UMPCとは何か?現状と実際に使ってみた感想、メリット・デメリット

ゲームゲームハード

UMPC

UMPCとは何か?

いきなり結論から言えば、Ultra-Mobile PCのことで、持ち運びしやすい超小型PCのことです。

そのまんまニャ。

このあたり定義がいろいろあったりするのですが、基本的にはモニタが9インチぐらいかそれ以下の小さいPCぐらいに考えておいてください。

ゲーマー的には外でゲームが遊べる携帯PCという位置づけになっています。

昔だとソニーのVAIO Uシリーズとかありましたね。スマホとかも無い時代だったので、手軽に持ち運べるPCはかなり憧れがありました。何かの記事で、自転車のハンドルのところにVAIO Uを縛り付けて使うというのもありましたね。

落ちたら目も当てられないのニャ。

スマホが普及しだすと、小さな画面でPCを使う意味があまりなくなってきて、大手はUMPCから手を引いてしまっていましたが、変なハードを作るのが好きな中国は逆に力を入れ始めてきました。

中国のネットショップ「淘宝」を調べてみると、日本では知られていないようなUMPCがけっこうありますね。ゲーム目的で購入する方が多い感じです。

今回はUMPCのメリット・デメリットについて述べていきます。

 

UMPCのメリット

やはり外でゲームが遊べるという1点につきますね。

その1点だけなのかニャ。

ぶっちゃけこういうPC買う人は、ゲーム目的以外にはないでしょう。

作業がしたければノートPCのほうがあきらかにつかいやすいですし、ちょっとした用途でしたらスマホやタブレットでじゅうぶんですから。

GPD WIN2みたいに、ユーザーの用途を考えて、十字キーとボタンを付けてゲーム機特化しているものもあります。

ここまでして外でゲームがしたいのかニャ。

まあ、ゲーマーだったら憧れることはあるでしょう。

最近では、ニンテンドースイッチ型のUMPC「AYA NEO」というのもリリース予定です。

AYA NEO

ただこれらの機器は、実際に使ってみると、やはりいろいろと問題や不満点は出てきますね。

次にデメリットについて述べていきます。

 

UMPCのデメリット

UMPCの一番のデメリットは、画面が小さいことでしょう。

それが売りなのに、それが欠点なのニャ。

実際に使ってみればわかりますが、字が読みづらいんですよね。

高解像度のゲームは、文字が小さいものが多いので、画面が小さいとかなり厳しいものがあります。

とくにシミュレーション系のゲームはきついですね。

大画面でも、字が小さくてきついゲームはけっこうあるのニャ。

そもそも携帯機用に最適化されていないゲームを、無理やり小さな画面でプレイしている状態です。目も痛くなりますし、ストレスがすごい。

同じゲームが携帯機用であるのなら、普通にそれを買ったほうがいいです。

あとは排熱の問題ですね。

PCである以上、やはり熱が出ます。あまり重いゲームを遊ばなければいいのですが、そうでないばあいはそれなりの熱さになります。

また重いゲームはバッテリーの消費も速くなります。そもそもこの手の小型PCは、バッテリーも数時間ぐらいしか持ちませんしね。

無理に外でPCゲームを遊ぶより、携帯機でそれに特化したゲームを遊んだほうが精神衛生上良い気はします。

 

まとめ

外でPCゲームが遊べるのは魅力的ですが、バッテリーの持ち画面の大きさ文字の小ささ、そもそもPCゲーム自体が携帯用に特化していないことなどから、筆者としては使いづらさがあります。

とくに筆者はシミュレーション系を多く遊ぶので、小さな画面はかなり相性が悪いですね。

普通に携帯ゲーム機かスマホでゲームをしたほうがよさそうニャ。

外で過ごす数時間のために、わざわざ携帯用に最適化されていないゲームを遊ぶのも正直どうかとは思います。

ただPCのゲームが外で遊べるというのはロマンがあるので、ロマンを追い求めるという意味でならいいとは思います。

家のPCをタブレットでリモートプレイすればいい気はするニャ。コストかからないニャ。

通信速度が出るのなら、それで十分とは思いますね。

そもそもスマホのゲームでじゅうぶんという人は少なくないですしね。

スマホに移植されているPCゲームもけっこうありますし、わざわざUMPCを買うメリットを見いだせないというのもありますね。