『三國志14』武将能力:蒯良の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その223】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第223回目は、蒯越と並ぶ劉表配下の謀臣・蒯良(かいりょう)についてお届けします。前回の蒯越は以下のリンクから。
人物について
蒯良、字は子柔(しじゅう)。『三国演義』では前回の蒯越の兄となっていますが、正史での関係は不明です。親族関係と思われます。
荊州刺史に任じられた劉表は、荊州にやってくるとまず蔡瑁や蒯良、蒯越らなどの、地元の名士を頼りました。
当時の荊州では賊が各地を荒らしまわり、地元の豪族たちも朝廷のいうことを聞かないといった、混乱した状態でした。
どうすればいいか劉表が蒯良らに相談したところ、蒯良は、
「仁愛をもって民を治めるべきです」
と述べました。一方の蒯越は、
「平和な時代はそれでもよいですが、混乱の時代は策謀を第一とします。道に外れた者たちを処罰し、その他をいたわればよいでしょう」
と答えました。
劉表は蒯越の策に従い、賊たちを罠にかけて殺し、その配下を吸収していきました。やがて武力による荊州平定を成し遂げます。
劉表が亡くなると、あとを継いだ劉琮とともに、曹操に降伏します。以降は曹操に仕えて余生を送ったと思われます。
『三国演義』のほうでは、孫堅が攻めてきたさいに、「これに対抗すべき」と劉表に進言しています。
しかし黄祖が敗れたことから、「守りをかためて袁紹に助けを求めるよう」提言。
蔡瑁がこれに反対して戦うも、敗れてしまったことから、蒯良は「蔡瑁を処刑するよう」いいました。
また袁紹への使者として、蒯良は呂公を指名。さらに伏兵の計を授けて、孫堅を山中で討ち取ります。
一方で、黄祖が人質に取られていたことから、呉は孫堅の遺体との交換を持ち掛けてきました。
蒯良は、
「提案を受けずに、一気に江東を攻め取るべきです」
といいます。
しかし劉表は従わず、交換に応じてしまいました。
今回はそんな蒯良の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:68
武力:33
知力:88
政治:82
魅力:71
主義:名利
政策:地勢研究(Lv4)(落穴、投石台、弓櫓によるダメージが増加)
蒯越は政治向き、蒯良は戦闘向きという評価なのかもしれませんね。蒯良は統率も70近くあります。
シリーズでもだいたいおなじようなステータス設定になっています。
個性について
森戦:森、密林で自ユニットの全能力が上昇。
封殺:特定範囲内の敵ユニットが「足止」になったさい、期間を延長。
能吏:地域担当官に任命したさい、かかる費用が減少。
堅牢:所属都市に所在していると、都市が攻められたさい、反撃ダメージが増加。
「長蛇」陣形もあるので、「森戦」と上手く組み合わせれば野戦もおこなえるでしょう。
陣形と戦法
雁行、長蛇、井闌、投石
蒯越は兵器が使えないので、この違いは大きいですね。
連弩:ダメージ+「足止」付与。対拠点可。
挑発:「挑発」付与。対拠点可。
井闌:ダメージ。対拠点可。
投石:耐久ダメージ+ダメージ。対拠点可。
矢嵐:ダメージ。
水軍戦法もありますし、使い勝手はよいですね。都市攻略のお供にもいいでしょう。
総評
蒯良は軍師タイプの武将です。知力は88あり、補正を入れれば90になるでしょう。
統率も70近くあり、「森戦」や「長蛇」もあるので、森での野戦に参加させるのもいいかもしれません。
また兵器として「井闌」「投石」もあるので、都市攻めに使うこともできます。内政・戦闘と幅広く活躍できる武将です。
次回は文聘(ぶんぺい)です。