『三國志14』武将能力:牛輔の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その202】|三国志14

2020年8月2日三国志武将能力評価三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

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『三國志14』三国志武将評価シリーズの第202回目は、董卓の娘婿である牛輔(ぎゅうほ)についてお届けします。前回の鄒氏は以下のリンクから。

 

人物について

牛輔は董卓の娘婿です。

董卓は都で権力を握ると、兄弟や親族をどんどん主要な位置につけていきました。牛輔も中郎将に採り立てられます。

コネで成り上がったのニャ。

牛輔は軍を率いて陝に駐屯し、部下の李傕郭汜張済らに陳留や潁川の諸県を攻略させ、略奪などを働いていました。

ヒャッハーな連中を率いていたのニャ。

やがて董卓が呂布に殺されると、呂布は勅命によって牛輔を処刑しようとします。

牛輔は小心者で、呂布に怯え、職務も忘れて不安な様子でした。つねに兵士召集の割符を持ち、処刑用の斧と首切り台をそばにおいて自分を勇気づけたといいます。

また客に会うときは、まず人相見に占わせ、さらに筮竹で吉凶を占ってからやっと会見しました。

これまでは董卓の威を借りていただけなのニャ。普段威張ってるやつほど小心者なのニャ。

中郎将の董越が牛輔のもとへやってきたときも、占い師に筮竹で占わせました。その結果、反逆の卦があったことから処刑してしまいました。

『献帝紀』では、この占い師はつねに董越に鞭打たれていたことから、その復讐として牛輔を利用したとあります。

占い師のやりたい放題ニャ。

呂布の命令で李粛が攻め込んでくると、牛輔らはこれを迎撃しました。

しかし牛輔の陣営では、兵士らが夜間反乱を起こして、城から逃亡してしまいます。

実際は兵士の一部の者たちだけだったのですが、牛輔は全員が反乱したと思い込み、金や財宝を持って、信用のできる腹心の者たち5、6人を連れて逃げようとしました。

しかし腹心の攴胡赤児(ほくこせきじ。『三国演義』と本作では「胡赤児」)は金に目がくらみ、牛輔を殺して財宝を奪い、その首を長安に送ったといいます。

ヒャッハーな連中は腹心も信用できないやつらばかりニャ。

今回はそんな牛輔の能力を見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

統率:41
武力:60
知力:18
政治:21
魅力:37
主義:我道
政策:三令五申(Lv2)(訓練担当官による士気の上昇量が増加)
父親:董卓

能力低いニャ。それと義父でも父親扱いなのニャ。

武官というには統率も41と低いですね。武力がいちおう60台あるということぐらいでしょうか。

シリーズ全体でもこんか感じの低めのパラメータになっています。

 

個性について

小心:命令設定で、敵接近時「攻撃」、自主退却「不可」、追撃「許可」が選択不可。

粗忽:自ユニット、太守として所在する拠点が「挑発」にかかっている期間を延長。

惰弱:退却中に自ユニットの全能力が低下。

トリプルバッド個性ニャ。もはや開発者の悪意すら感じるニャ。

いいところなしといった感じですね。

 

陣形と戦法

陣形

雁行

小心者だから遠距離攻撃なのニャ。

おそらくそういう意図がありそうですね。

戦法

鯨波:味方の破城アップ+敵の攻軍ダウン。対拠点可。

小心者にしては、戦法はなぜか攻城用のものニャ。

雁行陣形ですし、仲間のうしろからといったところでしょうか。

 

総評

牛輔は武官タイプといえなくもないですが、武力は60台、統率は40台と、能力的には低いです。

また「小心」「粗忽」「惰弱」と、並べるだけでも罵りのように見えるバッド個性がそろっており、あまりいいところがありません。

陣形は「雁行」のみ、戦法は「鯨波」のみなので、無理に戦場に出すこともないでしょう。人手が足りないときのサポートぐらいでいいとは思います。

しょせんコネで得た地位なのニャ。

次回は厳白虎です。