『世界樹の迷宮I・II・III HD REMASTER』評価は「非常に好評」 レビューと感想ー遊びやすくなったリマスター版【Steam】
ニンテンドーDSで好評を博したダンジョンRPG『世界樹の迷宮』のリマスター版『世界樹の迷宮I・II・III HD REMASTER』。
アトラスが開発し、セガによって2023年6月1日にSteamで配信されました。ニンテンドースイッチでもリリースされています。
さすがにオートマッピング機能はついていますが、売りであった手書きマッピングもできるようになっていますね。自分のスタイルに合わせてオンオフすればいいでしょう。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作は2007年にニンテンドーDSで発売された『世界樹の迷宮』、2008年に発売された『世界樹の迷宮II 諸王の聖杯』、2010年に発売された『世界樹の迷宮III 星海の来訪者』をHDリマスター化した作品です。
いわゆる『ウィザードリィ』系のダンジョンRPGで、5人一組でパーティを組み、迷宮に挑みます。難易度が高く、最初から強い敵(FOE)がうろついているのも本作の特徴ですね。
ちなみに筆者はDS版で遊んでクリアしています。
DS版の売りであった「ペンを使って自分でマッピング機能」は本作でも健在ですね。
しかし世の中の風潮というか、「いまさらマップなんて描きたくねーよ」というプレイヤーも多くなっているため、オートマッピング機能もついています。
本作では各職業につきイラストが1種追加されており、セーブスロットも9個に増加されました。それと他の職業からイラストを借りてくるということも可能になったので、パーティ編成の自由度が上がりましたね。
あと筆者的に便利だと思ったのが、戦闘中に敵の弱点などを確認できる「ディクショナリー機能」です。いちいち弱点を覚えなくていいのは助かります。
それと本作では難易度調整が可能で、「PICNIC」(イージー)、「BASIC」(ノーマル)、「EXPERT」(ハード)の3段階があります。DSプレイヤーは「EXPERT」でプレイするのがいいとは思いますね。というかDSの難易度って「EXPERT」だったのですね。
難易度は町に戻れば変更できるので、その都度調整すればいいでしょう。
旧作プレイヤーだけでなく。新規プレイヤーにも遊びやすいようにいろいろ調整された作品になっているとは思います。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(98%、102人中)」になっています。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・パーティ編成の自由度が上がって、自分好みのパーティを作りやすくなった。
・オートマッピング機能もあって、さくさく進めたい人にもプレイしやすい。
・自分でマップを描くのが面白い。
・脳内でキャラクター同士の掛け合いを想像するのが楽しい。
・せっかくのオートマッピング機能なので、アイコンも含めてぜんぶ描き出してほしかった。
・オート移動もほしい。通路のショートカットも欲しい。
・値段が高め。
・外部画像の取り込みもさせてほしかった。
基本的な部分はおおむね満足という感じです。
総評
PCでのプレイに最適化し、マッピング機能もプレイヤーの好みに応じて変更できるのがよいですね。
また難易度も調整できるので、この手のゲームがはじめての人でもとっつきやすいとは思います。筆者的には「EXPERT」で遊んでほしいところです。
Steamで単体購入すると割引はありませんが、セット購入なら33%OFFの8,979円となります。それでも昔のゲームと考えると高めですね。
DSで楽しんでいた人には楽しめる作品にはなっているでしょう。