『三國志14』武将能力:裴元紹の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その187】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第187回目は、もと黄巾賊の裴元紹(はいげんしょう)についてお届けします。前回の周倉は以下のリンクから。
人物について
裴元紹は前回の周倉同様、正史『三国志』に記述はありません。『三国演義』に登場する架空の人物です。
前回の話と被りますが、関羽が五関を突破して曹操のもとを離れたのち、郭常という者の屋敷で宿を借りました。
郭常の息子は毎日遊び惚けており、そのことで郭常は頭を痛めていました。
そしてその夜、郭常の息子は関羽の赤兎馬を盗もうとして、従者らに捕まってしまいます。
しかし郭常が関羽に謝罪したことにより、関羽は郭常の息子を許しました。
翌日、関羽らは屋敷を離れましたが、そこへ黄巾賊の残党である裴元紹が、手下らを引き連れて立ち塞がります。
そのそばには郭常の息子の姿。裴元紹に、赤兎馬を奪うようにすすめたのです。
しかし裴元紹は、かねてより周倉から関羽のことを聞き知らされていました。
目の前にいるのが関羽だとわかると、すぐに平伏して謝罪します。郭常の息子もこれに驚き、ひざまずいて命乞いをしました。
関羽は郭常の顔に免じて許してやると、郭常の息子は頭を抱えてこそこそ逃げてしまいました。
しばらくして周倉もやってきて、関羽の部下になりたいと願い出ます。手下たちを連れていけないので、全員裴元紹にあずけることにしました。
ところが裴元紹も、関羽のお供がしたいと言い出しました。
そこで周倉は、「落ち着いたら、あとで迎えに行く」といいくるめます。
裴元紹は納得いかないながらも、手下を率いて周倉らと別れました。
のちに関羽の命令で、周倉が裴元紹らを迎えにいきます。
しかし周倉がたどり着く前に、裴元紹がそばを通りかかった趙雲の馬を奪おうとしました。
当然、結果は返り討ち。一合で突き殺され、しかも山寨も乗っ取られてしまいます。
あとの展開は、前回述べたとおりです。
今回はそんな裴元紹の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:49
武力:65
知力:25
政治:27
魅力:41
主義:我道
政策:鋒矢強化(Lv2)(鋒矢陣形の効果が上昇)
親愛武将:周倉
武力のほうが統率よりも高い形になっていますね。
いちおう手下がいたということで、それなりに評価されているのかもしれません。
ちなみに初登場は『三国志5』で、そのときは武力76ありましたね。
個性について
賊徒:府の上にいると、次ターン開始時にその地域の治安が低下。
猪突:命令設定で、敵接近時「無視」、自主退却「許可」が選択不可。
「賊徒」はこの連載で初めて登場する個性ですね。府の上にいると治安を低下させるので、位置取りには注意が必要です。
陣形と戦法
鋒矢
ある意味わかりやすいというか、個性は出ていますね。
奮戦:ダメージ。
罵声:敵の士気+攻軍ダウン。対拠点可
あとは「罵声」のみですね。どちらも使えないことはないでしょう。
総評
裴元紹は武官タイプの武将ですが、周倉と同様、統率よりも武力が大きく上回る形になっています。
個性は「賊徒」「猪突」と、どちらもバッド個性になっていて、とくに治安を落とす「賊徒」はユニット配置に気を付ける必要があります。
使えないことはないので、人手不足のときにでも出陣させてあげるといいとは思います。
次回は曹沖です。