Steam版『マーセナリーズリバース 追憶のワイルドリンクス』レビューと評価・感想ーオーソドックスなターン制SRPG
「マーセナリーズ」シリーズ最新作『マーセナリーズリバース 追憶のワイルドリンクス(Mercenaries Rebirth: Call of the Wild Lynx)』。
ESQUADRA,RideonJapanが開発し、Flyhigh Worksによって、2022年6月30日にSteamで配信されました。PS4/Switchでもリリースされています。
実際、内容もなつかしい感じのオーソドックスなターン制シミュレーションRPGですね。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作は部隊を率いて戦う、ターン制のシミュレーションRPGです。
「ファイアーエムブレム」シリーズのような、難度の高いタイトな内容ではなく、時間を掛けてレベル上げをしていけばなんとかなるタイプのものです。
『ファイナルファンタジータクティクス』とか『オーガバトル』の系統ですね。
マップ画面でアイテムや装備を整えつつ、各地の戦場に乗り出していくという形です。
キャラクター育成にはクラスチェンジなどの要素もあり、自分でキャラクターをカスタマイズしていくことができます。
戦場では、本当に一般的なターン制シミュレーションRPG的な内容。
「こういうのでいいんだよ」という人には、本当にそういうのでいいような内容になっています。
ちょっと変わったところといえば、パワーを貯めることで「リバースエクシード」という超必殺技的なものが使えることぐらいでしょうか。これは「ディスガイア」シリーズにもありますけどね。
とにかくわかりやすいシステムやストーリーで、誰にもとっつきやすいつくりになっています。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「賛否両論(64%、17人中)」になっています。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・「いつものシミュレーションRPG」という感じのシミュレーションRPG。
・変にひねくりまわさないつくりがすばらしい。
・すべてがわかりやすく、じっくり遊ぶことができる。
・とっつきやすいストーリーとキャラクター。
・ぶっちゃけ前作の『マーセナリーズブレイズ』とほとんど変わらない。
・ゲームとしての目新しさがない。他のシミュレーションRPGを遊んだほうがまし。
・世界観が薄っぺらい。
・レトロゲーム好きにはいいかもしれないけど、ちょっとあわなかったかな。
ある意味、よくも悪くも「前作とたいして変わらない」ので、それが受け入れられるかどうかといったところでしょう。
ゲームに新しさをもとめる人にはあわないかもしれませんね。
総評
本作は、本当にオーソドックスでレトロ風なシミュレーションRPGです。
前作をプレイして気に入って、「よけいなものは足さないでくれ」という人には、本作も合うと思います。
『スーパーロボット大戦』シリーズとか好きな人には合うかもしれませんね。
ただ新しいものや斬新さを求めるばあいは、本作よりもべつのゲームを選んだほうがいいでしょう。
ちなみに筆者はレトロゲームも好きなので、本作を楽しむことができました。