『アノマリーコラプス』評価は「非常に好評」 レビューと感想ーもふもふデッキ構築型ローグライク【Steam】
動物たちが戦うデッキ構築型ローグライクゲーム『アノマリーコラプス(Anomaly Collapse)』。
RocketPunch Gamesが開発し、Spiral Up Gamesによって2024年4月12日にSteamで配信されました。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作は動物たちが戦う、デッキビルド型のローグライクゲームです。いわゆる『Slay the Spire』的なあれですね。
ただ本作は仲間たちと共闘することができ、全部で8人(匹?)います。動物たちは異常現象を解決するため、戦いの場に身を投じていきます。
ゲームは1ライン型のローグライクRPGで、ラインの中で移動しつつ、敵を攻撃していきます。敵の背後にまわりこんだり、オブジェを利用したりなど、位置取りをうまくつかって戦っていく感じですね。
仲間にはいろいろ特徴があるのですが、プレイした感覚だと、使えるキャラクターと使えないキャラクターの差がけっこう激しい感じでした。使えるキャラクターを引き当てれば、有利にバトルを進めていくことができます。
あと周回育成要素があるので、最初のうちは周回して育成していくといいでしょう。これでキャラクターが強くなります。
本作の装備品である「アノマリー」ですが、200種類以上もあります。これらをうまく使って、戦っていくといいでしょう。
内容的にはルールも簡単でカジュアルなのですが、難易度自体はけっこう高めかなとは思います。この手のゲームに慣れていないときびしいかと。
とはいえ、キャラクターも可愛いので、デッキ構築型ローグライクが好きで、興味のある方はプレイしてみてもいいとは思います。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(84%、173人中)」になっています。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・ケモノキャラクターが可愛い。
・特徴のある仲間たちとの連携が楽しい。
・たくさんあるアノマリーのビルドを考えるのが面白い。
・周回育成要素があり、仲間たちを育てられる。
・ヘルプが充実しておらず、この手のゲームの初心者には不親切。
・使えるキャラクターとそうでないキャラクターが分かれている。
・周回前提なので最初がきびしい。
・開始時にリーダー一人しか選択できないので、どの仲間を引き当てるかは運任せになる。
キャラクターは可愛いのですが、ゲーム自体は難易度高めで運用素も強いため、それを受け入れられるかどうかで評価が変わってくる感じです。
総評
可愛い動物たちと共闘できる本作は、そういうケモノ好きな人にはよい作品とは思います。
ケモノが戦うローグライクゲームとしては『戦場のフーガ』シリーズもありますが、あっちは戦車がメインでケモノたちは直接戦っていませんしね。
ただ、可愛いグラフィックに反して、そこそこデッキ構築型ローグライクゲームをやり込んでいる人向けにつくられたような内容になっています。
そのため説明不足の点も多くあり、しかもキャラクターの育っていない最初のうちはとにかく死にまくって「つまらない」みたいな話にもなりかねないかと。
敵の特性を把握し、オブジェを利用し、一手一手考えながらじっくりと遊びたい人には良いゲームとは思います。