『真・三國無双8 Empires』評価は「賛否両論」-レビューと感想

2022年11月7日コーエーアクション, シミュレーション, レビュー, 三国志, 三國志

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『真・三國無双8』をベースに、シミュレーション要素を組み合わせた無双シリーズ最新作『真・三國無双8 Empires』。

コーエーテクモゲームスによって、2021年12月23日にSteamで配信されました。

「Empires」シリーズは、本編より面白いと思うニャ。

筆者も「Empires」シリーズのほうが本編よりも好きですね。前作の『真・三國無双7 Empires』は何度も遊んでいました。自分でキャラクターをクリエイトし、オリジナル勢力をつくるなど、自由度の高さがいいですね。

工夫次第でいくらでも遊べるのニャ。

そんな「Empires」シリーズの最新作が本作になります。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。

 

どんなゲーム?

真・三國無双8 Empires

本作は『真・三國無双8』をベースにし、国盗り合戦のできるシミュレーションゲーム要素を加えた無双シリーズ最新作です。

プレイヤーは勢力のリーダーとなり、外交や内政をおこなって国力を向上させ、近隣諸国と戦争をして領土拡大をめざします。

戦争時は無双とおなじようなアクションバトルになります。

低難度プレイだとゴリ押しができてしまうので、筆者的には高難度でプレイするのがおすすめです。

難度が高ければ力押しすることができず、きちんと兵を進めるための作戦を立てなければなりません。

もとの無双と違い、本シリーズの面白さは、「兵を進めて戦う」という部分にあるかと思います。

ゴリ押しプレイは面白さが半減するニャ。

本作は、自分の勢力をつくりたい、原作にない組み合わせで武将を集めたいなど、プレイヤーの妄想をかきたてるゲームであることは間違いありません。

何度も繰り返し遊べるタイプのゲームなので、もとの8が好きな人にはおすすめです。

【追記】しばらくやり込んで、戦闘に関してやはり問題を感じたので追記します。

戦闘ですが、開始前に互いに策略をセットします。

戦闘が始まると、相手の策略を潰すためのミッションが提示されるのですが、これが戦闘の多様性を失わせています。

つまり、毎回必ず指示通りに策略潰しのミッションをこなさなければならず、何度も遊んでいるとこれが面倒になってきます。

7のときのように、自分で自由に侵攻ルートを考えたり、策略を発動させたりといった部分が弱くなってしまっているので、7に比べると飽きやすいかなとは思いました。もう少し自由度が欲しかったですね。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「賛否両論(47%、434人中)」になっています。

あまり評価良くないニャ。50%を切ってしまってるニャ。

キャラクリエイトに対する不満がほとんどですね。

あと前作『真・三國無双7 Empires』の出来がよかったことも、その比較によって相対的に落ちてしまっているというのがあります。

筆者も『真・三國無双7 Empires』はかなりやり込んでいましたからね。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。

良かった点

・キャラクリエイトが楽しい。

・ハクスラ要素があるので、中毒性が高い。

・60fpsで快適にプレイできる。

・オープンワールドよりステージクリア型のほうが性に合う。

悪かった点

・エディットパーツが少なすぎて自由にエディットできない。

・在野でやることがなさすぎる。

・散策が元の無双同様中身がない。

・けっきょくオープンワールドはなんだったのか。元の8自体、いろいろなものが活かしきれていない。

キャラクリエイトに関しては、本作から初Empiresプレイの人にとっては気にならないかもしれませんが、過去作と比べると制限は多いですね。

このあたりはDLCで補ってくるような気がします。

DLC商法なのニャ。

 

総評

筆者的には悪くはないのですが、やはり前作である6や7のエンパと比べると、エディットがあってないようなものレベルです。

パーツが本当に少ないんですね。

あと勢力やシナリオエディットとか、他人のキャラや勢力をダウンロードして使用するとか、そういう部分がざっくりと削られてしまったのが本当にもったいない。手抜き感があるのは正直否めません。

コーエーの悪いところが出たのニャ。

まだリリースされたばかりなので、今後のアップデートに期待しましょう。