『三國志14』武将能力:裴元紹の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その187】|三国志14

2020年7月18日三国志武将能力評価三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

haigensyou

『三國志14』三国志武将評価シリーズの第187回目は、もと黄巾賊の裴元紹はいげんしょう)についてお届けします。前回の周倉は以下のリンクから。

 

人物について

もはやネタキャラニャ。イラストからしてネタみたいな感じニャ。「!?」マークが似合いそうニャ。

裴元紹は前回の周倉同様、正史『三国志』に記述はありません。『三国演義』に登場する架空の人物です。

前回の話と被りますが、関羽が五関を突破して曹操のもとを離れたのち、郭常という者の屋敷で宿を借りました。

郭常の息子は毎日遊び惚けており、そのことで郭常は頭を痛めていました。

そしてその夜、郭常の息子は関羽の赤兎馬を盗もうとして、従者らに捕まってしまいます。

しかし郭常が関羽に謝罪したことにより、関羽は郭常の息子を許しました。

犯罪まで働くとは、面倒な息子なのニャ。

翌日、関羽らは屋敷を離れましたが、そこへ黄巾賊の残党である裴元紹が、手下らを引き連れて立ち塞がります。

そのそばには郭常の息子の姿。裴元紹に、赤兎馬を奪うようにすすめたのです。

腹いせに復讐しにきたのニャ。虎の威を借りるなんとやらニャ。

しかし裴元紹は、かねてより周倉から関羽のことを聞き知らされていました。

目の前にいるのが関羽だとわかると、すぐに平伏して謝罪します。郭常の息子もこれに驚き、ひざまずいて命乞いをしました。

関羽は郭常の顔に免じて許してやると、郭常の息子は頭を抱えてこそこそ逃げてしまいました。

『三国演義』は本当にこういう話の展開が上手いのニャ。

しばらくして周倉もやってきて、関羽の部下になりたいと願い出ます。手下たちを連れていけないので、全員裴元紹にあずけることにしました。

ところが裴元紹も、関羽のお供がしたいと言い出しました。

関羽の人気はすごいのニャ。

そこで周倉は、「落ち着いたら、あとで迎えに行く」といいくるめます。

裴元紹は納得いかないながらも、手下を率いて周倉らと別れました。

のちに関羽の命令で、周倉が裴元紹らを迎えにいきます。

しかし周倉がたどり着く前に、裴元紹がそばを通りかかった趙雲の馬を奪おうとしました。

当然、結果は返り討ち。一合で突き殺され、しかも山寨も乗っ取られてしまいます。

あとの展開は、前回述べたとおりです。

趙雲に戦いを挑んだのが運の尽きだったニャ。

今回はそんな裴元紹の能力を見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

統率:49
武力:65
知力:25
政治:27
魅力:41
主義:我道
政策:鋒矢強化(Lv2)(鋒矢陣形の効果が上昇)
親愛武将:周倉

パラメータの形的には、周倉を大きく劣化させた形ニャ。

武力のほうが統率よりも高い形になっていますね。

しかしこんなやつでも政治27あるのが不思議だニャ。

いちおう手下がいたということで、それなりに評価されているのかもしれません。

ちなみに初登場は『三国志5』で、そのときは武力76ありましたね。

けっこう高いのニャ。

 

個性について

賊徒:府の上にいると、次ターン開始時にその地域の治安が低下。

猪突:命令設定で、敵接近時「無視」、自主退却「許可」が選択不可。

バッド個性のみニャ。

賊徒」はこの連載で初めて登場する個性ですね。府の上にいると治安を低下させるので、位置取りには注意が必要です。

 

陣形と戦法

陣形

鋒矢

突撃陣形のみニャ。

ある意味わかりやすいというか、個性は出ていますね。

戦法

奮戦:ダメージ。

罵声:敵の士気+攻軍ダウン。対拠点可

周倉とおなじ「奮戦」持ちニャ。

あとは「罵声」のみですね。どちらも使えないことはないでしょう。

 

総評

裴元紹は武官タイプの武将ですが、周倉と同様、統率よりも武力が大きく上回る形になっています。

個性は「賊徒」「猪突」と、どちらもバッド個性になっていて、とくに治安を落とす「賊徒」はユニット配置に気を付ける必要があります。

使えないことはないので、人手不足のときにでも出陣させてあげるといいとは思います。

本作なら長生きできそうニャ。

次回は曹沖です。