『For The King』レビューと感想、評価:CIVっぽいマップでのローグライクRPG|日本語化可能

2020年5月25日ゲーム評価ローグライク

20180506225857_14Xっぽいヘクスマップで3人のキャラを動かし、王殺害の犯人をつきとめるローグライクRPGFor The King』。IronOak Gamesが開発し、Curve Digitalによって2018年4月20日にSteamで配信されました。日本語に対応しています。

ボードゲームっぽくて楽しいゲームニャ。

今回は本作のプレイレポートとレビュー、感想・評価をお届けします。ちなみに本記事は、旧ブログ「マイナーな戦略ゲーム研究所」の記事をリライトしたものです。

基本的なシステムとゲームの流れについて

ゲーム開始時に冒険に使う3人のキャラを選びます。職業があるのでバランスよくしたほうがいいでしょう。

とりあえず鍛冶屋、狩人、学者がバランスいいようなので、これでスタートします。

初プレイだと、こういう部分は迷うニャ。

20180506230135_1CIVっぽい戦場の霧のあるヘクスマップでゲームがスタートしました。

クエストを言い渡されるのでこなしていきましょう。基本的にこのゲームは「クエストをこなすゲーム」です。

ちなみに3人はパーティではなく、バラバラで動かします。

これがけっこうめんどいニャ。

キャラどうしが近いところにいれば、戦闘時には手伝ってくれます。できるだけ固まって動いたほうがいいでしょう。

協力して戦うニャ。

20180506230407_1街などでは買い物やクエストが受けられます。クエストをこなすと金や経験値など報酬がもらえます。このあたりはオンラインRPGなどでもよくあるシステムですね。

ただ時間とともにカオスメーターが増えていって敵が強くなりますので、あまりだらだらもしてられません。

だらだらレベル稼ぎはできないのニャ。

 

戦闘について

20180506230550_1

ヘクス上にいる敵と遭遇したら戦闘に入ります。

戦闘前に敵の数やどれだけの味方が参加できるか表示されます。

ここで戦力を比べておくニャ。

20180506230708_1

戦闘はオーソドックスなコマンドバトルです。

仲間の1人が遠いところにいるので、戦闘に参加できるのは2人だけでした。

相手の特性などを見て攻撃方法を考えましょう。

20180506234031_1仲間が死んだ場合はそのヘクスへ行って助けます。また経験値を減らしてどこかの町で復活することもできます。

ただ生き返らせる回数が決まってて、全滅したらゲームオーバーです。最初からやり直しになります。

このあたりはローグライクニャ。

20180506235157_1アイテムを拾って装備もできます。

武器や防具が違うだけで、戦闘が段違いに楽になります。

敵を倒せばアイテムドロップがありますので、どんどん闘っていきましょう。

戦闘は重要ニャ。

20180507001112_1志半ばで全滅したらまた最初から。

ただLoreポイントというのがゲーム中にもらえて、それを使っていろいろなものをアンロックできます。

 

総評

総評ですが、ゲームシステム自体は面白く、ストラテジーゲームの『Sorcerer King』や『Warlock』をローグライクRPGにしたような感じです。

ただローグライクとしては1ゲームがかなり長く、全滅するとやり直しをする気がかなり失せてしまいます。

あと3人をバラバラに動かすというゲームシステムが、ゲームのテンポを悪くしてるような気がします。

これはパーティで動けるようにしたほうがいい気もしました。

システム的にはそのほうがすっきりするニャ。

復活ができない状態で1人死ぬとかなり厳しくなるので、ゲームを続ける気がなくなるのも問題かと。

ターン制で移動に時間がかかるということもあり、さくさくローグライクを求める方には合わないかもしれません。

『Don’t Starve』のリアルタイム系や、『FTL』などさくさく展開ローグライクに慣れてる人にはちょっと厳しいかもしれませんね。

逆に腰を落ち着けて、時間を気にせずじっくり遊ぼうというプレイヤーには最適かと思います。