『三國志14』武将能力:劉表の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その72】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第72回目は、漢王室の一族で荊州の支配者・劉表(りゅうひょう)についてお届けします。前回の黄祖は以下のリンクから。
人物について
劉表、字は景升(けいしょう)。山陽郡・高平県の人です。
若いころから有名で、「八俊(8人の優秀な人物)」の一人とされていました。八尺以上もある長身で、顔立ちが立派だったといいます。
霊帝のころに大将軍・何進の属官となり、霊帝崩御後は荊州の刺史に任じられました。
しかし荊州は賊の勢いが盛んで、さらに地元の豪族たちが命令に従わないといったありさま。しかもそれをいいことに、袁術が南陽の軍勢を配下におさめていました。
劉表は赴任すると、任地には向かわず、単身で宜城に入りました。地元の名士である蒯越(かいえつ)・蒯良(かいりょう)や蔡瑁(さいぼう)たちを招き、どうすればいいかを相談します。
蒯越・蒯良の提案により、劉表はまず賊の反乱を平定し、善政を敷して民の支持を得ました。
長沙太守の張羨(ちょうせん)が反乱を起こすと、劉表は鎮圧に向かいます。しかし何年経っても城を落とすことができません。
やがて張羨が病死し、子の張懌(ちょうえき)があとを継ぎました。
劉表は攻撃を続行し、長沙を併合。南下して零陵や桂陽も手中におさめ、念願の荊州平定を成し遂げます。その領地は数千里、兵は十万以上におよびました。
荊州が平和になったことで、劉表は学校を開設し、広く儒者を求めたといいます。
劉表は袁紹と同盟を結んでいました。しかし袁紹が曹操とあらそいを始めると、劉表はどちらにもつかず、その成り行きを見極めようとしました。
劉表の部下である韓嵩(かんすう)は、「いまのうちに曹操に協力すべき」と進言します。蒯越もこれに賛同しますが、劉表は態度を決めることができません。
劉表は韓嵩を曹操のもとへ送り、実情をさぐらせました。
もどってきた韓嵩は、曹操がいかに優れているかを述べ、劉表の子を人質として曹操に送り、手を結ぶよういいます。
しかし劉表は、「韓嵩が曹操についたのではないか」と疑い、怒って処刑しようとします。妻の蔡氏に止められたことで、やっととりやめました。
劉表は、表面上は学者風でおだやかに見えますが、猜疑心の強い人物でした。
けっきょく劉表はこれまでどおり、袁紹側につくことにしました。
しかしこの狙いは外れ、袁紹は曹操に敗北。河北を統一した曹操の大軍は、やがて南下し、荊州に迫ることになります。
劉表は曹操到着前に病死しまいます。子の劉琮があとを継ぎましたが、曹操が襄陽に到着すると降伏してしまいました。
今回はそんな劉表の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:48
武力:31
知力:71
政治:83
魅力:85
主義:礼教
政策:先従隗始(Lv3)(人事の全政策の効果を発揮)
配偶者:蔡氏
親愛武将:黄祖、蔡氏、宋忠、張繍、劉備
嫌悪武将:韓嵩、張羨
政治と魅力は80以上ありますね。戦闘ユニットとしては厳しいところですが、内政で活躍することができるでしょう。
劉表に仕えていた儒学者ですね。劉琮が曹操に降伏したとき、そのことを劉備に伝えに行きました。
すると劉備は刀を抜いて宋忠に突きつけ、「なぜ早く相談しなかったのだ!」と怒りました。
いえ。劉備は「おまえを殺せば大丈夫(立派な男)の恥になる」と宋忠を逃がしました。ここから劉備の逃走が始まり、長阪橋の名場面などが出てきますね。
個性について
名声:地域担当官に任命すると土地占領が拡大、捕虜になったときの身代金が増加。
振興:地域担当官に任命すると開発が上昇しやすい。
教化:地域担当官に任命すると兵士が上昇しやすい。
優柔:自ユニットが「足止」にかかっている期間を延長。
「名声」「振興」「教化」の個性があるので、地域担当官としては優れていますね。任命しておきたいところです。
陣形と戦法
方円、鶴翼、衝車
都市攻めで武将が足りないときにでも、「衝車」で従軍させるのがいいかと思います。
鎮静:状態異常解消。
駆逐:ダメージ。
戦場に出すなら「衝車」で都市攻めをサポートするだけでいいかと思います。
総評
劉表は内政に向いた武将です。
とくに土地拡大の「名声」、開発アップの「振興」、兵士アップの「教化」の個性があるので、地域担当官にしておくとメリットは大きいでしょう。
反面、戦闘にはあまり向いていません。いちおう「衝車」が使えますので、人数不足のときの都市攻めのサポートとして加えるのもいいかと思います。
次回は曹丕を予定しています。
↓次回出来ました。