『姫子ストーリー』レビューと評価・感想ー日本語化もされたカスタマイズ性の高い戦略ゲーム

2021年2月10日ゲーム評価シミュレーション

Himeko Sutori

多数のキャラクターをカスタマイズできるターン制ストラテジー『姫子ストーリー』。

Rockwell Studiosによって2019年1月31日にSteamで早期アクセス版がリリースされ、2020年3月7日に正式版が配信されました。

日本のゲームかニャ?

いえ、アメリカのバージニア州にあるデベロッパーです。

ただJRPGリスペクトとして、英語タイトルは『Himeko Sutori』ですね。

「Sutori」なのニャ。

本作の開発者に直接聞いてみたところ、「姫子」は主人公の名前ではなく、「ヤングプリンセス」のことです。

もともとは「Princess Child Story」というタイトルで、それを直訳して「姫子ストーリー」になったようです。

聞かないとぜったいわからないニャ。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。

 

どんなゲーム?

Himeko Sutori

ゲーム自体はオーソドックスなターン制ストラテジーになっています。

ヘクスマップ上でたがいの兵士たちを戦わせるタイプのものですね。

本作の特徴としては、登場する兵士を一人ひとりカスタマイズして育成できることでしょう。

たくさんのユニットが登場しますので、それらを自分好みの部隊にすることができます。

使用できるクラスも多く、どう育成していくかを考えるのがけっこう楽しいですね。

でもユニット多いと、面倒くさくなるのニャ。

たしかに面倒くさいですけど、最大10人までを一つのユニットにまとめられるランスシステムというのがあります。これによって大人数が管理しやすくなります。

欠点としては、やはりグラフィックがしょぼいことでしょう。

ぱっと見でも、いかにも個人制作っぽさがあるのニャ。

まあ、ゲーム自体は面白いので、部隊育成が好きな人には楽しめる作品になっています。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(82%、95人中)」になっています。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。

良かった点

・ユニットの育成やカスタマイズが楽しい。

・自由度が高い作品。

・ランスシステムによって全員が活躍しやすい。

・地味だけど中毒性がある。

悪かった点

・グラフィックがひと昔前の感じでしょぼい。

・UIが使いにくい。

・ユニットが多いので、管理が面倒になってくる。

・ユニットの外見がだいたい似通ってる。

・戦闘に時間がかかる。

評価を読んでいて感じたことは、かなり人を選ぶゲームだとは思います。

僕の考えた最強の部隊」みたいなのをゲーム上に再現したい人にはよい作品といえるでしょう。

 

総評

ちまちま育成したり、オリジナルユニットをつくることでバックストーリーを妄想できる人にはよい作品だとは思います。

いっぽうで、グラフィックはそれほどよくなく、UIも使いやすいとはいいがたいので、最新のゲームに遊び慣れている人はきびしいものがあります。

基本的に同人ゲームのノリニャ。

現在は日本語がサポートされていますので、興味のある方は一度プレイしてみることをおすすめします。