『Rustler』レビューと評価・感想ー歴史的に不正確な中世を舞台にしたGTAパロディ
歴史的に不正確な中世を舞台に、初期の『Grand Theft Auto(以下「GTA」)』シリーズのようなギャング抗争を繰り広げるオープンワールドRPG『Rustler』。
Jutsu Gamesが開発し、Games Operators, Modus Gamesによって2021年2月18日に早期アクセス版がSteamで配信されました。
今回は本作のレビューと評価・感想をお届けします。
どんなゲーム?
先述したように、本作は歴史的に不正確な中世を舞台にしたオープンワールドRPGです。
いってみれば、初期『GTA』の舞台を中世(っぽい世界)にした作品です。
通行人を殴って殺したり、車代わりに馬に乗って人をはねたりなど、なんでもやり放題です。
ところどころに『GTA』のパロディがあり、見下ろし型の初期『GTA』が好きな人には刺さる作品かと思います。
一方で、最近の3Dの『GTA』から入ったという方には、微妙な作品になってしまうかもしれません。
現在は早期アクセス状態ですが、ゲーム自体はほぼ完成状態とのこと。クエストの追加やバグフィクスなどで、正規版までには半年ほどかかるとのことです。
それと正規版になったときには値段が上がるようです。
いちおう日本語はありますが、機械翻訳のような感じなのであまり期待しないほうがいいでしょう。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「賛否両論(65%、83人中)」になっています。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・中世を舞台に『GTA』ができる。
・ユーモアがあって笑える。
・ストーリーが楽しい。
・グラフィックが良く、中世っぽい雰囲気が出ている。
・難度高めで爽快感がない。
・クエストに失敗すると、クエストの最初にもどされてやり直しなのがきつい。チェックポイントがない。
・戦闘があまり楽しくない。
・細かいバグが多い。
バグが多いのは早期アクセスなので、あるていどは目をつぶる必要があるでしょう。
きついのはやはりクエスト失敗したときのやり直しですね。
クエスト内にいくつかのチェックポイントをもうけるなりしてくれれば、ゲームの快適さは上がるかと思います。
総評
ゲーム自体はユーモアもあり、笑える作品となっています。
ストーリーは良いのですが、やはりゲームプレイに難がありますね。
イージーでも難度が高く、クエスト失敗で最初からやり直しというのは、けっこう心が折れる仕様です。
ゲーム実況向きかもしれませんが、自分の楽しみで遊ぶのはきついかなという気がします。
まだ早期アクセスなので、これからどんどん改善されていくことを期待したいと思います。