『三國志14』武将能力:金旋の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その230】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第230回目は、武陵太守の金旋(きんせん)についてお届けします。前回の韓浩は以下のリンクから。
人物について
韓玄については、正史ではほとんど記述がありませんが、それに比べると金旋はそこそこ情報があります。
金旋、字は元機(げんき)。司隸・京兆尹の人です。
代々漢臣の家柄で、祖先は漢の名臣・金日磾といわれています。
金旋は黄門侍郎、漢陽太守を歴任し、議郎、中郎将に昇進して、武陵太守も兼任していました。
劉備が荊州南部に軍を進めたとき、韓玄・金旋・劉度・趙範の4人は降伏したとありますが、『三輔決録注』においては、このときの侵攻で金旋は命を落としたとされています。
子の金禕は献帝に仕えていましたが、曹操の横暴に憤り、劉備の協力を得て曹操に反乱を起こそうとしました。しかし計画は失敗し、金禕は処刑されてしまいます。
『三国演義』だと、金旋は武陵太守として、攻めてきた張飛相手に戦おうとしました。
部下の鞏志(きょし)が降伏をすすめましたが、金旋は聞き入れずに出陣してしまいます。
しかし張飛軍に敗れ、城へ戻ろうとしたときに、裏切った鞏志に弓で射殺されてしまいました。この手柄により、鞏志は劉備から武陵太守に任じられます。
今回はそんな金旋の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:52
武力:68
知力:13
政治:29
魅力:45
主義:割拠
政策:鋒矢強化(Lv2)(鋒矢陣形の効果が上昇)
ステータスの形としては武官タイプですね。武力が70近くあるのは、張飛相手に戦おうとした意気込みを買ってのことかもしれません。
シリーズの1のころは武力が30台で、そこからじわじわ上がっていった形なので、評価されているのかもしれませんね。
個性について
猪突:命令設定で、敵接近時「無視」、自主退却「許可」が選択不可。
短慮:自ユニット、太守として所在する拠点が異常状態にかかっている期間を延長。
「猪突」「短慮」持ちなのは、韓玄と同じですね。鞏志の助言を聞き入れず、出陣してしまったことからでしょう。
陣形と戦法
鋒矢
突撃:ダメージ+敵の士気ダウン。
突撃型の武将ですね。何も考えずに張飛に突っ込んでいったことからなのかもしれません。
統率・武力は中ぐらいの高さなので、サポート的に出陣させてもいいとは思います。
総評
金旋は武官タイプの武将です。ただ統率は50台、武力は60台と、凡将といったところでしょう。
個性も「猪突」「短慮」とバッドなもののみ。陣形は「鋒矢」で、戦法は「突撃」といった、猪突猛進型の武将として個性づけられています。
戦えないことはないので、人数不足であればサポート要員として手伝わせるのもいいかと思います。
次回は南荊州四天王の一人、劉度です。