『ウィッチャー・ザ・ボードゲーム』の感想・評価と1人で楽しく遊ぶ方法
人気オープンワールドRPG『ウィッチャー』シリーズをボードゲーム化した『ウィッチャー・ザ・ボードゲーム』。
完全日本語版が発売されたのが2015年なので、今では入手が困難になっているようです。
英語でのプレイを気にしないのであれば、Steamのデジタル版が安く手に入りますし、AI相手にプレイできますのでいろいろと面倒がないかと。
そもそもこのゲーム、プレイヤー同士の絡みがあまりないので、AI相手でもいいんじゃないかという気がします。
さらにいえば、もう対戦相手すら必要ないのではと。
そもそもどんなゲーム?
本作は『ウィッチャー』の世界を舞台としたボードゲームで、2~4人まで遊べます(デジタル版は1人プレイ可能)。
主人公のゲラルトを始めとして、プレイヤーは能力の異なるキャラクターを選んでプレイできます。
ゲーム開始時に2つあるクエストから一つを選び、こなすことで勝利点が得られます。
クエストのこなし方ですが、基本的には各地にある3種類の手がかりを必要数ゲットするだけです。
誰かがクエストを3つこなしたらゲーム終了。
勝利点の一番多いプレイヤーが勝ちというわかりやすいシステムです。
ボードゲームとしての問題点は?
やはりプレイヤーどうしの絡みがほとんどないことですね。
相手を攻撃したりはできませんし、とにかく淡々と各地をまわって手がかり集めをするだけです。
「相手を出し抜いてやった」というのがないのは、みんなで集まってプレイするゲームとしてはどうなんだろうという気がします。
とにかく相手より速く目的を達成することです。
何が面白いの?
たしかにプレイヤーどうしの絡みはないのですが、クエスト達成までにさまざまな困難がプレイヤーに襲いかかってきます。
常に何かしら困難に見舞われているというレベルでろくなことが起こりません。
他のプレイヤーからちょっかいを出されなくても、ゲームが用意している敵やハプニングがやっかいなのです。
基本的にはゲームVSプレイヤーの構図になってしまっています。
そう考えると、このゲームはソロプレイに向いているのではないかと思います。
ソロプレイルール
「何ターンで何が達成できるか」というのをルールにするといいかと思います。
たとえば、
・30ターン以内にクエストを3つ達成
・20ターン以内に勝利点30点を達成
といった形です(ターン数は適当)。
「サブクエストもこなさないといけない」など、自分で縛りをもうけたりするのもいいですね。
まとめ
この手のゲームは付き合ってくれる人を探すのが大変なので、棚でホコリをかぶってしまいがちです。
しかしせっかく持っているのでしたら、ソロプレイの方法を考えて遊ぶのがいいかと思います。
そういう意味でいくと、ソロプレイのできる『サイズ-大鎌戦役-』はユーザーのことをよく考えて作られているボードゲームですね。