Steam版『奇々怪界 黒マントの謎』レビューと評価・感想ースーファミライクな最新作【Steam】
元祖巫女さんシューティング『奇々怪界』の最新作『奇々怪界 黒マントの謎』。
NatsumeAtariによって、2023年2月24日にSteamで配信されました。PS4/ニンテンドースイッチでもリリースされています。
筆者は昔、初代を中国のゲームセンターで遊んだことがありますね。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作は巫女の「小夜ちゃん」を主人公にした全方向シューティングゲームです。
弾の代わりにお札を投げて攻撃したり、お祓い串で近接攻撃を仕掛けたりなど、初代が登場した当時としては目新しいシステムでした。
その後、ファミコンのディスクシステムで『奇々怪界 怒涛編』が出ましたが、ディスクシステムというハードルの高さからプレイした人は少ないんじゃないかと思います(たぶん)。
1992年には『奇々怪界 謎の黒マント』がスーパーファミコンで発売されます。本作はこの続編ということになっています。
シリーズ通じて難度が高いゲームなのですが、本作では初心者のために、ストーリーモードで「エクストライージー・モード」というのがあります。ゲーム中の敵が落とすコインを一定数集めると選択可能になります。
本作では「小夜ちゃん」とたぬきの「魔奴化」以外に、「アメノウズメ」「イカヅチ」「蛍御前」の新キャラが追加されます。
グラフィックは色合いなども含めて、かなりスーファミ版に近づけてつくられていますね。スーファミ版が好きだった人は楽しめるとは思います。
そしていつものごとく、普通にプレイすると難度は高いので、「エクストライージー・モード」のお世話になるなりなんなりで通しプレイをしてみるのがいいとは思います。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「好評(100%、14人中)」になっています。
定価4,180円ですし、リリース後のセールでも10%OFFの3,762円ですので、好きな人しか買わないんじゃないかなとは思います。
シューティングゲームは買う人が少ない分、リリース時の価格は高めに設定されているものが多いですからね。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・ドット絵がすばらしい。
・スーファミ版を遊んでいたころを思い出して楽しい。
・エクストライージー・モードもあって、初心者にも安心。
・何度もトライすることで上達していけるゲームバランス。
・キャラクターの動きが遅いので、基本的にはダッシュ回避をしなければならない。
・当たり範囲が大きいのでかわしづらい。
・初見殺しが多い。
・価格が高い。
動きが遅い・当たり判定が大きいは昔からですので、そこはそういうものと割り切ったプレイをしないといけないかと。難度の高さもこのあたりの問題がありますしね。
総評
本作は良くも悪くも、しっかり『奇々怪界』シリーズを引き継いだ新作になっています。
1面から難度高いので、あるていど覚悟してプレイしたほうがいいでしょう。
一気に進み過ぎるとあっと言う間に周囲を敵に囲まれてしまいますので、じわじわ敵を倒しながら前進するとクリアしやすくなるとは思います(それでもけっこう難しいですが)。