『三國志14』武将能力:樊氏の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その234】|三国志14

2020年9月3日三国志武将能力評価三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

hanshi

『三國志14』三国志武将評価シリーズの第234回目は、趙範の兄嫁である樊氏(はんしについてお届けします。前回の趙範は以下のリンクから。

 

人物について

こんなチョイキャラもゲームに登場するのニャ。

樊氏は、前回紹介した趙範の兄の妻です。

前回の記事でほぼ説明してしまっていますが、赤壁の戦いののち、劉備が荊州南部に侵攻してきたときに、桂陽太守の趙範は、韓玄金旋劉度とともに降伏しています。

樊氏の話は、『三国志』「蜀書」の趙雲伝に引用される「趙雲別伝」に記載されています。

江南平定後、雲は偏将軍に任じられ、桂陽太守を兼任して趙範と交替しました。

樊氏は美人として知られており、夫が亡くなったことから、趙範は趙雲に娶らせようとします。

しかし趙雲は、趙範が同姓であることを理由に固辞しました。他の者がすすめても、「天下には女は大勢います」といって断りました。

趙雲としては、趙範が信用できなかったのでしょう。

案の定、趙範は逃亡してしまいます。樊氏がどうなったかはわかりませんが、おそらく一緒に逃げたものと思われます。

敵だったやつからいきなり縁談を持ち掛けられても、応じづらいのニャ。

『三国演義』のほうでは、降伏した趙範が、趙雲と酒を酌み交わして意気投合。義兄弟の契りを結び、趙雲を兄としました。

趙雲を喜ばせようと、未亡人の兄嫁である樊氏を奥の間から呼び出して、お酌をさせます。

しかし趙雲は、樊氏が趙範の兄嫁と知り、これを断わります。樊氏は奥の前へ戻っていきました。

趙雲は趙範に、

「兄嫁にお酌をさせるのは過分すぎますぞ」

と言いましたが、趙範は、

「兄は亡くなって3年経っています。私は再婚をすすめましたが、条件が三つあると言われました。

1つは人格が優れていること、2つは兄と同姓であること、3つは文武両道であること。

将軍はそれらを満たしておりますので、どうかもらってやってはくれませぬか」

と言います。

これを聞いた趙雲は怒り、趙範を殴りつけて帰ってしまいました。

「この蛆虫めが!」「ヒイヒイ!」ニャ。

恨みに思った趙範は、鮑隆・陳応と謀って趙雲を罠にかけようとしましたが、逆に見抜かれて2将は殺されます。

趙範は降伏し、劉備は許してそのまま桂陽太守を続けさせます。

それから劉備は、再度樊氏との婚姻をすすめましたが、趙雲は、

「天下に女は少なくありません。それよりも私は名誉が立たぬことを恐れます」

と答えました。

三国志での趙雲の好感度は高いのニャ。

今回はそんな樊氏(ほとんど何もしてない)の能力を見てみましょう。

 

基本ステータスについて

統率:18
武力:17
知力:56
政治:54
魅力:65
主義:王道
政策:方円強化(Lv2)(方円陣形の効果が上昇)
親愛武将:趙雲

なぜか文官能力は趙範よりも上ニャ。知力も56あるニャ。

文官として考えれば、まあまあ働くことのできる能力ですね。

初登場は『三國志11』で、そのときは知力・魅力とも70台ありました。政治も69あります。

何もしてないのに、なぜか能力が高いのニャ。

 

個性について

応援:自ユニットを除く特定範囲内の味方ユニット(男)の全能力が上昇。

この手のキャラはバフ系なのニャ。

統率・武力が10台なので、戦場には出しづらいですね。

 

陣形と戦法

陣形

方円

戦法

無し。

「方円」のみで、戦法もないニャ。

出陣させるような武将でもありませんしね。

 

総評

樊氏は文官タイプの武将です。知力・政治は50台、魅力は60台と、そこそこ能力はあります。

ただ統率・武力は10台で、陣形は「方円」のみ。戦法も無いので、「応援」持ちですが出陣させるのは微妙なところでしょう。

内政を手伝わせておくのが一番とは思います。

趙範よりは使えそうニャ。

次回は董承です。