『Neon Abyss』レビューと評価・感想:ローグライクガンシューティング|日本語化可能
ローグライク要素のあるガンシューティングアクションゲーム『Neon Abyss』。Veewo Gamesが開発し、 Team17 Digitalによって、2020年7月14日にSteamで配信されました。
『Enter the Gungeon』は見下ろし型ですが、本作は横スクロールですね。続編的作品の『Exit the Gungeon』は横スクロールですが、銃が一定時間でランダムに変わっていくため、ゲーム性はかなり違います。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作は横スクロールの全方向シューティングアクションになります。
パッドでプレイしたばあい、右スティックを倒した方向に銃を撃ちます。またジャンプは左トリガーになっていて、ちょっと慣れが必要です。
ゲームはランダムマップになっており、部屋がいくつもつながってできたダンジョンを進み、最後にはステージボスと対決することになります。
ステージの途中に武器が落ちていて、現在装備しているものと入れ替えることが可能(もともと装備していたものはその場に落とします)。アイテムを組み合わせることで武器を進化させることもできます。
また部屋は敵を全部倒すまで出ることができないため、基本的にはバトル中心のゲームプレイとなります。
プレイ感覚ですが、以前遊んだ『Rogue Legacy』というローグライク横スクロールアクションを思い出しました。「ローグライク」と「メトロイドヴァニア」を合わせた「ローグヴァニア」というジャンルで呼ばれているようですね。
『Rogue Legacy』と同じように、死んだらそれで終わりではなく、ボスを倒したときに得られる通貨でツリーのロックを解除することができます。このため、死んでもまたプレイしようという気になります。
あとタイトルにある「ネオン」の言葉通り、ステージはネオン調のピカピカしたものになります。疲れているときに遊ぶと、ちょっときつい気はしました。
『Rogue Legacy』が好きな人は楽しめる作品とは思います。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(80%、473人中)」になっています。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・操作に慣れるのに大変だったが、慣れたら中毒性の高いゲームになる。
・プレイごとに違うゲーム体験が得られる。
・パワーアップのバリエーションが多くて楽しい。
・銃の種類も多い。
・敵の攻撃に対する回避手段がほぼ皆無。緊急回避が欲しかった。
・手りゅう弾を投げる方向が、自分の正面のみなので混乱する。
・オリジナリティという面においては、とくに目新しいものはないような気がする。
本作は自機をどんどんパワーアップできる爽快感があり、そのことが好評を博しています。
一方で、敵の攻撃に対する回避手段の無さや、似たようなゲームがすでに多くあることからゲーム的な目新しさが少ない点などが、不満点として挙げられていました。
総評
本作はローグライク要素のある、ダンジョン探索型の横スクロール全方向シューティングゲームです。
操作にクセがあることから最初は取っ付きにくいかもしれませんが、しばらく遊んでいると慣れて中毒性のあるゲームに変わるでしょう。
ゲーム的には『Rogue Legacy』『Enter the Gungeon』『Risk of Rain』『The Binding of Isaac』『Legend of Dungeon』といった先行のローグライク作品の要素をとってきている感は強く感じられ、目新しさという点では物足りなさがあるのは否めません。
ただそのぶん、安定した面白さとゲームプレイはあります。
Steamのストアページにはデモ版もありますので、気になる方はプレイしてみるといいかと思います。