『Grounded』レビューと感想・評価:小人になってサバイバル【Steam新作】
小人サイズになったプレイヤーが虫たち相手に戦うサバイバルゲーム『Grounded』。 Obsidian Entertainmentが開発し、Xbox Game Studiosによって2020年7月29日にSteamで早期アクセス版が配信されました。
筆者的にはボードゲーム『Pathfinder Adventures』デジタル版の開発元といったところでしょうか。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作はアリぐらいの大きさになってしまったプレイヤーたちが、巨大な虫たちがうごめく世界でサイバイバルをするという内容のアクションゲームです。
テーマ的には、小学生が好きそうな感じですね。4人までのマルチプレイにも対応しています。
あれもパブリッシャーはXbox Game Studiosですね。この系統を推しているのかもしれません。
本作は内容は、基本的によくあるオーソドックスなサバイバルゲームです。素材を集めてクラフトしたりなどといったシステムですね。
やはり本作の売りとなっているのは「虫たちの世界」を探索できることでしょう。
ただこの売りの部分は、人によっては厳しいものがあるかもしれません。
というのも、虫がけっこうリアルで、しかもそれがリアルな動きで襲ってきます。
クモがアップで迫ってきたり、芋虫とかがのたうち回ったりと、書いているだけでなんかいろいろと厳しい。
虫が苦手な人には正直おすすめできませんが、逆に昆虫好きな人にはいいゲームとは思います。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「賛否両論(68%、659人中)」になっています。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・昆虫の世界を探検するという、ありそうでなかったコンセプトが良い。
・アニメ調なので、虫の気持ち悪さはある程度抑えられていると思う。
・COOPが楽しい。協力プレイしたい人向き。
・システム的な目新しさはないが、サバイバルゲームとしての安定した面白さはある。
・Microsoftアカウントへのサインインが必要。
・早期アクセスなのでストーリーが短い。
・コンテンツ不足な早期アクセスとしては、30ドルは高い。
小人になって冒険するというゲームのコンセプト自体は好評なのですが、やはり早期アクセスなのでコンテンツ不足に不満を持つユーザーが多く見られます。このあたりはアップデートを待つしかないですね。
総評
サバイバルゲームといえばゾンビだったり恐竜だったりでしたが、本作ではそれらに一石を投じる新たなコンセプトを生み出しています。
小学生のころに昆虫が好きだった方は、童心にかえって本作をプレイしてみるのもいいかもしれません。
ただ現在のところまだ早期アクセス段階なので、コンテンツ不足や調整不足は否めません。
それに配信後の割引もないというかなり強気な姿勢なので、定価で購入するしかありません。
逆にいえば、定価なのでいつ購入してもいいかと。
いま遊びたければ、いますぐ購入してしまうのもいいでしょう。