『三國志14』武将能力:郝昭の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その172】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第172回目は、諸葛亮から陳倉の城を守り抜いた郝昭(かくしょう)についてお届けします。前回の王異は以下のリンクから。
人物について
郝昭、字は伯道(はくどう)。并州・太原郡の人です。
勇猛な性格で力は強く、若くして部隊長に任じられ、たびたび戦功を立てて雑号将軍となりました。
河西一帯を守ること10年以上、異民族はおそれて服従しました。
やがて蜀から北伐で諸葛亮が攻めてきます。
曹真は諸葛亮が陳倉を通って出撃することを読み、郝昭らを派遣して陳倉の城の防備を固めました。
するとその予想どおり、諸葛亮が攻め込んできて陳倉の城を包囲します。
諸葛亮は、郝昭と同郷の靳祥(きんしょう)を派遣し、城外から降伏を呼びかけました。
郝昭は物見やぐらから、
「わたしは魏の大恩を受け、地位もある。ただここを死守するだけだ。もどって諸葛亮に『攻撃してもよい』と伝えてくれ」
といいました。
靳祥は諸葛亮のもとにもどってその言葉を伝えると、諸葛亮は靳祥に、
「『兵の数も武器もこちらのほうが上。無駄に自滅することはない』と伝えてくれ」
といいます。
靳祥はまたもや郝昭のもとへ向かい、諸葛亮の言葉を伝えました。
すると郝昭は、
「わたしの気が変わることは無い。わたしはおまえを知っているが、わたしの矢はおまえを知らないぞ」
といったので、靳祥はどうにもならず引き返していきました。
じっさい、諸葛亮の軍は数万、それに対して郝昭の兵はわずか千余りです。
しかも魏からの援軍は、すぐには来られません。
こうして諸葛亮は城攻めをはじめました。
諸葛亮が雲梯を使うと、郝昭は火矢をもってそれを焼き払います。
また衝車で城門を突破しようとしても、石臼を落としてそれを砕きました。
さらに諸葛亮は井闌を使って城に矢を射かけ、そのあいだに堀を埋めて城壁を登ろうとしましたが、郝昭は内側にも堀を作って対抗しました。
つぎに諸葛亮はトンネルを掘って地下からの侵入を試みますが、郝昭も横穴を掘ってこれを切断。
こうした攻防戦が20日ほど続き、やがて諸葛亮は打つ手がなくなります。
魏からも援軍が到着したため、蜀軍は退却してしまいました。
都にもどると列侯の爵位を授かり、曹叡から賞賛されます。
しかしそののち、郝昭は病に倒れて亡くなってしまいました。
臨終のさい、郝昭は息子の郝凱(かくがい)に、
「わたしはたびたび墓を暴き、その木材を利用して武器を作っていたから、手厚い埋葬が死者にとってなんの意味もないことを知っている。
おまえはかならず、わたしをいまの官服のまま埋葬せよ。
生きている者にだけ居場所はある。死んだ者には居場所はない。どこへ埋めようと、おまえの好きなようにせよ」
といいました。
今回はそんな郝昭の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:87
武力:79
知力:78
政治:62
魅力:68
主義:覇道
政策:墨守研究(Lv4)(都市があたえる反撃ダメージが増加)
親愛武将:蘇則
前回の王異で知力82ありましたし、たしかにもうちょっとあってもいいとは思いますね。
またシリーズ全体では、どんどん評価が落ちている感はあります。
『三國志4』~『三國志6』は全ステータス80台でしたが、『三國志7』以降から急に知力や政治、魅力が落ち始めます。武官寄りになってきたともいえますね。
個性について
封殺:特定範囲内の敵ユニットが「足止」になったとき、その期間を延長。
節約:自ユニットの兵糧消費が減少。
慰撫:所属都市に所在していると賊が出現しなくなる。
堅牢:所属都市に所在していると、都市が攻められたさい、反撃ダメージが増加。
改修:所属都市に所在していると、耐久の回復量が増加。
「堅牢」「改修」があるので、守りに強い都市になりますね。
また「慰撫」もあるので、賊の出現をおさえることができます。
「節約」もあり、戦闘ユニットとしても使いやすいでしょう。
陣形と戦法
方円、井闌、衝車、投石
3種類の兵器を防御してきたことから、兵器に詳しいという設定になっているのかもしれませんね。都市攻めの選択肢が多いです。
鉄壁:味方の防御アップ
牽制:敵の攻城+破城ダウン。
足止:「足止」付与。
井闌:ダメージ。対拠点可。
衝車:耐久ダメージ。対拠点可。
投石:耐久ダメージ+ダメージ。対拠点可。
攻めも守りもできるので、活躍の場は広いでしょう。
総評
郝昭はバランスタイプの武将ですが、ステータス的には武官寄りになっています。
ステータス自体はすごく高いというわけではありませんが、「堅牢」「改修」といった防御用の個性や、「慰撫」「節約」などの使いやすい個性が揃っています。
また兵器を全種類使うことができ、さらにそれらの戦法もそろっています。攻守ともに役立つことでしょう。
次回は何進を予定しています。【追記】次回出来ました。