【バトルテック攻略#2】戦闘の基本をわかりやすく解説|BATTLETECH
Steam版『バトルテック(BATTLETECH)』普及のため、攻略解説の第2回目です。
このゲームのとっつきの悪さは、その世界観が複雑なことです。勢力も多いですしね。
そのため、まずは第1回の「世界観と勢力をわかりやすく解説」を読んでおいてください。世界観が理解できると楽しくなります。
今回は本作のメインになるメックバトルについて、わかりやすく解説していきます。
バトルの基本
移動して回避率アップ
本作はメックというロボットがバトルをするゲームです。メックという言葉は、日本語の「メカ」から来たといわれていますね。
さて、このメックですが、キャンペーンで始めると、最初の方で仲間になるDEKKERさんがミッション中に死亡することが多いです。
彼の乗っている機体「SPIDER」がもろいので、ゲームシステムを理解していないとすぐに壊されてお亡くなりになられるのですね。
このSPIDERという機体ですが、いわゆる軽量級のメックです。LOCUSTもそうですね。
装甲は薄く、攻撃力も大してないのですが、機動力がかなり高いです。
これをどうやって運用するかですが、まずこのゲームの基本として、「メックの移動距離に比例して回避率が上がる」ということを理解しておいてください。
本作で移動するとき、「>>>」のようなマークが出てきます。移動距離が多ければ、「>>>」マークの数も多くなり、回避率も上がります。
移動には、移動後も攻撃できる「歩行(通常移動)」と、攻撃できないけど移動距離のある「スプリント(走る)」があります。
スプリントを使えば攻撃できない代わり、長距離移動することで回避率を稼ぐことができます。
つまり軽量級メックのやることは、「ひたすら移動して回避率を上げる」ことです。
某少佐も「当たらなければどうということはない」といったように、メックの装甲を上げることよりも、回避率を上げて当たらないようにすればダメージはかなりおさえられます。
軽量級メックの任務は偵察や、戦闘以外での目的達成、あと一撃で倒れそうな相手に蹴りを入れて倒すなので、突っ立って敵と戦ってはいけないのですね。
軽量級メックじゃなくても多く移動すれば回避率は稼げますが、軽量級メックはとくにこのことを注意する必要があります。じゃないとすぐに壊れます。
そのため戦闘の基本は、
1:歩行・スプリントともに、できるだけ長距離を移動する(回避率アップ)
2:歩行であれば、敵のHPが多いときは、できるだけ移動したあとに攻撃する。
の2点を守れば、ダメージを減らすことができます。
ただ移動によって射撃時の命中にペナルティも付きますので、そのあたりは状況次第といったところです。
Brace(防御)
それとRPGでいうところの防御にあたる「Brace」がありますが、これを使うとダメージ-20%低減+安定ダメージ50%減少となります。
ただ軽量級でこれをつかってもやられてしまうので、やはり足で回避率を稼ぐのがいいでしょう。
ちなみにミッションでDEKKERさんを生還させるには、そもそもDEKKERさんを戦わせないのが一番簡単かと。
武器の種類とオーバーヒート
本作には大まかに4種類の武器があります。
レーザー(エネルギー)、実弾、ミサイル、サポート
ですね。
武器は撃つたびに機体が熱を持ちますが、とくに発熱が大きいのがレーザーです。
一定以上を超えればオーバーヒートしてしまい、内部ダメージを食らいます。さらに熱量が上がると機能停止になってしまうのですね。
チュートリアルステージでは「水の中に入って機体を冷やせ」とありますが、実戦では都合よく水のあるところがそうそうありません。
基本的には自分でちゃんと熱管理をする必要はあります。
どう管理するかですが、攻撃時に、画面右下で使う武器を選べます。
攻撃したあとにどれぐらい熱量が増えるかがあらかじめわかるので、場合によってはレーザー兵器などをオフにして攻撃するといいでしょう。
武器の役割
先程4種類の武器について述べましたが、一つひとつ説明していきます。
エネルギー系
まずエネルギー系ですが、熱量を発生するかわりに、弾数を気にせず撃ち放題です。弾が尽きたときの、唯一の攻撃手段ですね。
いざというときのためや、弾薬節約のために、いくつかは装備しておいたほうがいいでしょう。
レーザーには「Lレーザー(長距離レーザー)」「Mレーザー(中距離レーザー)」「Sレーザー(短距離レーザー)」などがありますが、敵メックを転倒させることができません。あくまでダメージだけですね。
ただPPC(粒子ビーム)は敵の安定度にダメージを与えられます。また軽度の電磁フィールドが発生し、敵メックの射撃精度が落ちます。
ミサイル系
ミサイル系ですが、レーザーに比べて発熱は小さいですが、弾数制限があります。
SRM(短距離ミサイル)とLRM(長距離ミサイル)があり、連続で複数の弾を打ち込みますので、敵にヒットしやすいというのがあります。障害物があっても、それを避けて攻撃したりします。
さらに物理弾なので、敵メックを転倒させることもあります。転倒すると攻撃食らい放題なうえ、起き上がるために1ターンつかわなければならないなど、デメリットがかなり大きいですね。
それと、ミサイルを装備している箇所に攻撃を食らうと、弾薬誘爆が起こって機体が吹っ飛んだりします。ミサイルだらけの機体は、爆薬を積んで戦っているようなものですね。
実弾系
実弾系ですが、発熱は少量ですが弾を消費します。レーザーとミサイルの中間といったところですね。バランスの取れた兵器といえます。
「AC/5」とか「AC/10」とか書いているのがこれで、ACは「オートキャノン」のことです。数字が大きいほど威力が高くなり、射程が短くなります。
実弾のよいところは質量がありますので、ミサイル同様、敵メックが転倒しやすくなるということですね。
一方、やはりミサイルとおなじく弾薬誘爆がありますので、装備箇所に攻撃を食らわないよう注意したほうがいいでしょう。
サポート系
サポート兵器ですが、火炎放射器やマシンガン(実弾)などがあります。格闘後に自動的に発動します。そのため格闘系メックをつくるときは、サポート武器を積んでおくと追加ダメージに期待できるでしょう。
とくに火炎放射器は面白い兵器で、敵メックの熱量を強制的に上昇させる効果があります。オーバーヒートを狙いにいくことができるのですね。
逆に言えば、敵に火炎放射器持ちがいた場合、調子に乗ってレーザー撃ちまくってるとオーバーヒートを食らってしまう可能性も。
格闘
武器をつかわず、直接シバキに行く(MELEE)こともできます。
普通に殴りつけるのと、ジャンプで踏みつぶすのがありますが(DFA=Death From Above)、ジャンプを使うと自分のメックも足にダメージを負います。あくまで最終手段としてつかうのがいいですね。
機体ごとに格闘の得意・不得意がありますので、パラメータのMELEEを参考にするといいでしょう。
それと車両系の敵は踏みつぶすことで一撃破壊できます。手っ取り早く相手を倒すのによいでしょう。
機体のパーツとカスタムについて
メックですが、8つのパーツ(頭部・胴体(中央・右・左)・両腕・両脚)からなっています。
これらのパーツに武器・弾薬・装備を載せていきます。
そしてそれぞれのパーツには装甲があり、装甲が壊されると内部中枢が直接ダメージを受けることになります。内部中枢のHPが0になるとその部位は破壊されます。
その部位に弾薬が積まれていた場合、誘爆してしまうので注意しましょう。
またそれぞれのパーツには、機体ごとに積める武器のタイプと数が決まっています。たとえばShadow Hawkは左腕に武器を積むことができません。
それと装甲は戦闘後に自動修復されますが、内部中枢はお金を払って修理する必要があります。
頭部
頭部にはコクピットがあります。ここへのダメージは、乗っているパイロットへのダメージにもなります。本作ではパイロットにもHPがあるのですね。
他の部分が新品同様でも、頭だけ吹っ飛ばされてしまうとパイロット死亡になるので注意しましょう。
それと軽い武器なら頭部にも積めます。ただ機体によって、積める武器のタイプや数が違います。
胴体(中央・右・左)
胴体は中央・右・左の3つのパーツからなっています。ここが破壊されると、パイロットもダメージを受けます。
胴体は装甲がF(フロント・前方)とR(リア・後方)の2つがあり、内部中枢のHPも高め。他の部位に比べて頑丈です。
腕(右・左)
武器や装備を積むことができます。戦闘中に失っても、クリティカルな問題にはつながらないパーツともいえます。
とはいえ、腕は内部中枢のHPが低く、壊れやすくもあります。メイン武器を積んでしまうと、壊れた場合、戦えなくなるといった事態にもなるので注意が必要です。
脚(右・左)
脚はメックにとって重要なパーツといえます。
本作では安定度というのがあり、不安定になると転倒します。脚を失えば当然転倒しますね。両脚が壊れればその時点で走行不能(=戦闘不能)となります。
汎用装備
汎用装備としては、発熱を減らす「放熱器」があります。1ターンに-3してくれますので、たくさん積めばそれだけ放熱量が上がります。
放熱器を積みまくって、レーザーに特化したメックをつくってみても面白いでしょう。WARHAMMERという重量級メックがレーザー系で、放熱器を積みまくっていますね。
ジャンプジェットは、ジャンプ移動やジャンプ攻撃に使います。
「ジャンプなんてしねーよ」という方は、いっそのこと外してしまって、その分装甲を厚くしたり、他の武器を増やしたりといったこともありといえばありです。
装甲
装甲を増やすと、そのぶん重量も増えます。
どこまで装甲を増やすか、それとも武器を積むのか、このあたりもバランスを考えなければなりません。
戦闘のイニシアティブ・地形・部位攻撃・モラルスキル
イニシアティブ
戦闘は、軽い機体から先に動いていくと考えてください。
たとえばSPIDER(30t)やLOCUST(20t)のような軽量級は優先的に先に動けます。
この順位をイニシアティブといいます。具体的には以下のようになっています。数字の大きいほうがさきに動きます。
35t以下(軽量級):4
40~55t(中量級):3
60~75t(重量級):2
80~100t、固定砲台:1
味方がおなじイニシアティブの場合、好きな味方から動かすことができます。
地形
チュートリアルでも説明があるように、森に入るとそれだけでダメージ-20%軽減されます。うまく利用しましょう。
また水の中に入れば、熱量を大きく減らすことができます(ただそう都合よく存在しませんが)。
それと山地などの遮断物があれば、そのうしろに隠れて敵の射線から逃れるということもできます。
砂漠などの熱い地域は放熱能力が85%になるので、レーザー撃ちすぎには注意。
部位破壊
適当に攻撃するよりも、特定の部位を狙って攻撃をしたほうがダメージ効率がいいです。
まず装甲をはがし、そのあとで内部中枢のHPを0にするという手順なので、強力な武器を積んでいる部位を壊してしまえば、敵は大したことができなくなります。
そのため、敵がどこに武器を積んでいるのかをまず確認しておくと、効率のいい攻撃ができます。
敵の側面に回って攻撃すれば、とくに狙う必要もなく側面のパーツを集中的に壊せます。これをうまくつかって、片側から執拗に攻撃してやりましょう。右腕がなくなれば右胴、それがなくなれば中央胴に攻撃が通りますしね。
後述のモラルスキル「部位攻撃」によって直接部位を狙って射撃することもできます。
また転倒した相手は狙い放題なので、どんどん部位攻撃を仕掛けていきましょう。
モラルスキル
敵を倒したりするとモラル(士気)が増えます。
このモラルを消費して使用できるモラルスキルですが、「部位攻撃」「警戒」があります。
「部位攻撃」は名前通りで、敵が転倒していなくても部位を狙って攻撃可能(モラル-20)。
「警戒」はガード状態+安定度回復+次のターンのイニシアティブ+1になります(モラル-25)。
まとめ
そんなわけで戦闘の基本でした。
初プレイのときは、DEKKERさんのメックのあまりの紙装甲によって、死亡させてしまうことも多いとは思います。
「たくさん動けば回避率が上がる」というのをうまくつかって、DEKKERさんを生還させてあげてください。
そんなわけで、次回はパイロットの能力について述べていこうと思います。【追記】次回できました。以下のリンクから。