『三國志14』武将能力:韓玄の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その228】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第228回目は、長沙太守の韓玄(かんげん)についてお届けします。前回の張氏は以下のリンクから。
人物について
『三国演義』で劉備の見せ場を作るために用意されたといってもいい、荊州南部の4人の太守、韓玄・金旋・劉度・趙範。今回はそのうちの1人の韓玄です。
韓玄は、正史での記述はほとんどありません。赤壁の戦いののちに、荊州南部に侵攻した劉備に対して、さきほどの4人が降伏したという話があるだけです。そのため、韓玄がどのような人物かについては不明です。
劉琮が曹操に降伏し、荊州を明け渡したとき、黄忠は長沙太守・韓玄の配下になっています。
『三国演義』においては、黄忠だけでなく、魏延も韓玄の配下となっています。また韓浩も韓玄の弟として登場します。
『三国演義』で関羽が攻めてきたときに、韓玄は黄忠を出陣させて迎え撃たせます。
関羽と黄忠は一騎討ちをし、途中で黄忠の馬がつまずいてしまいました。
関羽は黄忠を討ち取らず、「馬をかえてまた後日勝負しよう」と見逃します。
再戦のとき、黄忠は弓を使いましたが、わざと兜の緒に命中させて恩を返しました。
しかしこれを知った韓玄は、黄忠が敵に通じていると思い、捕らえて処刑しようとします。魏延は黄忠を助けるために反乱を起こし、韓玄を殺害してしまいました。
黄忠や魏延のエピソードのために登場させられたようなものですからね。
今回はそんな韓玄の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:22
武力:33
知力:7
政治:4
魅力:1
主義:我道
政策:墨守研究(Lv1)(都市があたえる反撃ダメージが増加)
劉備を使うプレイヤーを楽しませるため、負けるのを前提でのステータスといった感じですね。部下は黄忠、魏延と優秀なのがそろっていますが。
ちなみにシリーズの1だと、武力が72、魅力が86あったりします。
個性について
徴税:地域担当官に任命すると金が上昇しやすい。
猪突:命令設定で、敵接近時「無視」、自主退却「許可」が選択不可。
動転:兵站切れしたさい、自ユニットの士気が低下しやすい。
短慮:自ユニット、太守として所在する拠点が異常状態にかかっている期間を延長。
良いといっても「徴税」ですから、住民からすればあまりよろしくないですね。そもそも政治などの文官スキルが低いのがきついです。
陣形と戦法
魚鱗、鋒矢
しかも近接戦用の陣形ですね。出陣することはあまりないとは思いますが。
罵声:敵の士気+攻軍ダウン。対拠点可。
まあ、戦闘することもないですし、何でもいいかなという気もします。
総評
韓玄は全体的に能力が低く、能力ランキングでもワースト争いをするレベルの武将でしょう。とくに知力・政治・魅力は1桁台です。魅力1は、韓玄以外だと、蜀滅亡の原因となった宦官の黄皓だけですね。
個性はかろうじて「徴税」がありますが、文官としての能力が低いので、地域担当官としては使いづらいかと。
戦闘に関しても良いところがあまりないので、人数合わせで適当に配置しておけばいいとは思います。
次回は『三国演義』では韓玄の弟になっている韓浩です。