『SUPERHOT: MIND CONTROL DELETE』レビューと評価・感想：人気の時間停止FPSの続編【新作レビュー】

2020年7月17日ゲーム評価FPS, シューティング, レビュー

動いているときだけ時間が動くFPS『SUPERHOT』の続編『SUPERHOT: MIND CONTROL DELETE』。SUPERHOT Teamによって、2020年7月17日にSteamで配信されました。

独特なアートワークと、FPSが苦手な人でもパズルゲーム的に遊べるシステムが良いですよね。筆者はVR版もプレイしています。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。

 

どんなゲーム？

本作は2016年2月25日にSteamで配信された『SUPERHOT』の続編になります。

『SUPERHOT』はその独特なアートワークやノリ、ゲームシステムで人気を博しました。

作品の特徴としては、

「自分が動いているときは敵も動く。自分が動かなければ敵も動かない」

という点でしょう。

そのためFPSが苦手な人でも、動かなければ敵に攻撃されることはありません。敵の撃った弾も、空中で止まった状態になります。

そこでじっくり戦況を見極め、次どうするかを落ち着いて考えることができます。

慣れてくるとパズルゲームや詰み将棋のような感覚で、「次はこの敵を攻撃し、その次は……」みたいなことを考えることができるようになるでしょう。

敵の弾も避けることができるので、映画「マトリックス」のようなかっこいい銃撃シーンを作り出すことができます。

本作においては、前作のシステムやシンプル性は残しつつも、キャラクターのビルド要素が追加されています。

RPGというか、ローグライク的な感じですね。

筆者的には、このゲームはシンプルなほうがいいとは思うのですが、これはこれでありだとは思います。

ゲーム自体はそれほど前作とは変わらないかと。もともと前作のDLCとして配信する予定でしたしね。

前作が好きだった人は、本作も気に入るとは思います。ちなみにすでに前作を持っている方は、無料で本作がライブラリに追加されます。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評（92％、894人中）」になっています。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。

前作ファンの方にはおおむね好評です。

ただゲーム自体の短さと、ゲーム性自体は前作と変わらないことから、大きな変化を望んでいたプレイヤーにとっては「新しさを感じない」という不満が見られました。

 

総評

本作は前作のシステムや面白さを引き継ぎつつ、ビルドなどの新要素を加えた正統派続編といえる作品です。

正直なところ、プレイ感覚自体は前作とあまり変わりはしませんが、それゆえに前作が気に入ったユーザーは、本作も楽しめることでしょう。

前作ファンはもとより、まだシリーズをプレイしたことのないユーザーも本作からプレイしてしまっていいかと思います。