『XCOM:Chimera Squad』評価は「ほぼ好評」:エイリアンと共闘できる最新作【新作レビュー】

2020年5月27日ゲーム評価シミュレーション, レビュー

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「XCOM」シリーズの最新作『XCOM:Chimera Squad』。Firaxis Gamesが開発し、
2Kによって2020年4月24日にSteamで配信されました。

ナンバリング作品ではないのニャ。

『XCOM 2』から5年後の世界が舞台ですが、基本的には独立したストーリーとなっています。

今回の目玉は、やはりかつての敵であるエイリアンとの共闘ですね。

少年漫画的展開ニャ。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。前回のレビュー記事は以下のリンクから。

どんなゲーム?

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「XCOM」シリーズはターン制のシミュレーションRPGです。「死んだ隊員は生き返らない」というパーマネントデスが導入されており、またゲームの難度も高いことから人気を博していました。

本作もターン制ですが、「味方全員動かしてから敵の番」ではなくなり、行動はユニットのイニシアティブ順によって決まることになりました。

最近のターン制ストラテジーやターン制RPGはこのシステムが多いニャ。

このシステムのほうが待ち時間が少なく感じますしね。

それとグレネードの標準装備もなくなっていたり、ユニットを雇えるタイミングが限定されていたりで、ゲーム性が前作と変わっています。

それと登場キャラクターたちにも個性があって、前作のような量産型の兵士ではなくなりました。これは良い点だとは思います。ただそのぶん、死亡の重みも増しました。

一番良かったのは、やはりエイリアンとの共闘ですね。かつての敵が味方というのは熱いものがあります。

味方になると頼りになるニャ。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「ほぼ好評(70%、621人中)」になっています。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。

良かった点

・戦闘のテンポが良くなった。

・個性のある隊員たち。

・ストーリーが面白い。

・音楽や声優の演技がすばらしい。

悪かった点

・完全ターン制ではなくなったので、前作のような詰将棋的な面白さはなくなった。

・グレネードが標準装備でなくなったため、前作に比べて隊員が弱くなった。

・ユニットが雇いにくい。

・UIが使いづらい。

戦闘のテンポが上がったことが評価されている一方、完全なターン制でなくなったことから戦略性が減ってしまったことに不満を感じているユーザーもいました。

バグ報告を抜けば、全体的には好評です。

 

総評

「XCOM」シリーズの続編的作品ということで、面白さはある程度担保されたようなものです。

やはりエイリアンが味方になったことや、隊員たちが捨て駒的な無個性キャラでなくなったことは良い点だとは思います。

戦闘もテンポが良くなったのはいいですね。その反面、前作のように攻撃手順を考えたりする部分がなくなったので、戦略性が減ったとはいえるでしょう。

『XCOM3』を期待して買うと「なんか違う」というふうになるとは思いますが、スピンオフ作品と考えれば十分に楽しめるでしょう。

それと2020年5月2日まで50%OFFの1,100円になっています。

いきなり50%OFFって、逆に定価の設定がおかしいと疑われるニャ。

大作というわけではないですしね。プレイしたい方はこの機会にといったところでしょう。

↓次回の新作レビュー。