダウン。
業火:発火。対拠点可。
罵声:敵の士気+攻軍ダウン。対拠点可。
取り立てて特徴はない感じですね。
総評
張繍は武官タイプの武将です。統率は80あり、武力70台、知力60台と、そこそこの能力があります。
個性に「長躯」があり、陣形も「鋒矢」「錐行」なので、機動力を活かした運用をするといいでしょう。
戦法自体は取り立ててこれといったものはないため、仲間とともに活躍させていくのがいいとは思います。
次回は張済です。