『Farthest Frontier』レビューと評価・感想ーサバイバル都市建設|日本語化可能【Steam】
未開の地に都市建設をし、住民の生き残りをかけるサバイバル都市建設シミュレーションゲーム『Farthest Frontier』。
Crate Entertainmentによって、2022年8月9日にSteamで早期アクセス版が配信されました。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。Crate Entertainmentといえば、ハックアンドスラッシュRPG『Grim Dawn』で知られるデベロッパーですね。
基本的には『Banished』ですが、こちらは規模が大きいですね。
それではレビューと評価・感想をお届けします。
どんなゲーム?
本作は『Banished』型のサバイバル都市建設ゲームです。
『Banished』は都市建設シミュレーションゲームに革命を起こしましたからね。
これまでの都市建設ゲームは基本的にはのどかなもので、ゲームオーバーとは無縁でしたが、『Banished』以降はそうはいかないゲームが増えました。
本作の舞台は中世の荒野で、シチュエーション的には『Banished』と似ています。
「冬の到来」以外に、『Banished』にはなかった「敵の来襲」イベントがありますので、このあたりもしっかり対応する必要があります。
ゲーム要素がかなり細かく、『Banished』をひたすらマイナーチェンジしたら本作になるといった感じですね。
資源にはクラフト要素もあり、複数の資源を組み合わせることによって、新たな資源を生み出すことができます。
それと『Banished』はあくまで「村」でしたが、本作はゲームを進めていくと大都市化していきます。ゲームの規模はこちらのほうが圧倒的に大きいですね。
病気の種類も多く、 赤痢やコレラ、狂犬病などいろいろあります。これらを防ぐには水をきれいにしたり、衣服を着用させたりなどで対処していきます。
とにかくデータの細かい都市建設ゲームなので、がっつり遊びたい人には適しているかと思います。
またゲーム開始時に難度調整も可能なので、ぬるく遊びたい人は「平和モード」にすれば問題無いとは思います。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(86%、808人中)」になっています。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・グラフィックがこれまでの都市建設ゲームと比べて格段に良い。
・さまざまな都市建設ゲームの要素を掛け合わせてつくった集大成作品。
・リソース管理が楽しい。
・これまで遊んだどの都市建設ゲームよりも面白い。
・どこかで見た感じの要素が多く、オリジナリティには欠けている。
・無難に面白いものを作り上げたという感じで、尖った部分があまりない。
・細かい設定のわりに、家畜の種類が牛しかいない。
・ゲームデザインが煩雑過ぎる。
よくも悪くも「集大成ゲーム」といった感じの内容です。
面白いことは間違いないのですが、そのぶんオリジナリティが無いと感じている人も多いようですね。
全体的には、ゲームの面白さ自体への否定はほとんどありませんでした。
総評
本作は『Grim Dawn』のデベロッパーが開発した作品ということで、前人気もけっこう高い作品でした。
現在早期アクセス版とはいえ、すでに完成度の高い作品になっています。
都市建設ゲームとしては面白い作品になっているので、そのようなものが好きなら買って損はないとは思います。
日本語も最初からサポートされているのも良い点ですね。