『三國志14』武将能力:周倉の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その186】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第186回目は、関羽の従者である周倉(しゅうそう)についてお届けします。前回の韓遂は以下のリンクから。
人物について
周倉は正史『三国志』には登場しませんが、民間では関羽をそばで支えていた架空の人物として広く知られています。
中国の飲食店に置かれている関羽人形も、周倉と関平が隣に置かれていることが多いですね。
『三国演義』で周倉は、黄巾賊の残党として登場します。
もとは張角の弟・張宝の部下で、黄巾の乱が平定されたのちは臥牛山で山賊をしていました。千斤を持ち上げるほどの腕力がある男です。
もとより周倉は関羽を尊敬しており、目通りできないことを残念に思っていました。そのことを仲間の裴元紹によく話していました。
あるとき、曹操のもとを離れた関羽に対し、裴元紹が赤兎馬を盗もうとします。
裴元紹は関羽の顔を知りませんでしたが、関羽がひげ袋を解いて長いひげを見せると、すぐに平伏して無礼を詫びました。
そののちに周倉も手下とともに現れ、関羽に仕えたいと頼みます。
しかし関羽の連れていた甘夫人が、「山賊たちを連れて歩くのは聞こえが悪い」と許可しませんでした。
そこで周倉は、自分の部下を残らず裴元紹に預け、1人だけで関羽についていくことになります。
古城までたどりついたとき、関羽は周倉に「部下たちも連れてきて、街道で待つよう」言い渡します。
関羽は劉備と再会したのち、周倉が手負いの数十人を連れてやってきました。周倉らと戦ったのは趙雲。こうして趙雲も劉備の仲間となります。
以降、周倉は関羽に従って戦います。
樊城の戦いでは、龐徳の乗っている舟を転覆させ、水中で生け捕りにしています。
しかし、呉軍によってやがて関羽は生け捕られ、関平ともども処刑されてしまいました。
王甫とともに麦城を守っていた周倉は、関羽が殺されたことを知ると、自ら首を刎ねてあとを追いました。
そののち、関羽の霊には、周倉と関平の霊が付き従ったといいます。
今回はそんな周倉の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:66
武力:84
知力:42
政治:33
魅力:54
主義:割拠
政策:水軍育成(Lv4)(LVで艦船解放)
親愛武将:王甫、関羽、関平、裴元紹
統率が66なのは、武力と比べて低い感じはありますね。武力以外は凡将といったところです。
シリーズでは、『三國志6』以外は、武力は1からずっと80台をキープしています(『三國志6』は79)。
一方で統率は40~60台と、低めのあつかいになっています。
あくまで本人自体が強いというキャラになっているのでしょう。
個性について
長躯:自ユニットの士気が低下しにくい。
捕縛:敵武将を捕虜にしやすい。
不屈:兵站切れしたさい、自ユニットの士気が低下しにくい。
操舵:艦船のばあい、ZOC無視。
そうですね。周倉は泳ぐのが得意という設定があるので、そのあたりが活かされているのでしょう。
「長躯」「不屈」もあるので、士気が落ちにくいユニットになっています。
陣形と戦法
鋒矢、長蛇
平地か山・森かで使い分ければいいでしょう。
奮戦:ダメージ。
鯨波:味方の破城アップ+敵の攻軍ダウン。対拠点可。
大喝:敵の防御ダウン。
強襲:ダメージ+「混乱」付与。
水軍戦法もありますが、魏・呉の水軍持ちと戦うには力不足なところはありますね。
総評
周倉は武官タイプの武将です。武力は80台あって高いのですが、統率は60台と低めになっています。
個性の「長躯」「不屈」や、機動力のある陣形「鋒矢」「長蛇」があるので、兵站切りなどを狙っていくのもいいでしょう。
ステータス的には使いづらさもありますが、軍の補強要員としてはいいとは思います。
次回は裴元紹です。