『Surviving Mars』未プレイ・初心者向けに遊び方や攻略をわかりやすく解説
発売当時から微妙な評価を受けつづけてきた火星開拓シミュレーションゲーム『Surviving Mars』。
Haemimont Gamesが開発し、Paradox社によって2018年3月16日にSteamで配信されました。海外ではPS4版や Xbox one版も発売されています。
Haemimont Gamesはブルガリアのデベロッパーですね。独裁者シミュレーションゲーム「トロピコ」シリーズの3~5の開発をおこなっていました。
本作のぱっと見としては、火星を舞台にしたシムシティでしょうか。
配信当初は評価が悪かったです。難度が高かったのが問題ですね。資源がたりなくて難しすぎるといった点や、チュートリアルが不親切などといった点が挙げられています。
まあ火星に移住するのですから、難度は高いでしょう。並大抵のことではないかと。
ただ現在ではDLCも配信され、評価も持ち直しています。好評が79%で「ほぼ好評」に変わりました。
今回は、以前書いたプレイレポートをリライトし、遊び方や攻略などを初心者向けにお届けします。プレイ人口が増えることを期待しています。
火星に降り立つ
チュートリアルステージで説明します。本作でまずすることは、宇宙船の着陸位置を決めることです。
宇宙船は他のゲームでいうところの、ベースとなる場所です。できるだけ資源の多そうなところに配置しましょう。本作は資源をいかに多く獲得できるかのゲームです。
宇宙船が着陸すると、可愛いドローンロボたちが出てきます。あなたをサポートして作業してくれるロボットたちです。
資源置き場を設置すれば、ドローンロボは自動的に近くの資源を採掘してくれます。とにかく少しでも多くの資源を獲得しましょう。
次にコンクリート採掘機の設置を設置します。黄色い地面がコンクリートを採掘できるところなので、その近くに置きます。
コンクリート採掘機を動かすには電力が必要です。次は電力源を設置して、コンクリート採掘機までケーブルを引きましょう。
採掘したコンクリートを置く場所も必要です。採掘時には廃棄物も出るので、その捨て場も設置しなくてはなりません。
ドローンロボも電力で動いています。宇宙船から出てきたばかりのときはまだ電力がありますが、いずれ尽きて動かなくなってしまいます。充電のため、ドローンハブを設置しましょう。
ドローンハブはドローンの操作制御をおこなう施設です。いわゆる司令塔ですね。ドローンハブの範囲外では、ドローンロボは活動できません。
一つのドローンハブで20体までドローンロボを管理することができます。また技術開発「Drone Swarm」で80体まで増やせます。
ドローンハブ設置するとその左右に充電ステーションも同時に設置されます。充電ステーションは単独での設置も可能です。
つぎは宇宙船を地球へ戻します。地球から資源などを持ってきてもらうためです。
来たばかりではいろいろと足りないものが多いでしょう。
しかし火星もそれほど資源があるわけではないので、いずれ尽きてしまいます。そうなったら地球の資源にたよるしかありません。
このあたりを考え出すと、なんのために火星に来たのかよくわかりませんね。考えないことにしましょう。
宇宙船を飛ばすには燃料が必要です。エバポレーターと燃料生成機を設置して燃料を生成し、宇宙船に燃料を入れて地球にもどします。
宇宙船の燃料が十分になったら発射ボタンでロケットを飛ばします。これで地球に戻ってくれます。
居住空間を作ろう
資源置き場にある資源はクローンロボが運んでくれますが、建設現場が遠いと何度も往復することになり効率がよくありません。
そこで輸送車(RC transport)を使います。輸送車は資源を多く積むことができます。資源置き場にある資源を手動で一気に運んだり、輸送ルートを設定して自動化することが可能です。また資源の採掘もできます。
輸送車を上手く使うことで、ドローンロボの作業時間を短縮させられます。
資源が足りなくなる前に、スキャンタワーを立てましょう。これを設置すると、周囲の資源などを探索するときにブーストがかかります。
研究ポイントを消費することで、研究開発を進めることができます。研究ポイントはラボをつくることで増やせます。
電力供給のためにソーラーパネルをつくります。ただ夜間は使えませんので、それを補うために風力タービンもつくります。この2つが序盤の電力の要になります。
風力タービンをつくっても、夜間に風がなくなる可能性もあります。電力を貯めておくための蓄電施設をつくっておきましょう。
また夜間の電力消費を抑えるため、エバポレータと燃料生成機の電源を、夜間になると自動的に切れるように設定しておきましょう。
たりない物資はコストを払って、地球から買うことができます。買うと地球から物資を運んだ宇宙船が飛んできます。
着陸した宇宙船は、また燃料を積みこんで地球に返してやることができます。
人が住むには当然水が必要です。水の抽出装置と貯蓄タンクをつくり、パイプで結びます。
しかし人が出てくるまでが遠い。まあ、しっかり準備しなければ、火星に来た瞬間に全滅ですが。
やっとこさっとこ居住用のドーム建設がはじまりました。これがないと人が住めません。
次はドームに水と空気と電力を供給してやらなくてはなりません。電力不足になってきたのでソーラーパネルと風力タービンも追加します。
このあたりまで来ると、「ここまでして火星に移住する必要性ってなんだろ」と急に身も蓋もないことを疑問に感じてくるかと思います。
いろいろやってるあいだにソーラーパネルが壊れました。本作では施設は老朽化していくので、定期的にメンテナンスをしてやらなくてはなりません。電力や資源もつねにたりませんし、チュートリアルでも苦戦します。
やっとドームが人の住める環境になりました。次は地球から移住者を呼びましょう。
火星への移住開始
人を迎えるために、ドームの中に施設をつくってやらなければなりません。居住区をつくったり、食糧生産をととのえたり、ホームシックにならないように娯楽施設のバーをつくったりなど、まだまだやることはあります。
ちなみに火星生まれの人間は、ホームシックにはなりません。
バーでの仕事の割り当てをしてから、研究所もつくって研究ポイントを稼ぎましょう。
人間どもがバーで酒を飲みはじめています。火星来ても酒飲むぐらいしかやることなさそうです。
ドームに住める人口はかぎられていますので、新しいドームをつくりましょう。レアメタル採掘施設のそばにドームをつくり、居住区をつくって労働者を招きます。
ドームは設定を変えることによって、どんな人物を招くかを決めることができます。採掘施設の近くのドームは「地質学者を歓迎」「科学者を歓迎しない」にします。べつのドームではこの逆をすることによって、住み分けをします。
ドーム間の移動は、飛行ユニット(Shuttle)によっておこなわれます。自動的に人がドームからドームへ輸送されていきます。
またドームのとなりにドームをつくり、通路をつくることで移動させることもできます。またこれによって居住空間が広くなります。
抽出機のアップグレードを研究します。研究はけっこう時間がかかります。
あとはドームを増やし、移住者を増やしていくという流れでゲームを進めていきましょう。
まとめ
火星に人を移住させるまでの流れをまとめてみましたが、そこに至るまでがけっこう大変だということがわかっていただけたかと思います。
そもそも火星は人が住める環境ではないので、そのような惑星でどうやって生活させていくかが本作の醍醐味ともいえるでしょう。
ゲームが進めば進むほど、資源はかつかつになっていきます。施設は老朽化し、そのメンテにも資源が必要です。
いかにリソースを無駄にしないかが、本作の攻略のカギとなるでしょう。
火星をどうやって開拓していくか、その苦労を体験することのできるゲームといえます。