『Smalland: Survive the Wilds』評価は「非常に好評」 レビューと感想ー小人世界でサバイバル【Steam】日本語化可能

ゲーム評価RPG, アクション, サバイバル, レビュー

Smalland Survive the Wilds

小人世界を探検するオープンワールドサバイバルRPG『Smalland: Survive the Wilds』。

Merge Gamesによって、2023年3月29日に早期アクセス版がSteamで配信されました。

なんか『Grounded』っぽいニャ。

コンセプト自体は似たようなものですが、本作はファンタジー世界での冒険になりますね。

内容的には『Valheim』が近い気もします。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。

 

どんなゲーム?

Smalland Survive the Wilds

本作は小人の世界を舞台にしたオープンワールドサバイバルゲームです。

プレイヤーは昆虫を馬代わりにして乗って移動したり、資源を集めてクラフトや家づくりをしたりなど、基本的にはサバイバルゲーム的な内容になっています。

ゾンビ相手に戦うのに疲れた人には良い舞台設定ニャ。

とはいっても相手は昆虫とかなので、虫が苦手な人には厳しいものがあるかもしれません。

逆に「昆虫大好き」という人には適した題材のゲームになっているでしょう。

建設については、パーツの回転もできるので、けっこう自由度が高いです。あと解体したときにリソースが戻ってくるので、このあたりはサバイバルゲームとしては難度は低めですね。

本作の売りでのある戦闘部分ですが、「斬撃・刺突・打撃・毒・炎」の5属性があり、敵によって苦手属性とかがあるので、これをうまくつかって戦います。

そのあたりはファンタジーRPGっぽいのニャ。

敵は強めなので、多数を相手に無双は難しいですね。囲まれそうになったらさっさと逃げたほうがいいでしょう。というか、囲まれてボコられたらあっさり死にます。

死亡時のペナルティですが、死亡地点にインベントリのアイテムがドロップされてしまいます。力不足を感じたときは、遠征はしないほうがいいでしょう。

協力プレイも可能で、最大10人までのオンラインマルチプレイにも対応しています。

サバイバルゲームとしては、拠点をつくりつつ、慎重に行動範囲を広げていくタイプのものです。

強い敵が多くいる状況で、じわじわ生活基盤を築き上げていきたい人には向いているゲームとは思います。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(82%、295人中)」になっています。

82%なのでけっこうギリギリなところもあるニャ。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。

良かった点

・「小人の世界」という世界観が良い。

・建築の自由度が高い。リソースをあまり気にしないでやり直せる。

・この手の早期アクセスのサバイバルゲームにしては、リリース時のコンテンツが多め。

・探索が楽しい。

悪かった点

・時間の経過が速い。すぐに夜になる。

・戦闘時のモーションがぎこちない。

・草や茂みなどはただの背景でしかなく、小人世界特有のギミックが無い。

・ソロプレイでも一時停止ができない。

「小人の世界」というコンセプトや、建築の自由度については好評でした。

一方、細かい不満点も多く見られましたが、このあたりは早期アクセスなので今後のアップデートに期待したいと思います。

 

総評

本作は『Grounded』に『Valheim』的な要素を混ぜ合わせた作品といった感じです。

昆虫はけっこうリアルなので、このあたりに嫌悪感を覚える人にはまったく合わない作品とは思います。

一方、「小人世界を冒険したい」「昆虫が好き」みたいな人には良いサバイバル作品になっているとは思います。

日本語についてですが、現状翻訳されていない部分もそこそこあるため、「だいたいわかればいい」みたいな人向けかなとは思います。そうでない方は今後のアップデート待ちをしたほうがいいでしょう。