「LLuL」機能をわかりやすく解説ー画像の一部を高解像度化【Stable Diffusion】

2023年6月3日Stable diffusionAI, ControlNet

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ControlNET&拡張機能講座」第8回目。「Stable Diffusion」の拡張機能「LLuL」は、画像の一部を高解像度化する機能です。

顔や服装など、「ここをもうちょっと描きこんで欲しい」みたいな部分をピンポイントに高解像度化してくれます。

なかなか使えそうな機能ニャ。

今回は「LLuL」についてわかりやすくさくっと解説していきます。

全体を高解像度化したい方は、以下の「「tile_resample」「Tiled Diffusion」機能をわかりやすく解説ー画像を崩さずに高解像度化」を参照してください。

前回の講座「「MasaCtrl」機能の導入・使い方を分かりやすく解説ー人物そのままポーズ変更」は以下のリンクから。

 

LLuL」の導入

まず「LLuL」をダウンロード・インストールしましょう。

LLiL install

Extensions」タブ→「Install from URL」タブに移動し、「URL for extension’s git repository」に、

https://github.com/hnmr293/sd-webui-llul.git

を貼り付けて、「Install」ボタンをクリックします。しばらく待つと「Install」ボタンの下の方にいろいろ文字が出てきてインストール終了。

つぎに「Extensions」タブ→「Installed」タブ「Apply and restart UI」 ボタンをクリックして再起動します。これでインストール完了です。

 

LLuL」の使い方

wizard

今回は「Txt2img」で適当に生成したこちらの少女の画像を使います。服装がシンプルなので、「LLuL」を使って高解像度化してみましょう。

LLuL open

「Txt2img」の下のほうに「LLuL」が追加されているので、そこを開いて「Enable」(使用する)にチェックを入れます。

それから「Load BG」ボタンを押し、使用する画像を選択します。

あとは高解像度化したい場所へ灰色の四角を移動させます。四角の大きさは「Multiplication (2^N)」のバーをいじれば変更(小さく)できます。

Weight」はどれだけ「LLuL」の適応を強くするかですね。最初はデフォルトで良いでしょう。

あとはいつものごとく「Generate」ボタンを押すだけ

wizard 2

無地だった服に描きこみが加えられたニャ。ついでにステッキが変な刃物に変わったのニャ。

狙ったとおりにはなかなかいかないので、そのあたりはがんばって調整してください。

 

まとめ

そんなわけで部分的に高解像度化して描きこみを増やしてくれる「LLuL」の使い方でした。

描きこみが足りない部分や、不明瞭な部分に対するちょっとしたサポートとして使えるかもしれません。

今回は「Txt2img」でやりましたが、「Img2img」でもできますので、自分でいろいろ試してやってみるといいでしょう。

それではまた次回の講座でお会いしましょう。

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