『斩妖行 Eastern Exorcist』レビューと評価・感想ー弾き返しが心地いい高難度バトルアクションRPG|日本語対応
魑魅魍魎の跋扈する東洋世界で戦う、難度高めのバトルアクションRPG『斩妖行 Eastern Exorcist』。
Wildfire Game(無錫野火数字科技有限公司)が開発し、bilibiliによって2021年7月8日にSteamで正式版が配信されました。
本作は『仁王』や『SEKIRO』を2Dにしたような、回避や弾き返しなどができるバトルアクションゲームになっています。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作は横スクロールのアクションRPGです。
操作できるキャラクターですが、ゲーム開始時に男性キャラの「陸雲川」と、半妖の少女「夏侯雪」の2人から選ぶことができます。
コンボ攻撃の違いなどがありますが、一番大きいのはストーリーが違うということですね。
男性キャラのほうは妖怪ハンターとしての、少女のほうは半妖としての人生を歩んでいくストーリーが展開されていきます。
戦闘アクションですが、回避や防御に加え、敵の攻撃を弾き返すことができます。タイミングよく決まれば、攻撃を弾き返したあとにカウンター攻撃を入れてくれます。これがけっこう気持ちいいですね。
それと本作では「スタミナ」が採用されており、攻撃や回避などをするたびに減っていきます。一定時間なにもしなければ自動回復します。
『ダークソウル』ほどの厳しさはありませんが、スタミナ管理は必要ですね。
ただ、敵の攻撃に合わせて、タイミングよく回避をしたばあい、「閃」という文字が出てきます。これは「完全回避」という状態で、スタミナを消費しません。
そのため、適当に回避を連打するよりも、敵の攻撃に合わせることを意識したほうがいいでしょう。
それと敵を倒すことで「霊力」を集め、それをつかってレベルアップやスキルツリーの解除ができます。
ゲームは「イージーモード」もありますので、アクションが苦手な人でも楽しめるとは思います。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(83%、3742人中)」になっています。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・中華風のグラフィックがとても良い。
・弾き返しのアクションが気持ちいい。無理して狙いたくなる。
・BGMが雰囲気によく合っている。
・最初は難しいけど、慣れると自在にキャラクターを操れるようになる。
・マップのつくりに単調なところがある。
・スタミナ制が爽快感を殺してしまっているところがある。
・ボス戦が案外シビア。
・日本語が変なところがある。
アクション部分に関しては評判がよく、とくに弾き返しの気持ちよさが多く挙げられていました。
一方、スタミナ制については賛否両論ですね。
「スタミナがあることによって緊張感が生まれる」という肯定的な意見や、逆に「スタミナのせいで爽快感がない」という否定的な意見もあります。このあたりはプレイヤーの主観によってくるでしょう。
総評
総じて良ゲーの部類だと思います。
アクションは、慣れると自由にキャラクターを動かせるようになるので、敵の攻撃を弾き返したり、タイミングよく回避してからの反撃など、自分のプレイヤースキルが上がっていくのを感じられます。
スタミナに関してですが、これはプレイヤーごとに賛否両論ですね。
筆者的には、完全回避すればスタミナの消耗もありませんし、コンボの最後で斬撃を叩き込んでもスタミナ消耗なしなので、ちゃんとプレイすればとくに問題はないかと思います。
むしろきちんとプレイできているかどうかの尺度にもなるでしょう。
難度高めの2Dバトルアクションを求めている方は、本作をプレイしてみるといいかと思います。