『Endzone – A World Apart』評価は「ほぼ好評」:世紀末サバイバルシムシティ【ゲームレビュー】日本語化可能

2020年5月27日ゲーム評価シミュレーション, 都市建設

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原子力災害後の世紀末世界での都市建設シミュレーションゲーム『Endzone – A World Apart』。 Gentlymad Studiosが開発し、Assemble Entertainment,WhisperGamesによって2020年4月2日にSteamで早期アクセス版が配信されました。日本語に対応しています。

画像を見た感じ、けっこう緑があるニャ。砂漠だらけの世界じゃないのニャ。

放射能汚染が起こってから150年後の世界ですからね。それと地域には湿度や季節変化、放射能汚染度などがあり、干ばつや砂嵐も起こります。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。前回のレビュー記事は以下のリンクから。

どんなゲーム?

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本作は世紀末世界を舞台にしたサバイバル型の都市建設シミュレーションゲームです。

サバイバル型というと、住民が全滅したりとかがあるのニャ?

そうですね。2021年、テロリストたちが世界中の原発を爆破し、世界を大混乱に陥れました。一部の人びとはタイトルにもなっている地下施設「エンドゾーン」に避難。それから150年後、人類が地上に出てきて生活をするというストーリーです。

世界規模で原発を爆破できるテロリストたちがすごいニャ。

しかし150年経ったとはいえ、地上はまだ安全な場所ではありませんでした。

放射能はまだ残っており、それにより汚染された雨も降ります。さらに干ばつや砂嵐なども襲ってくるため、厳しい生活を強いられることになるでしょう。

ゲームの内容ですが、基本的な部分はほかの都市建設ゲームとおなじです。

リソースとしては水、食料、電力が必要になるので、まずはこれらが供給できるようにしなければなりません。

もちろん水もそのままは飲めませんので浄水場が必要になります。また食糧は狩りをしたり、畑や牧場を作ったりしなければなりません。電力はソーラーパネルによる太陽光発電などでまかなっていきます。本作では建設物は30種類以上用意されています。

定期的にやってくる干ばつや砂嵐などの災害に備えるのが、本作の山場といえるでしょう。

『Frostpunk』や『Banished』みたいな感じなのニャ。

そんな感じですね。雰囲気的にはどことなく『Surviving Mars』にも似ている気がします。

放射能はどうやって防ぐのニャ?

防護服を作って住民に配ることですね。このあたりも他のシミュレーションゲームでの衣服の生産とおなじような感じです。

過酷な環境での都市づくりがしたい人には打って付けの作品といえます。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「ほぼ好評(73%、624人中)」になっています。

本作の良かった点については以下のとおりです。

良かった点

・世界観や雰囲気が良い。

・グラフィックがきれい。

・いかに生き延びるかを考えるのが楽しい。

・干ばつなどの困難を乗り越えたときの達成感が最高。

ゲームの難度は高めですが、それをクリアしていくことが本作の面白さともいえるでしょう。

一方、悪かった点については以下のとおりです。

悪かった点

・人口が多くなったときに防護服が足りなくなって詰む。一定以上の人口に育てることができない。

・リソースが限られていて、最終的には滅びに向かうしかない。

本作はシムシティのように巨大な都市を作るというゲームではなく、あくまでも「サバイバル」都市建設ゲームです。

人口などもコントロールしながら、いかに生き延びていくかに四苦八苦する作品といえるでしょう。

 

総評

本作は厳しい環境での生存を目標とした、ジャンルどおりのサバイバル都市建設ゲームです。

干ばつなどの自然災害がやってくるまでに、いかにして準備を整えることができるかが重要なポイントとなっていくでしょう。

一日でも長く生き残るためのゲームニャ。

『Frostpunk』や『Banished』などが好きだった方は、本作をトライしてみるのもいいかと思います。

↓次回のレビュー記事。