『三國志14』武将能力:文聘の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その224】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第224回目は、劉表配下から魏の武将となった文聘(ぶんぺい)についてお届けします。前回の蒯良は以下のリンクから。
人物について
文聘、字は仲業(ちゅうぎょう)。南陽郡・宛県の人です。
劉表の武将として、荊州北部の守りを任されていました。
劉表が亡くなり、劉琮があとを継ぐと、劉琮は荊州をあげて曹操に降伏します。
劉琮は文聘を呼び戻し、行動をともにしようとしました。
しかし文聘は、
「私は荊州を守ることができませんでした。処罰を待つのが当然です」
と答えました。
曹操が漢江を渡ったときに、文聘はそのもとへと出頭します。
曹操が「なぜ来るのが遅かった」と聞くと、文聘は、
「生きては若き孤児(劉琮)を裏切らず、死しては地下の主(劉表)に恥じないことを心掛けてきましたが、どうにもならず現状となってしまいました。その悲痛の思いで、あわせる顔がなかったのです」
といって涙を流しました。
曹操は文聘の言葉に胸を打たれ、
「おぬしこそが忠臣だ」
といい、手厚く文聘を迎え入れます。
劉琮が降伏したことで、劉備が南へと逃げたため、曹操は文聘に命じて曹純とともに追撃をさせました。
こうして曹操は荊州を平定しましたが、呉との境である江夏郡の民心は安定しなかったことから、文聘を太守としてその守りを任せました。さらに関内侯にも封じています。
赤壁の戦いのころ、文聘は楽進とともに尋口で関羽を討ち、その功績で延寿亭侯・討逆将軍に昇進します。
曹操が亡くなり、曹丕があとを継ぐと、長安郷侯に昇進。
夏侯尚が江陵を包囲したとき、石梵で敵を撃退して功績を立て、さらに後将軍・新野侯に任じられます。
曹丕が亡くなると、孫権が5万の兵を率いて攻め込んできました。
孫権は文聘を石陽に包囲しましたが、文聘は20余日に渡って守り抜きました。包囲が解かれると、文聘は追撃して敵を討ち破ったといいます。
文聘は江夏を数十年守りました。その名は敵国にもとどろき、敵が思い切って攻めてくることはありませんでした。
文聘が亡くなると、養子の文休があとを継ぎました。文聘には文岱という子がいたのですが、早くに亡くなってしまったことからあとを継ぐことができませんでした。
曹芳の代では、文聘は曹操の功臣20人のうちの1人とされ、その廟に祭られました。
今回はそんな文聘の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:83
武力:82
知力:66
政治:68
魅力:70
主義:王道
政策:城壁拡張(Lv4)(都市の耐久上限が上昇)
90台には届きませんが、どちらも80台ありますので悪くはありませんね。
また知力・政治は60台、魅力は70台と、内政もそこそこできなくはないといったところです。
シリーズでは一時期武力が70台に落ちたこともありますが、基本的には80台をキープし続けています。
個性について
堅守:自ユニットの防御が上昇(艦船、兵器を除く)。
不屈:兵站切れしたさい、自ユニットの士気が低下しにくい。
堅牢:所属都市に所在していると、都市が攻められたさい、反撃ダメージが増加。
工面:太守として所在する拠点内の兵士の兵糧消費が減少。
「工面」があるのも良いですね。序盤の兵糧節約にはなります。
陣形と戦法
魚鱗、方円、衝車
普段は「魚鱗」でいいとは思いますね。兵器もありますが、野戦で戦わせたほうが良さそうです。
奮戦:ダメージ。対拠点可。
鉄壁:味方の防御アップ。
衝車:耐久ダメージ。対拠点可。
駆逐:ダメージ。
強襲:ダメージ+「混乱」付与。
水軍戦法持ちなのは、荊州勢だからといったところでしょう。
兵器戦法もありますので、野戦・攻城戦・防衛戦と幅広く対応できます。
総評
文聘は武官タイプの武将です。統率・武力は80台と高く、中の上といったところでしょう。
また知力・政治は60台、魅力は70台なので、内政に使っていくこともできます。
個性には「堅守」「堅牢」といったディフェンシブなものや、「工面」といった兵糧節約スキルがあるので、太守として運用していくのがよさそうです。
兵器も持っており、水軍戦法もあるので、野戦・水上戦・攻城戦を柔軟にこなせる武将といえるでしょう。
次回は夏侯尚です。