『ロマンシング サガ -ミンストレルソング- リマスター』レビューと評価・感想ーフレームレートに難点も【Steam】
PS2の名作RPG「ミンサガ」のリマスター版『ロマンシング サガ -ミンストレルソング- リマスター』。
スクウェア・エニックスによって、2022年12月2日にSteamで配信されました。PS4/PS5/ニンテンドースイッチでもリリースされています。
新作出すより確実性がありますしね。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作は2005年にPS2でリリースされた『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』(以下『ミンサガ』)のリマスター版です。
そのため、内容は基本的にPS2版と大きくは変わりません。
もともとこの作品は、1992年に発売された『ロマンシング サ・ガ』(以下『ロマサガ』)のリメイク作品でした。
『ミンサガ』は『ロマサガ』の世界観やフリーシナリオなどを踏襲しつつ、「ひらめき」や「連携」など他のサガシリーズの要素も取り込んでいき、グラフィックも3D化され、ほぼ新作のような内容になっていました。
本作と『ミンサガ』との違いですが、グラフィックの高解像度化や新要素が付け足されています。
新要素としては、「アルドラ」「シェリル」「マリーン」「フラーマ」「モニカ」が仲間になったり、「倍速機能」や「ミニマップ」などプレイアビリティを向上させる要素を入れたりなど、遊びやすい内容になっています。
ただ問題として、移動やバトルなどが30fpsのため、けっこう酔いやすいです。
大丈夫な人は大丈夫かもしれませんが、3D酔いしやすい筆者には、60fpsはないとけっこう厳しいです。3倍速にするとさらに酔いやすさがヤバいことになります。
公式発表としては、「UI等は60FPS、バトル・移動等は30FPSとなります」となっていました。
PS2基準ですしね。
内容的には前述のとおりPS2と変わらないので、PS2版が好きだった人には問題なく楽しめるでしょう。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「好評(88%、35人中)」になっています。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・ミンサガがPCで楽しめる。
・PS2版からブラッシュアップされている。
・ミニマップが追加されてプレイしやすくなった。
・プレイアブルキャラが増えたのはうれしい。
・フレームレートが低い。
・カメラワークが悪い。
・UIが使いにくい。
・あくまで昔のゲームなので、いま遊ぶといろいろつらい。
ゲーム自体は悪くないのですが、フレームレートとか細かいところでいろいろ不満が出ていますね。
あと、あくまでPS2の移植みたいなものなので、最近のゲームに慣れてて本作初プレイという方にもきびしいかもしれません。
総評
本作はPS2の『ミンサガ』をプレイしやすくした作品になっています。
ただフレームレートなどの問題があり、筆者的には酔いやすいゲームになっています。大丈夫な人には大丈夫なので、個人差はあるとは思います。
それとあくまでPS2版の移植なので、最近のゲームを遊んでいて思い入れが無い人にも厳しいかもしれません。
ゲーム自体は名作なので、細かい部分をアップデートでなんとかしてほしいところですね。