『三國志14』武将能力:厳白虎の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その203】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第203回目は、江東で勢力のあった厳白虎(げんはくこ)についてお届けします。前回の牛輔は以下のリンクから。
人物について
名前のインパクトもすごいですからね。
たぶん三國志ゲームのプレイ動画でも、「厳白虎でプレイしてみた」みたいな動画が食傷気味なぐらいたくさんありそうです。
厳白虎(厳虎)は呉郡・烏程県の人で、山越を率いていたともいわれています。呉郡で一万人以上の勢力を誇っていました。
孫策が江東制覇に乗り出すと、呉景は、
「まっさきに厳白虎を討ち、そののちに王朗のいる会稽に兵を進めたほうがよい」
と進言します。
しかし孫策は、
「厳白虎はしょせん盗賊。いつでも虜にできる」
として、先に王朗を攻めます。それが終わったのちに、自ら厳白虎の討伐に向かいました。
厳白虎は戦いたくなかったため、弟の厳輿(げんよ)を和睦の使者として孫策のもとへ向かわせます。
孫策は和睦に同意したので、厳輿は1対1で会って和約を結ぶこととなりました。
しかしその会見の席で、孫策は抜き身の刀で敷物を斬りつけます。
厳輿は勇猛で武力のある者(と厳白虎が思ってる)でしたが、これに驚きます。
孫策は笑って、
「あなたは座ったまま跳び上がって刃をかわせると聞いたので、ふざけてみただけです」
といいました。
すると厳輿は、
「刀を見ると、そういうことができる」
と答えました。
孫策は「そんなことはできない」と見抜き、手戟を投げつけたところ、見事に命中。厳輿はそのまま死んでしまいました。
孫策はそののち軍を進め、厳白虎を討ち破ります。
厳白虎は敗走し、余杭にいる旧友の許昭のもとに身を寄せました。
程普は「許昭を討ちたい」といいましたが、孫策は、
「あの者は義士で、旧友にも誠実だ。これこそ大丈夫(立派な男)の心意気だ」
といって攻撃をやめました。
以降、厳白虎がどうなったかは不明です。
『三国演義』では「東呉の徳王」を名乗っており、孫策は王朗よりも先に厳白虎を攻撃しました。
敗れた厳白虎は王朗のもとに身を寄せますが、やはりまた敗れました。
そして余杭へ逃げたところを、部下の董襲に殺されてしまいます。董襲はそののち孫策に仕えました。
今回はそんな厳白虎の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:67
武力:70
知力:23
政治:21
魅力:43
主義:我道
政策:魚鱗強化(Lv4)(魚鱗陣形の効果が上昇)
統率・武力は70前後ありますし、そこそこ戦えるでしょう。過去作でもだいたい似たようなステータスですね。
弟のほうは武力78あります。
個性について
親越:所属都市に所在していると山越が出現しない。「埋伏の毒」で山越が出現。
猪突:命令設定で、敵接近時「無視」、自主退却「許可」が選択不可。
短慮:自ユニット、太守として所在する拠点が異常状態にかかっている期間を延長。
山越の出身だったというところから来ているのでしょう。うまく使っていきたいところです。
陣形と戦法
魚鱗、長蛇
状況に合わせてといったところでしょう。
奮戦:ダメージ。
大喝:敵の防御ダウン。
強襲:ダメージ+「混乱」付与。
呉の出身だからでしょうね。対拠点用の戦法はないので野戦型ですね。
総評
厳白虎は武官タイプの武将です。統率・武力は70前後なので、そこそこ戦うことができるでしょう。
また個性には「親越」があるため、山越の出現を防ぐことができます。うまく活用していきましょう。
戦法は野戦用のみですが、いちおう水軍戦法もあるので、水上戦に参加させるのもいいかと思います。
次回は張燕です。