『三國志14』武将能力:張燕の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その204】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第204回目は、黒山賊の頭領・張燕(ちょうえん)についてお届けします。前回の厳白虎は以下のリンクから。
人物について
張燕は常山郡真定県の人です。もとは褚燕(ちょえん)という名前でした。動きが俊敏なことから、張飛燕とも呼ばれています。
黄巾の乱のころ、張燕は盗賊団を率いて天下を荒らしていました。食い詰めた民らが次々と仲間に加わり、その勢力は一万を超えたといいます。
同時期に、張牛角という者が盗賊団を率いており、張燕はこれと合流。張牛角を頭領にしてさらに勢力を拡大しました。
しかし張牛角はいくさ中に、流れ矢に当たります。臨終のさいに、張燕を頭領にするよういいました。
張燕は張牛角から盗賊団をあずかり、また姓も「褚」から「張」に変えました。
そののち張燕は、河北の盗賊団を吸収してさらに勢力を拡大。ついには百万をも超える大盗賊団になります。
こうして張燕はみずからの盗賊団を「黒山」と称し、世間では「黒山賊」と呼ばれるようになりました。
あまりの大勢力に、漢王朝も鎮圧することができなかったといいます。
一方、張燕はこの状況を利用し、自ら漢王朝に帰順することで、平難中郎将の官位をもらいました。
董卓が都で実権を握ると、張燕は反董卓連合に加わります。
またこののち、公孫瓚と袁紹が争いを始めると、張燕は公孫瓚側について袁紹と戦いました。
ちょうどこの時期、呂布が李傕らに都を追われていたことから、袁紹はこれを迎え入れます。そして張燕を攻撃させました。
呂布は赤兎馬にまたがって出陣し、ついには黒山賊を撃破します。このことから「人中に呂布あり、馬中に赤兎あり」と称されるようになりました。
張燕の勢力は衰退し、官渡の戦い後には曹操に降伏してそのもとに身を寄せます。そして平北将軍・安国亭侯に任じられ、そのままとくになにもなく一生を終えたと思われます。
今回はそんな張燕の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:80
武力:81
知力:54
政治:48
魅力:62
主義:我道
政策:錐行強化(Lv4)(錐行陣形の効果が上昇)
時世を見ての立ち回りも上手かったので、筆者的には政治力も高くてもいいのではないかという気もします。
それと素早さをアピールするために、政策は「錐行強化」ですね。
個性について
山戦:山地で自ユニットの全能力が上昇。
地利:自勢力に属する地域内では、自ユニットの全能力が上昇。
疾走:自ユニットの機動が上昇(艦船、兵器以外)。
賊徒:府の上にいると、次ターン開始時にその地域の治安が低下。
消沈:自ユニットを除く特定範囲内の味方ユニットが壊滅すると、自ユニットの士気が低下。
メンタル強そうな気はしますが、「消沈」がありますね。
「山地」「地利」はどれも自ユニットの能力を上昇させるものなので、うまくかみ合わせると相乗効果が得られますね。
陣形と戦法
鋒矢、長蛇、錐行
ここでも機動陣形のみでの素早さアピールです。
急襲:ダメージ+「混乱」付与。
牽制:敵の攻城+破城ダウン。
攪乱:敵の機動ダウン。
罵声:敵の士気+攻軍ダウン。対拠点可。
「地利」持ちですし、守備の強い武将という設定なのかもしれません。
総評
張燕は武官タイプの武将です。統率・武力は80台と、能力的には中の上といったところでしょう。
個性では「山戦」「地利」「疾走」といった、自ユニットの能力を上昇させるものがそろっています。うまく相乗効果を引き出しましょう。
機動力重視のユニットなので、奇襲や兵站切りなどにも利用するといいかと思います。
次回は田豫です。