Steam版『ブラス:バーミンガム』レビューと評価・感想ー産業革命時代のイギリスを舞台にしたボードゲーム|Brass: Birmingham
産業革命時代のイギリスを舞台にしたボードゲーム『ブラス:バーミンガム(Brass: Birmingham)』。いわゆる「白ブラス」ですね。
Cubloが開発し、Phalanxによって、2020年3月7日にSteamで早期アクセス版が配信されました。
名作ボードゲーム『ブラス』から派生した作品で、ランカシャーを舞台にした『ブラス:ランカシャー』(黒ブラス)の後継的作品です。
白ブラスのほうが、黒ブラスよりもちょっと複雑になっていますね。黒ブラスが気に入った方は、白ブラスのほうも遊んでみるといいかと思います。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作の内容をざっくり説明すると、産業革命時代のイギリス・バーミンガムで資本家となり、鉄や石炭などを出荷して勝利点を稼ぐといった内容です。
石炭などの輸送には線路が必要ですが、他のプレイヤーの敷いた線路も利用できます。ただ線路を使うと、その所有者に勝利点が入ります。
ゲームには「運河時代」「鉄道時代」の2つの時代があり、鉄道時代に移行するときに運河時代のものが陳腐化します。
そのため、運河時代でがっつり稼ぐか、先を見据えて鉄道時代に備えるかなど、時代の変化にどう対応するかが重要になってきます。
鉄道時代が終了したときに得点計算をおこない、もっとも点数の多いプレイヤーの勝利です。
重量級のゲームなので、最初プレイするときは戸惑うかもしれませんが、何度かプレイすれば面白くなっていくでしょう。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「賛否両論(48%、39人中)」になっています。
ゲームのもとになる『ブラス:バーミンガム』自体は面白いのですが、まだ早期アクセスということもあり、バグなども見られますね。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・そもそもの作品が面白いので、PC版としてプレイできるのはうれしい。
・バグさえなければ良ゲーム。もう少し待ってからのほうがいいかも。
・このゲームをシングルプレイで遊べるのは良い。
・細かいバグが多い。
・AIがあまり強くない。ハードでもたいしたことがない。
・相手のターンになるとボードを見ることができない。
とにかくバグに関する言及が多いですね。
それとゲームの仕様や最適化不足、オンライン対戦での問題など、まだまだ改善の余地が多い作品となっています。
総評
『ブラス:バーミンガム』のルールを把握したいという方や、一人でこのボードゲームを遊びたいという方は、本作を試してみるのもいいかと思います。
ただ、あくまで早期アクセス版なので、そのあたりを覚悟して購入したほうがいいでしょう。
こまめにアップデートしてくれるのであればいいのですけどね。今後の動きに期待しましょう。