「HUMBLE CHOICE」1月の12本、どれがおすすめ?ゲームレビューとバンドル評価【2020年】
『HUMBLE CHOICE』2020年1月分が配信されました。
今回のゲームは12本です。Classicプランでも10本までなので、2本は選べないことになります。
今回は各ゲームのレビューとおすすめ、バンドルの評価をお届けします。日本語の有無についても言及します。
『HUMBLE CHOICE』の使い方についてはこちらの記事を参照してください。
【追記】2月分は以下を参照してください。
Middle-earth: Shadow of War
オープンワールドファンタジーRPG『Middle-earth: Shadow of Mordor』の続編。「指輪物語」の世界が舞台になります。
ただオープンワールドといっても町があってまったりできる感じではなく、ひたすら各地にいる敵を倒していくという内容です。
敵のオークたちを洗脳して味方に引き込み、自分の軍団を作れるというのが特徴。オークを育成したりと、オークたちとたわむれるゲームともなっています。
戦闘は同WB Gamesの「バットマン」シリーズなどのような、簡単操作でかっこいいアクションができるというものです。正面切って戦うだけでなく、ステルスキルをすることもできます。ステルスゲームが好きな人にもおすすめです。値段的にも選んでおきたい1作です。
Graveyard Keeper
『牧場物語』を不謹慎にしたような内容の、墓場管理シミュレーションゲーム。
プレイヤーは墓守となって墓地を発展させ、多くの死体を引き受けて収入を増やすことが目的です。
依頼を受けたりなどやることは多く、本気でやろうと思ったらけっこう忙しいゲームです。移動が多いのが難点ですね。割り切ってスローライフを送るのがいいかと思います。
好き嫌いが分かれそうな作品ですが、プレイして損はないかと思います。
Two Point Hospital
病院経営シミュレーションゲーム。テーマパーク経営系のゲームを病院に置き換えたような内容で、自分で病院をデザインすることができます。
内容としては真面目なものではなく、医療に関してもコメディ的な表現になっています。そのため医療現場の重苦しさはほぼありません。
「The Jingle Jam 2019」の評価記事で、「70%クーポンを配るぐらいなら無料配布したほうが」のようなことを書きましたが、けっきょく無料配布されましたね。経営系のゲームが好きなら押さえておきたい一作です。
DiRT Rally 2.0 + 3 DLCS
去年の2月に出たばかりのゲームが早々とバンドルに登場。基本的には前作の『DIRT RALLY』とあまり変わりはありません。
車の挙動がリアル志向なので、マリオカートのような感覚で運転するとすぐにコースアウトしてしまうでしょう。コーナー時にはしっかり減速し、自動車教習所で習ったようなスローインファーストアウトを心がけましょう。
本作はレースだけではなく、スタッフを雇ってチームを作るなどといった経営シミュレーション的な部分もあります。ラリー好きの人は楽しめるかと思います。
DLCも3つ付いてくるので、認証を忘れないようにしましょう。
Street Fighter V
「ストリートファイター」シリーズの5作目。かなり今更感がありますが、これまでのDLC全部入りの「CHAMPION EDITION UPGRADE KIT」が配信されるので、それを買うのを前提なら、いまから始めるにはお得なのではないかと思います。
「CHAMPION EDITION UPGRADE KIT」は、Steamでは3000円です。キャラクターDLCのシーズンパスが各3000円だったことを考えると、腹が立つレベルで安いです。
ゲーム的には対戦メインの作りになっていますが、無料DLC「A Shadow Falls」を導入すればストーリーモードを楽しめます。
Bad North: Jotunn Edition
ローグライク要素のあるストラテジーゲーム(ローグライクとローグライトの違いはこちらの記事を参照)。
島に兵を派遣し、バイキングの来襲に備えるタワーディフィンス型のRTSです。マップはランダム生成されます。
敵が大挙して押し寄せてくるため、ユニットの配置が悪いとあっという間に呑みこまれてゲームオーバーということも。難度が高いせいか中毒性があります。
本作はEpicストアでも無料配信されていたので、すでに入手済みの方は必要ないとは思います。
Trailmakers
パーツを組み合わせて自分で車を作り、走らせるドライブゲーム。車以外の形も作れます。似たゲームとしては『Besiege』でしょうか。
基本的には作って遊ぶだけなので、組み立てが好きかどうかで賛否両論になりそうなゲームです。
組み立て自体は簡単なのですが、思ったとおりのものを作ろうと思うと試行錯誤が必要になってくるかと思います。レゴブロックやミニ四駆などが好きな人にはおすすめです。
Unrailed!
みんなで協力して、列車が脱線しないように線路を敷いていく協力型パーティーゲーム(4人まで)。
昔、「チクタクバンバン」というおもちゃがあって、プレイいてそれを思い出しました。「チクタクバンバン」も線路の描かれたタイルを動かして、脱線しないようにするゲームです。
本作は協力プレイ前提のような作りなので、一人で遊ぶと虚しくなるかもしれません。ランダムマッチングもあるので、それを利用しましょう。
Whispers of a Machine
刑事が主人公のノワールアドベンチャーゲーム。連続殺人事件を解明する過程において、AIを神とするカルト集団がかかわっていることに気付きます。
ポイントクリック型のアドベンチャーゲームで、『モンキーアイランド』などのオールドスクールなシステムになっています。前作の『Kathy Rain』同様、本作も評価が高いですね。
パズル要素もそれほど難しくはなく、洋ゲー特有の理不尽さも少なめです。ただ日本語がサポートされていないため、英語が読めないとプレイは困難かと思います。
Them’s Fightin’ Herds
Humble Bundleがパブリッシャーを務めている格闘ゲーム。
海外の子供アニメで出てくるような動物たちがバトルを繰り広げるという、ありそうでなかった内容です。アメリカの女の子向けのおもちゃで有名な「My Little Pony」が元ネタ。
正直一発ネタかと思っていましたが、格闘ゲームとしてもしっかりと作られています。たぶん女児は遊ばないとは思いますが。
ゲームシステムですが、弱・中・強攻撃に魔法攻撃の4つのボタンを使います。基本的には『スカルガールズ』のような感じのコンボゲーです。
Mages of Mystralia
魔法の世界が舞台のファンタジーアクションRPG。魔法を自分で作れるという点は『Magica』っぽいですが、本作はパズル要素が多めです。
魔法は組み合わせによって、かなり強力なものも作れます。強力すぎてボスもあっさり倒せるといった魔法の作製まで可能です。
アクション色強めなので、一般的なRPGを想像するとちょっと違うということになるかもしれません。
GRIP + 1 DLC
『F-ZERO』や『Wipe Out』っぽさのある未来型コンバットレースゲーム。なにがコンバットなのかといえば、ミサイルや地雷やらで相手を攻撃することができます。
それとコースも地面だけでなく、壁や天井を走ったりなどといったエクストリームレースです。
オンラインで大勢でやるとカオスな感じでなかなか楽しいのですが、問題は対戦相手がなかなか見つからないことでしょうか。今回の配布で人が増えればいいなと思っています。
DLCも付いているので忘れずに登録しておいてください。またSteamストアでもスキンなどの無料DLCが配布されているのでチェックしてみてください。
まとめ
押さえておきたいのは、『Middle-earth: Shadow of War』『Two Point Hospital』あたりでしょうか。値段的にも高いですしね。
レースゲーム好きなら『DiRT Rally 2.0』『GRIP』『Trailmakers』。値段的には『DiRT Rally 2.0』が最優先です。
シミュレーション系では、『Graveyard Keeper』はネタゲームとして持っておくといいかと思います。また『Bad North: Jotunn Edition』も、Epicゲームの無料を取り損ねていたら押さえておいてもいいかと。
格闘ゲームが好きなら『Street Fighter V』『Them’s Fightin’ Herds』を押さえておきたいところです。『Street Fighter V』はすでに持っている人が多そうですが。
RPGなら『Mages of Mystralia』を選んでおきたいですが、アクション系のゲームなので人によっては合わないかもしれません。
『Whispers of a Machine』は英語のアドベンチャーゲームなので、英語が苦手な人は外してしまったほうがいいでしょう。
「Humble Choice」ストアリンク