「Old World – Wonders and Dynasties(遺産と王朝)」レビューと評価・感想ーハンニバルやカエサルが登場!【Steam】

ゲーム評価シミュレーション, レビュー

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歴史のダイナミズムを楽しめる4Xストラテジー『Old World』の王朝指導者とイベント・ワンダーを大幅追加したDLC「Old World – Wonders and Dynasties(遺産と王朝)」。

Mohawk Gamesが開発し、Hooded Horseによって2024年1月12日にSteamで配信されました。

けっこうテンポよくDLCが出てるのニャ。

そうですね。前回のエジプトプレイ拡張DLC「Old World – Pharaohs of the Nile」は2023年10月5日にリリースされたので、けっこう早いペースとは思います。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。

 

どんなDLC?

Old World - Wonders and Dynasties

本DLCは歴史ストラテジーゲーム『Old World』に、新王朝指導者やイベント、ワンダーを追加するものです。

『Old World』は、『シヴィライゼーション』シリーズと『Crusader Kings』シリーズを合わせたような内容です。プレイヤーは国の発展以上に、一族の発展させていかなければなりません。『Crusader Kings』シリーズのように家系が途絶えたところでゲームオーバーになりますので、後継者をつくることも重要になります。

基本的には『Crusader Kings』シリーズに近い内容になってるのニャ。

『シヴィライゼーション』シリーズはどちらかといえば架空の世界での戦いですが、本作は歴史に沿った形になっていますね。MODなどを入れなくても、最初から日本語対応してくれているのが助かります。本体自体のレビューについては以下のリンクを参照してください。

今回追加された歴史人物ですが、ハンニバルユリウス・カエサル、クフ王、ラムセス2世、ハンムラビ、ダレイオスなど、120名ほどがいます。

『シヴィライゼーション』シリーズでも登場する有名人なのニャ。

それぞれの人物にはユニークスキルがあります。たとえばハンニバルを将軍にしたばあい、1ターンに2回攻撃をすることが可能になります。

なんかチートレベルニャ。

イベントのほうでは、100以上の新たな王朝関連イベントが追加されています。

あと、追加される建築物ですが、以下のものがあります。

ジャーワン水道橋:農業専門家を無料で獲得することが可能
ヤズルカヤ:国家宗教の都市における市民権を強化
王立図書館:接続した異国の都市に科学を生み出す
ゲベル・バルカル:この建造物が完成すると、全ての都市に寺院が建設される
エル・カズネ:接続した全ての都市から追加の収入を得て、キャラバンが生成される
コトン:10ターンごとにトリレーム(三段櫂船)が生成され、新たに建造された船はノーコストで1レベルアップ
ヘリオポリス:全都市にある神殿1つにつき、命令を1つ下せる
コロッセウム:5ターンごとにノーコストで剣士を1人生成する。

 

総評

本DLCは、前回の「Old World – Pharaohs of the Nile」のように特定地域にピンポイントを絞ったものではなく、純粋にゲーム本体自体の拡張になります。

汎用性の高い内容なので、本体を遊び尽くしてさらなる追加要素が欲しいというプレイヤーにはちょうどいいでしょう。

また、これから新しいDLCが欲しいというプレイヤーも、汎用的な拡張である本DLCから購入することをおすすめします。