『三國志14』武将能力:蒯良の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その223】|三国志14

2020年8月23日三国志武将能力評価三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

kairyou

『三國志14』三国志武将評価シリーズの第223回目は、蒯越と並ぶ劉表配下の謀臣・蒯良(かいりょう)についてお届けします。前回の蒯越は以下のリンクから。

 

人物について

蒯良、字は子柔(しじゅう)。『三国演義』では前回の蒯越の兄となっていますが、正史での関係は不明です。親族関係と思われます。

荊州刺史に任じられた劉表は、荊州にやってくるとまず蔡瑁や蒯良、蒯越らなどの、地元の名士を頼りました。

当時の荊州では賊が各地を荒らしまわり、地元の豪族たちも朝廷のいうことを聞かないといった、混乱した状態でした。

面倒なところに赴任したのニャ。

どうすればいいか劉表が蒯良らに相談したところ、蒯良は、

「仁愛をもって民を治めるべきです」

と述べました。一方の蒯越は、

「平和な時代はそれでもよいですが、混乱の時代は策謀を第一とします。道に外れた者たちを処罰し、その他をいたわればよいでしょう」

と答えました。

蒯良のほうが温和な性格なのニャ。

劉表は蒯越の策に従い、賊たちを罠にかけて殺し、その配下を吸収していきました。やがて武力による荊州平定を成し遂げます。

劉表が亡くなると、あとを継いだ劉琮とともに、曹操に降伏します。以降は曹操に仕えて余生を送ったと思われます。

正史では、蒯越ほどめだった扱いではないのニャ。

『三国演義』のほうでは、孫堅が攻めてきたさいに、「これに対抗すべき」と劉表に進言しています。

しかし黄祖が敗れたことから、「守りをかためて袁紹に助けを求めるよう」提言。

蔡瑁がこれに反対して戦うも、敗れてしまったことから、蒯良は「蔡瑁を処刑するよう」いいました。

『三国演義』のほうだと、けっこう冷酷なのニャ。

また袁紹への使者として、蒯良は呂公を指名。さらに伏兵の計を授けて、孫堅を山中で討ち取ります。

一方で、黄祖が人質に取られていたことから、呉は孫堅の遺体との交換を持ち掛けてきました。

蒯良は、

「提案を受けずに、一気に江東を攻め取るべきです」

といいます。

しかし劉表は従わず、交換に応じてしまいました。

劉表の策士として活躍してたのニャ。

今回はそんな蒯良の能力を見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

統率:68
武力:33
知力:88
政治:82
魅力:71
主義:名利
政策:地勢研究(Lv4)(落穴、投石台、弓櫓によるダメージが増加)

知力と政治の数値が蒯越と逆になってるニャ。

蒯越は政治向き、蒯良は戦闘向きという評価なのかもしれませんね。蒯良は統率も70近くあります。

シリーズでもだいたいおなじようなステータス設定になっています。

 

個性について

森戦:森、密林で自ユニットの全能力が上昇。

封殺:特定範囲内の敵ユニットが「足止」になったさい、期間を延長。

能吏:地域担当官に任命したさい、かかる費用が減少。

堅牢:所属都市に所在していると、都市が攻められたさい、反撃ダメージが増加。

守備型の個性ニャ。

「長蛇」陣形もあるので、「森戦」と上手く組み合わせれば野戦もおこなえるでしょう。

 

陣形と戦法

陣形

雁行、長蛇、井闌、投石

蒯越と違って、兵器が2つもあるニャ。

蒯越は兵器が使えないので、この違いは大きいですね。

戦法

連弩:ダメージ+「足止」付与。対拠点可。

挑発:「挑発」付与。対拠点可。

井闌:ダメージ。対拠点可。

投石:耐久ダメージ+ダメージ。対拠点可。

矢嵐:ダメージ。

拠点攻撃に強いニャ。兵器戦法もそろってるニャ。

水軍戦法もありますし、使い勝手はよいですね。都市攻略のお供にもいいでしょう。

 

総評

蒯良は軍師タイプの武将です。知力は88あり、補正を入れれば90になるでしょう。

統率も70近くあり、「森戦」や「長蛇」もあるので、森での野戦に参加させるのもいいかもしれません。

また兵器として「井闌」「投石」もあるので、都市攻めに使うこともできます。内政・戦闘と幅広く活躍できる武将です。

蒯越に比べると戦闘向きなのニャ。

次回は文聘(ぶんぺい)です。