『三國志14』武将能力:蒯越の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その222】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第222回目は、劉表の重臣である蒯越(かいえつ)についてお届けします。前回の劉琮は以下のリンクから。
人物について
蒯越、字は異度(いど)。秦末の説客で、韓信に仕えていた蒯通(蒯徹)の子孫です。
体つきはたくましく、英知があり、堂々たる風貌をしていました。『三国演義』では蒯良の弟となっていますが、正史での二人の関係は不明です。
大将軍の何進は蒯越の名声を聞き知り、召し出して東曹掾に任じました。
蒯越は「朝廷の権力を握る宦官を誅殺すべき」と進言しましたが、何進はそれを実行できませんでした。
蒯越は、いずれ何進は敗北すると考え、汝陽の令を希望して都を離れ、荊州の劉表に仕えることになります。
劉表は蒯越の補佐を受け、荊州領内の平定に成功しました。
そののち、献帝からの勅令により、章陵太守・樊亭侯に任じられます。
官渡の戦いが始まると、劉表のもとに袁紹から援軍要請の使者がやってきました。
しかし劉表は、袁紹にも曹操にも味方せず、情勢の成り行きを傍観していました。
蒯越らは劉表に、「曹操に味方をして恩を売っておいたほうがいい」と提言します。
劉表はとりあえず韓嵩を曹操のもとへ送り、実情を調べさせました。しかし戻ってきた韓嵩が、曹操を誉めそやすのを聞くと、裏切り者として処刑しようとします。
ここで韓嵩に助け舟を出したのが、前回の蔡氏です。蔡氏は、
「韓嵩は名門の出で、率直に意見を申しただけです。処刑するべきではありません」
といいました。これにより、処刑はとりやめになりましたが、拘禁されることとなりました。
劉表が亡くなり、あとを継いだ劉琮が曹操に降伏すると、蒯越は曹操の配下となります。
曹操はこれを喜び、荀彧に、
「荊州を手に入れたことよりも、蒯越を手に入れたことのほうが嬉しい」
と手紙で伝えたといいます。
蒯越は建安19年(214年)に亡くなりました。
臨終の間際、曹操に手紙を送り、家族のことを頼みました。
曹操は、
「私が推挙した人物は少ないが、遺族の面倒を見ることは多い」
と、承諾する返信をしました。
今回はそんな蒯越の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:47
武力:27
知力:82
政治:88
魅力:73
主義:割拠
政策:施設開発(Lv4)(Lvで施設開放)
補正が入れば90台に行くでしょう。
シリーズでもだいたい似たようなステータスになっています。
個性について
明鏡:自ユニットを除く特定範囲内の味方ユニットが「混乱」になったさい、期間を短縮。
策士:計略で優遇。
振興:地域担当官に任命すると開発が上昇しやすい。
慰撫:所属都市に所在していると賊が出現しなくなる。
戦場・計略・内政・治安とタイプも違っているので、活躍の場面も多くなるでしょう。
陣形と戦法
魚鱗、鶴翼
蒯越は統率が50近くあるので、出陣させるかどうかは微妙なところですね。土地塗りつぶしにでも。
業火:発火。対拠点可。
足止:「足止」付与。
罵声:敵の士気+攻軍ダウン。対拠点可。
駆逐:ダメージ。
いちおう水軍戦法もありますが、無理に戦場に出す必要もないかと。兵器があればよかったのですけどね。
総評
蒯越は文官タイプの武将で、知力・政治は80台と、中の上といったところです。
個性には計略で優遇される「策士」や、開発が上がりやすくなる「振興」、賊が出現しなくなる「慰撫」があるので、うまく使っていきましょう。
戦闘では味方の混乱を短縮する「明鏡」がありますが、統率自体はそれほど高くなく、兵器などもないので、戦場に出すかどうかは微妙なところかと思います。
次回は蒯良です。