『For The King』レビューと感想、評価:CIVっぽいマップでのローグライクRPG|日本語化可能
4Xっぽいヘクスマップで3人のキャラを動かし、王殺害の犯人をつきとめるローグライクRPG『For The King』。IronOak Gamesが開発し、Curve Digitalによって2018年4月20日にSteamで配信されました。日本語に対応しています。
今回は本作のプレイレポートとレビュー、感想・評価をお届けします。ちなみに本記事は、旧ブログ「マイナーな戦略ゲーム研究所」の記事をリライトしたものです。
基本的なシステムとゲームの流れについて
ゲーム開始時に冒険に使う3人のキャラを選びます。職業があるのでバランスよくしたほうがいいでしょう。
とりあえず鍛冶屋、狩人、学者がバランスいいようなので、これでスタートします。
CIVっぽい戦場の霧のあるヘクスマップでゲームがスタートしました。
クエストを言い渡されるのでこなしていきましょう。基本的にこのゲームは「クエストをこなすゲーム」です。
ちなみに3人はパーティではなく、バラバラで動かします。
キャラどうしが近いところにいれば、戦闘時には手伝ってくれます。できるだけ固まって動いたほうがいいでしょう。
街などでは買い物やクエストが受けられます。クエストをこなすと金や経験値など報酬がもらえます。このあたりはオンラインRPGなどでもよくあるシステムですね。
ただ時間とともにカオスメーターが増えていって敵が強くなりますので、あまりだらだらもしてられません。
戦闘について
ヘクス上にいる敵と遭遇したら戦闘に入ります。
戦闘前に敵の数やどれだけの味方が参加できるか表示されます。
戦闘はオーソドックスなコマンドバトルです。
仲間の1人が遠いところにいるので、戦闘に参加できるのは2人だけでした。
相手の特性などを見て攻撃方法を考えましょう。
仲間が死んだ場合はそのヘクスへ行って助けます。また経験値を減らしてどこかの町で復活することもできます。
ただ生き返らせる回数が決まってて、全滅したらゲームオーバーです。最初からやり直しになります。
アイテムを拾って装備もできます。
武器や防具が違うだけで、戦闘が段違いに楽になります。
敵を倒せばアイテムドロップがありますので、どんどん闘っていきましょう。
志半ばで全滅したらまた最初から。
ただLoreポイントというのがゲーム中にもらえて、それを使っていろいろなものをアンロックできます。
総評
総評ですが、ゲームシステム自体は面白く、ストラテジーゲームの『Sorcerer King』や『Warlock』をローグライクRPGにしたような感じです。
ただローグライクとしては1ゲームがかなり長く、全滅するとやり直しをする気がかなり失せてしまいます。
あと3人をバラバラに動かすというゲームシステムが、ゲームのテンポを悪くしてるような気がします。
これはパーティで動けるようにしたほうがいい気もしました。
復活ができない状態で1人死ぬとかなり厳しくなるので、ゲームを続ける気がなくなるのも問題かと。
ターン制で移動に時間がかかるということもあり、さくさくローグライクを求める方には合わないかもしれません。
『Don’t Starve』のリアルタイム系や、『FTL』などさくさく展開ローグライクに慣れてる人にはちょっと厳しいかもしれませんね。
逆に腰を落ち着けて、時間を気にせずじっくり遊ぼうというプレイヤーには最適かと思います。