『ノヴァステラ島物語』評価は「賛否両論」 レビュー・感想ー異世界スローライフ【Steam】
家づくりも楽しめる異世界スローライフシミュレーションゲーム『ノヴァステラ島物語』。
Nova Studioが開発し、NIJICOによって2023年1月17日にSteamで早期アクセス版が配信されました。
現状コンテンツ不足は否めませんが、可能性は感じますね。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作は、いわゆる『牧場物語』のような牧場運営型スローライフゲームです。
釣りをしたり、料理をしたり、採掘をしたり、住民たちと交流したりというおなじみのあれですね。
ただし農業要素はありません。基本的に釣りをしてお金を稼ぎます。あと戦闘もありません。
主人公は、タイムトンネルを通ってカエルたちの住む「ノヴァステラ島」へと迷い込み、元の世界に戻る方法を探しながら島での生活をはじめます。
本作の「売り」の部分ですが、建築のためのパーツが多く、自分の好みの家をつくりやすいという点です。
ただ問題もあって、現状は定期的に採集できる資源量が少ないことから、ちゃんとした家をつくろうとすると相当時間がかかります。途中で心が折れる可能性のほうが高いでしょう。
あとパーツごとに接続できるものが決まっているため、微妙にかゆいところに手が届かない部分も多かったりします。
それと現在早期アクセスであることから、コンテンツは少ないですね。
ぶっちゃけ数時間もプレイすると、やることがなくなってしまうレベルでコンテンツが少ないです。
ちなみに本作は、「圧倒的に不評」で有名な『Mirror 2: Project X』のスピンオフ作品として登場する予定でした。最初のタイトルは『Mirror 2: Project Z』だったりします。
『Mirror』はアダルトゲームだったので、方向性が違う作品にこのタイトルを付けるとユーザーの要望と違うという話になってしまいますしね。
次にユーザー評価を見ていきましょう。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「賛否両論(40%、285人中)」になっています。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・グラフィックがきれい。
・キャラクターが可愛い。
・建築の自由度が高い。
・可能性を感じる。
・やることが少ない。
・単純作業の繰り返しになる。
・素材の取れる量が少なく、建築が大変。
・基本的に建築以外やることがない。
早期アクセスということもあり、現状は「素材を集めて建築をする」がメインになるとは思います。
できることが少ないため、あくまで早期アクセス作品であるということを前提にしたほうがいいでしょう。
総評
ゲーム自体に可能性は感じますが、現状目的をもってできることは建築ぐらいです。
作物を育てたりといったことがしたければ、他の完成度の高い農場経営シムをプレイしたほうがいいでしょう。
グラフィックが気に入って、本作のデベロッパーを支援したいという方は、お布施目的で購入するのもいいとは思います。