『Victoria 3』のDLC、おすすめはどれ?5段階評価
産業革命以降の100年間をシミュレートした歴史ストラテジーゲーム(いわゆるパラドゲー)の『Victoria 3』。
ローマ時代を舞台にした歴史ストラテジーゲーム(いわゆるパラドゲー)『Imperator: Rome』と同じで、『HOI4』や『EU4』など主力パラドゲーと比べると2番手という感じはありますね。
そんなわけでこの記事を読む人自体が少なそうですが、ぼちぼちとDLCが増えてきたので、今回はそれらのレビューとおすすめ度の5段階評価です。
拡張DLCの5段階評価
本作のDLCですが、いわゆる拡張DLCにあたるものはあまり数が出ていません。
ただ前作の『Victoria 2』も拡張DLCは「A House Divided」と「Heart of Darkness」の2つだけだったので、本作もそんなにたくさん出ないかなとは思います。本作の「Grand Edition」でカバーされているのは「Sphere of Influence」までですしね。
Voice of the People
Voice of the People(おすすめ度:3)
アジテーター&フランスイベント追加DLC。
60人以上の歴史的アジテーターを追加するDLC。アメリカの奴隷制度廃止運動家ジョン・ブラウンや、ドイツの社会主義者ローザ・ルクセンブルク、イタリアの国家創設者ジュゼッペ・マッツィーニなど、歴史的有名人物が登場します。
これらアジテーターは利益団体のリーダーにしたり、軍の指揮官にしたりなどでの利用も可能ですが、逆に自分の政策に反する場合は邪魔な存在になるでしょう。
使い方としては、政権にいる利益団体のリーダーの主義が政策変更と合わないときなどに、もしちょうどよいアジテーターがいた場合に入れ替えをするという感じですね。
それとフランスにイベントが多数追加されるので、フランスプレイが好きな人にも良いDLCとは思います。
ただ内容に対して値段は高めですし、必須かと言われれば微妙なところです。
ポイント:アジテーターとフランスイベントの追加。実名の有名人が登場することや、フランスの歴史が好きな人向け。
Colossus of the South
Voice of the People(おすすめ度:2)
南米イベント追加DLC。とくにブラジルプレイを強化できます。
ブラジルのペドロ2世の治世を追体験したり、パラグアイ戦争などさまざまな南米イベントが追加されます。
『Victoria 2』だとブラジルはプレイしやすい国の一つとして人気がありましたので、本作でもブラジルプレイがしたい人にはよいDLCになるとは思います。
ただブラジルにまったく興味がない方には、あまり意味のないDLCになるでしょう。
ポイント:南米イベントを多数追加。ブラジルプレイが好きな人向け。
Sphere of Influence
Sphere of Influence(おすすめ度:5)
外交強化DLC。「Grand Edition」(DLCシーズンパス)最後の拡張となるDLCで、2024年6月25日にリリース予定です。
陣営のカスタマイズ(エディット機能)や国外投資、従属国へのインタラクション、ロビー活動、グレートゲーム(英露抗争)イベントの追加などが盛り込まれています。リリースされたらまた追記します。
【追記】発売されました。陣営をつくる機能がなかなかよく、世界大戦的な状況をつくりだすことができますね。汎用性の高いDLCなのでおすすめ度を5にします。
ポイント:外交関係を強化。グレートゲームイベントに興味のある人にも。
その他のDLC
追加BGMやオブジェクトモデルなど、ゲームシステムに影響しないDLCについてです。
Dawn of Wonder:昼夜サイクルやペーパーマップ、マップを引いたときのテーブルの装飾物の変更(オプションから変更可能)、衣装バリエーション・ランドマークの追加。
Melodies for the Masses Music Pack:新BGMを14曲追加。バニラのBGMを聴き飽きたという人向け。
Trains Bonus Pack(無料):機関車の新モデル10種類を追加。無料なので入れておきましょう。
まとめ
そんなわけで、現状は必須DLCというものはなく、自分のプレイスタイルや趣味で導入していくのがいいとは思います。
他のパラドゲーに比べれば、ゲームプレイを大きく変えていくようなものでもありませんしね。
本体だけを買った方は、とりあえず本体をやり込んで、物足りなさを感じてから導入していくほうがよいでしょう。