『三國志14』武将能力:夏侯令女の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その216】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第216回目は、烈女として名高い夏侯令女(かこうれいじょ)についてお届けします。前回の賈逵は以下のリンクから。
人物について
夏侯令女は、譙郡の夏侯文寧の娘です。
曹爽の従弟である曹文叔に嫁ぎましたが、曹文叔は早くに亡くなってしまいました。
夏侯令女には子どもがおらず、また年が若かったことから、「実家は再婚させるだろう」と思い、髪を切ってそうしない意思を示しました。
しかし実家はやはり再婚させようとしたため、夏侯令女は即座に刀で両耳を切り落としてしまいました。
以降、夏侯令女は曹爽のもとに身を寄せて生活していました。
司馬懿のクーデターによって曹爽が処刑されてしまうと、夏侯令女の叔父は曹氏との婚姻関係を破棄し、夏侯令女を家で引き取りました。
夏侯令女の父・夏侯文寧は梁国の相でしたが、まだ若い娘が操を立てて再婚しないのを可哀想に思い、人をやってそれとなく再婚をすすめました。
すると夏侯令女は涙を流し、
「私もそう思います。そうするのが正しいのでしょう」
と答えました。
家族の者たちは、夏侯令女が承知したものと思い込み、警戒を解きました。
すると夏侯令女はこっそり寝室に入り、刀で鼻を削ぎ落しました。
母が呼びかけても寝室から出てこないので、入ってみると夏侯令女は布団をかぶっていました。
布団をとると、寝台は血まみれになっており、夏侯令女はそこに横たわっています。
他の家の者も駆け付け、夏侯令女の姿を見て悲しみました。
ある人が夏侯令女に、
「もうご主人の一族は処刑されてしまって、誰も残っていないのです。なぜ操を守ろうとするのですか」
と聞くと、夏侯令女は、
「仁者は盛衰によって節義を変えず、義人は存亡によって心を変えないといいます。曹氏が滅亡したからといって、どうして見捨てることができましょう」
と答えました。
当時の価値観からすると、夫に操を立てることは立派とされていましたからね。まあ、当時でもやり過ぎ感はありますが。だから歴史に残ったのでしょうけど。
司馬懿はこの話を聞いて感動し、養子をもらって曹氏の跡継ぎにすることを許しました。
こうして夏侯令女の名声は天下に鳴り響いたといいます。
今回はそんな夏侯令女の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:19
武力:10
知力:71
政治:62
魅力:73
主義:礼教
政策:政令徹底(Lv2)(命令書が増加)
知力・魅力が70台で、政治60台だと、普通に文官としての能力は高いですね。孔融ですら知力72ですしね。
シリーズ初登場は『三國志11』で知力・政治は70台、魅力は80台が続きました。むしろ本作で能力が落ちたといえますね。
個性について
寡欲:自身の俸禄が減少。
「名声」「直情」あたりはあってもいいかもしれませんね。
陣形と戦法
方円
文官タイプですし、統率・武力は低いですからね。
鎮静:状態異常解消。
「鎮静」というタイプではない気もしますね。「攪乱」あたりがよいのではないかという気もします。
総評
夏侯令女は文官タイプの武将です。政治は60台、知力・魅力は70台と、そこそこ能力は高くなっています。
ただ個性は「寡欲」のみ、戦法は「鎮静」のみと、スキルにたいしたものがないので、サポート的な役割となるでしょう。
統率・武力10台で、陣形も「方円」のみなので、内政に従事させておくのがいいかと思います。
次回は伊籍です。